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「画策」はあまり日常会話では使わない言葉ですが、ニュースや小説ではしばしば出てくる言葉ですね。
何かを計画するような意味で使われます。
ですが、この「画策」、どのような場面で使う言葉なのでしょうか。
今回は、「画策」は良い意味 悪い意味?使い方と言い換え表現を紹介!【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「画策」は良い意味、悪い意味?
「画策」は「はかりごとをめぐらすこと。ひそかに計画を立てること。また、その計画」という意味です。
「かくさく」と読みます。
「画」を「かく」と読みますので、「がさく」などと読み間違えないよう正しく覚えておきましょう。
「はかりごと」「ひそかに」というところからも、こっそりと事前に物事の方法や作戦などを考えておくという意味で使われます。
ビジネスシーンで、例えば競争相手の会社に対抗して新製品の計画をする、などという場合にも「画策」は使えます。
この場合は「相手に知られないように計画する」というだけで、別に悪いことをしているわけではありません。
ですが、「画策」ははかりごとをめぐらすということなので、悪い意味で使われることが多い言葉なのです。
「画策」には一般的に「相手を陥れるためにこっそり計画する」という悪い意味が含まれていることが多いので、使う場面には気をつけましょう。
「画策」の使い方
「画策する」はひそかに計画を立てることを指して使います。
多くは悪い意味で使う言葉なので、相手を陥れるためにはかりごとをするなどという、悪いことをするときに使います。
例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- 彼はA氏を失脚させ、B氏を当選させようと画策している。
- 彼女は何も知らないふりをして陰であれこれと画策している。
- あいつに復讐しようと画策する。
- 彼は会社乗っ取りを画策している。
「画策する」の言い換え表現
「画策する」ははかりごとをするという意味で、多くは悪いニュアンスの言葉として使われます。
「画策する」を言い換えるなら次のような表現があります。
- 策を練る(どのようにするのがよいか十分に考え改良を重ねる)
- 一計を案じる(ある目的を達するための策を思いめぐらす)
- 謀略をめぐらす(人をあざむくようなはかりごとをする)
- 策を弄する(あれこれと策略を用いる)
- 企む(計画する。特に、悪事をくわだてる)
- 謀る(計画・方法などを思いめぐらす)
- 仕組む(工夫して物事を組み立てる。企てる)
- 企てる(計画を立てる。計画を試みる)
- 目論む(たくらむ。意図する。企てる)
「謀略をめぐらす」「策を弄する」「企む」「謀る」などは主に悪い意味で使われることが多いです。
悪い意味で使いたくない場合は、「計画する」などの平易な言葉を使うのもよいでしょう。
「画策」の類義語
「画策」の他の類義語には次のようなものがあります。
- 企画(ある事をするため、計画を立てること。もくろみ)
- 構想(これからしようとする物事について、その内容・規模・実現方法などを考えて、骨組みをまとめること)
- 企て(計画を立てること。また、その内容)
- 謀議(はかりごと、特に犯罪などの計画・実行手段を相談すること)
- 魂胆(心中に隠されたたくらみ)
- 策謀(はかりごとをめぐらすこと)
「画策」の対義語
「画策」の対義語には次のようなものがあります。
- 偶発的(偶然的に発生する様子。 たまたま起こる様子)
- 無計画(はっきりした見通しも立てずに、事を行うこと)
- 放埓(勝手気ままでしまりのないこと)
「画策」は裏でこっそりと、綿密に計画を立てるような意味合いの言葉なので、きちんと考えたり根回しをしたりしないで偶然性にまかせるような言葉が対義語ということになります。
まとめ
「画策」はひそかに計画を立てるという意味で使われる言葉でした。
こっそり何かする、裏で計画を練るという悪い意味で使われることが多いです。
悪いことをするときに使われるような言葉ですので、使う際には状況や相手のことをよく考えて判断する必要がありますね。
気をつけて、適切な場面で使うようにしてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!