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「便益」という言葉をご存知でしょうか。
少し難しいというか、日常会話ではあまり使わない言葉ではないでしょうか。
使ったことがない、聞いたことはあるけれど意味がわからないという人も多そうですね。
この「便益」は、ニュースやビジネスシーンなどではしばしば用いられていますので、知っておくと何かと話題が理解しやすくなると思いますよ。
今回は、「便益」の意味と使い方!「利益」との違いは?|類義語・例文についてご説明いたします!
「便益」の意味
「便益」は、「便利で、利益があるようにすること」という意味です。
「べんえき」と読みます。
「便」はまさに「便利」の「便」ですよね。
「手紙」「都合が良い」「くつろぐ」「排泄物」「口が美味い」「すなわち」など、さまざまな意味を持っている漢字で、いろいろな熟語などにも使われています。
ここでは「便」は「都合が良い」、いわゆる「便利」という意味で使われています。
「益」は「利益」の「益」ですね。
「ます。くわわる」「ためになる。役立つ」「もうけ」「ますます」といった意味を持っています。
ここでは「利益。もうけ」という意味で使われています。
「便益」は「便宜」や「便利」で、「利益」があるという文字通りの意味となります。
「便益」は都合がよくて利益があるという意味の言葉です。
「便益」の使い方
「便益」は都合がよくて利益があるということを表して使います。
「便宜と利益」と言い換えてもよいでしょう。
- 便益を与える
- 便益が生ずる
- 便益を図る
- 費用便益分析(事業の社会的便益と社会的費用を計測・分析する手法)
- 便益施設(公園などの、便所や売店、駐車場などの施設のこと)
などの言い回しや言葉のほか、名詞ですのでさまざまな使い方をします。
あまり日常会話では使いませんが、公的な文書であったり専門書であったり、あるいはビジネスシーンやニュースなど、かたい言葉遣いを用いる場面で使われています。
「便益」の例文
- 費用便益分析を行い、リスクとリターンを検討する。
- この発明により人々に便益を与える。
- 彼らは対価を支払わずに便益を享受している。
- 初回無料キャンペーンでこのサービスの便益を実感してもらい、継続購入につなげるのが目的である。
- 観光業の発展がこの地域の人々に便益をもたらすことになるだろう。
「利益」との違いは?
「便益」は人や組織などの役に立つことを言いますね。
同じように、「利益」も人にとって得になるものなので、よく似ています。
これらの違いは、
- 「便益」は利益があるだけでなく「便利である」ということを表す
- 「利益」は主に「商売をして儲けを出した」ことを表す
となります。
どちらもためになることという意味で使えますが、「利益」は特にお金などの資産が増加した分のことを言います。
単純には、収益から費用を差し引いたものが「利益」です。
売上から原価を差し引くなどということですね。
お金の「儲け」のことを指して「利益」ということが多いです。
「便益」の方は、「便利で利益がある」ということなので、便利になる、その個人や集団の幸福につながるような利益、という意味になります。
お金が儲かるというよりは、幸福や福祉につながることといった意味で、市民や国民全体の益となるという意味で使われることも多いです。
「便益」の類義語
「便益」の類義語には次のようなものがあります。
- ため(利益となること。役に立つこと)
- 利益(もうけ。ためになること)
- 便宜(都合が良いこと)
- 恩恵(めぐみ、いつくしみ)
- 福利(幸福と利益)
- ベネフィット(利益、恩恵)
まとめ
「便益」は「便利で利益がある」という意味です。
「利益がある」というとお金が儲かるといったイメージになりますが、「便益」は便利さがあり、それによって都合が良い、幸福になるといった意味でためになるということを表します。
個人に向けても使いますが、市民や国民全体の益になることについて使われることも多いので覚えておきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!