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「去就」の意味と使い方!「進退」との違いは?|類義語・例文

「去就」の意味と使い方!「進退」との違いは?|類義語・例文

「○○選手の去就が注目されている」

「○○幹事長の去就が明らかになる」

この「去就」という言葉は、スポーツや政治、経済などのニュースでよく使われる言葉です。

ビジネスシーンでもしばしば見聞きすると思いますが、「去就」にはどういう意味があるのかご存知でしょうか。

ぜひ詳しい意味や、似た言葉「進退」についても確認しておきましょう。

今回は、「去就」の意味と使い方!「進退」との違いは?|類義語・例文についてご説明いたします!

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「去就」の意味

「去就」は「離れ去ることと、つき従うこと」「どう身を処するかの態度」という意味です。

「きょしゅう」と読みます。

「去」は、「去る」という字で、「去る」「のぞく」「死ぬ」などの意味があります。

「就」は「仕事や任務に就く」「なしとげる」「~に関して」という意味があります。

「去就」は「猿」という意味の「去」と、「つく」という意味の「就」からなる、反対の意味の漢字をくっつけた熟語で、「離れることとつき従うこと」という意味になります。

また、「去るか就くか」ということですので、人が現在の地位や立場、環境などを離れるかどうするかという、今後の身の振り方のことも表して使う言葉です。

「去就」の使い方

「去就」は「離れることと、つき従うこと」「どのように身を処するかの態度」という意味で使います。

  • このまま会社にとどまるか、それとも転職や独立など、会社を辞めて別の道にゆくのか
  • スポーツ選手が今のチームから移籍するのか、それとも残留して続けるのか

など、その人が今後今のままかやめてしまうのか、どうするのかという決断をするような場面で使います。

スポーツ、ビジネス、政治といった話題で、ニュースなどでもよく使われます。

  • 去就が決まる
  • 去就が注目される
  • 去就を考える

などの使い方をします。

【例文】

  1. あの事件後の、社長の去就が注目を集めている。
  2. A選手はメジャーリーグに挑戦するかどうか、去就を決めかねている。
  3. 勢いで会社を辞めるとは言ったが、正直なところこれからの自分の去就について迷っている。
  4. 首相の去就が注目される。

「進退」との違いは?

「去就」の類義語に「進退」があります。

どちらもニュースやビジネスシーンなど、同じような場面で使われる言葉です。

これらのそれぞれの意味は、

  • 「去就」は「離れることとつき従うこと」
  • 「進退」は「進むことと退くこと」

となります。

「進退」は、字の通り「進む」ことと「退く」ことという意味です。

そして、そこから「職をやめるかとどまるか」という身の振り方について言う言葉です。

つまり、「去就」と「進退」はどちらも身の処し方について言う言葉で、同じように使える言葉です。

ある人物が、その地位や立場、職場などから離れるのかとどまるのかという意味で使われます。

「去就」の方がビジネスにおける責任者や政治家といった、責任ある立場の人について使われることが多く、「進退」の方が地位に関係なく広く用いられることが多いです。

ですが、「去就」と「進退」の使い分けははっきり決まっておらず、同じ意味の言葉であると言えるでしょう。

「去就」と「進退」はだいたい同じ意味の言葉でした。

それを合わせた「進退去就」(去就進退)という四字熟語もあります。

もちろん意味は、現在の職や地位について、そのままとどまるのか辞めるのかといった今後の進路のことを言います。

「身を引いて退くか、進んでその職に就くか」ということですね。

「去就」の類義語

「去就」の類義語には次のようなものがあります。

  • 進退(進むことと退くこと。職を続けるかやめるかの身の処置)
  • 向背(従うことと背くこと。物事の成り行き)
  • 身の振り方(将来の生活に関する方針)
  • 進退去就(身を引いて退くことと、進んでそれに就くこと。今の地位や役職にとどまるかどうかの態度)
  • 出処進退(官に仕えることと民間に退くこと。その職にとどまるか辞職するかの身の振り方)

まとめ

「去就」は、その立場などを退くのか、退かずに続けるのかという、今後のその人がどのようにするのかということを指して使う言葉でした。

政治家やビジネスのリーダー、スポーツ選手といった人の、今後の動向が注目されるときに使われることが多い言葉です。

ニュースなどでよく出てきますので、ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。