※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
転職エージェントが教える履歴書の自己PRの書き方のポイントは?
履歴書に必ずといっていいほどある「自己PR」。
「何を書いたらいいの?」「人にアピールできるような経験はない」などと、自己PR欄の書き方のポイントが分からず、苦労している人も少なくないはず。
本記事では、大手転職エージェントでキャリアコンサルタントとして数多くの履歴書を添削してきた私が、書類選考を突破するための自己PRの書き方を伝授したいと思います。
よくある失敗や注意点についても解説していますので、是非、参考にしてください!
目次
自己分析をすれば、良い自己PRにつながる
自己PRを書く前に大切なことがあります。
それは、「自己分析」です。
転職エージェントに登録された多くの人が、十分な自己分析ができていないまま、転職活動を進めようとします。
忙しくしていると、面倒に感じてしまいますよね。
つい、自己分析をせずに自己PRを書き始めてしまうことも。
しかし、転職活動がうまくいく人ほど、自己分析なくして、よい自己PRを作ることはできないことを知っています。
過去の自分自身の経験と向き合い、長所を中心にオリジナリティのある自己PRにまとめることができれば、書類選考の通過率もグンと上がり内定が近づいてきます。
ここでは、自己PRにつながる〝自己分析の方法〟についてご紹介をしたいと思います。
自己分析の方法
ステップ1 学生時代に取り組んだことを書き出す
たとえば、中学時代に生徒会長や部活のキャプテンだったことを書き出す人がいますが、最終学歴が大学卒業の場合は、古い情報と受け取られる可能性が高いです。
できれば高校・大学時代の経験を中心にまとめましょう。
学生時代に取り組んだ事例
- 大学時代に日本全国をヒッチハイクで縦断した。
- サッカー部で関東大会ベスト8進出。
- 飲食店のアルバイトでリーダーに昇進し、スタッフの離職率を下げることができた。
- ディベート大会で優勝し、英国のディベートツアーに参加した。
他の人と差別化につながるかどうかを意識しながら、体験や経験を抽出していきましょう。
ステップ2 実務経験を書き出そう(社会人)
社会人であれば、実務経験を書き出していきます。
実務経験の事例
- 経営企画部として積極的に経理部と連携し、予実差異分析を行う。
- 新システム導入に伴い、ユーザー企業に何度も訪問してヒアリングを実施、システム展開の支援を行う。
- 営業として新規開拓に力を入れ、資本金10億円以上の企業3社と契約を結ぶ。
- 人材紹介会社において、20代で年上も含む部下5名のコンサルタントのマネジメントを行う。
複数のメンバーと仕事を進めたプロジェクトなどの経験は漏れなく書き出します。
内勤業務であっても〝他部署との折衝〟は、立派なコミュニケーション能力を示す経験ですので、忘れずに書き出しておきましょう。
ステップ3 困難を克服した事例を自己PRに盛り込もう
1と2で書き出した学生時代に取り組んだ事例や社会人としての実務経験のなかで、特に〝困難に直面した話〟にフォーカスして自己PR文を書き出してみましょう。
企業がほしいのは逆境に強い人であり、失敗を糧に成長できる人です。
自己PRでは、逆境をどのように乗り越えてきたのかについて書きましょう。
自己PR例文①
「飲食店でアルバイトが辞めていき、学生だった私が一人で店を切り盛りしなければならず、お客様からのクレームが相次ぐことになりました。正直なところ、「逃げ出したい!」と、思いましたが、人手不足である点をていねいに説明し、誠実な接客を心がけることで、クレームも減っていきました。お店のオーナーからも評価されて、卒業前には2店舗のスタッフ管理を任されるようになりました。」
解説・ポイント
トラブルの場面をどのように切り抜けたかを書きます。
自分自身の感情や内面にフォーカスして〝弱い自分〟に打ち勝ったストーリーにすることで、成長できる人材だとアピールできるでしょう。
自己PR例文②
「初めてリーダー職についたとき、自分自身の指示に従わない部下がいました。「なぜ、あなたがリーダーなのかわからない」と言われたときは、ショックでしたが、彼らの思いを聞き、メンバーを支える側に回るサーバントリーダーになることで、全国の支社でトップのチーム成績を残すことができました。」
解説・ポイント
挫折から学んだこと、変化した姿を自己PRに盛り込みましょう。
セルフマネジメントに長けた人物だと印象付けることができるはずです。
直面した困難を投げ出さず、いかに克服したかについてしっかりと書き出しましょう。
まとめ
転職を考えるなら知っておきたい〝履歴書の自己PRの書き方のポイント〟について解説しました。
職務経歴を書くだけで精一杯の人もいるかもしれませんが、採用担当者が必ず目を通すのが自己PRです。
自己PRが目に止まり、高く評価されて「一度会ってみよう」と、書類選考を突破することも少なくありません。
本記事でご紹介した自己分析法と順番に従って、自己PRを充実させ内定をたぐり寄せましょう!