「物々しい」とはどういう雰囲気?語源や類語は?

よくニュースで、事故や事件現場から「現場は物々しい雰囲気に包まれています。」とリポーターが状況を説明するのを聞いた事がありませんか?

事件や事故現場の雰囲気を、正しく伝えるために使っていると思われますが、「物々しい」って正確には、どういう雰囲気の事を言うのでしょうか?

何となく「重たい雰囲気」というイメージはありますよね。

また、「物々しい」という言葉をよく見ると、不思議な言葉だと思いませんか?

「物」という漢字は、「食べ物」「乗り物」などの、「もの」という意味が一般的だと思います。

しかし、「物」がどうして、「物々しい」という意味になったのでしょうか?

ちょっと気になりますよね。

という事で、今回は「物々しい」とはどういう雰囲気?語源や類語について、ご説明致します

【スポンサーリンク】

「物々しい」とはどういう雰囲気?

「物々しい(ものものしい)」を辞書で調べてみると、

「重々しくきびしい。いかにもいかめしい。また、大げさである。」

「容姿・態度などが、堂々としている。威厳がある。」

という意味が出てきます。

つまり、一般的に使われる「物々しい」雰囲気とは、

  • 重々しい雰囲気
  • いかめしい雰囲気
  • また大げさな雰囲気

という意味だという事が出来ますね。

「物々しい」は、事件現場などを説明する際は、「重々しい」や、「厳重な」という意味として使われると言っていいでしょう。

しかし、「物々しい警備」や「物々しい建物」などと言う使われ方をする場合、「大げさな」「堂々とした」という意味合いが強くなると言えます。

状況によって使い分けてみましょう。

【例文】

  1. 現場は物々しい雰囲気に包まれている。
  2. 豪邸の入り口には、物々しい門がそびえ立っていた。
  3. 国賓が来日するとあって、空港は物々しい厳戒態勢が敷かれている。
  4. 物々しい雰囲気の中、彼女は事情を聞かれた。
  5. 会議室では、物々しい雰囲気で話し合いが続いていた。
  6. 最終面接では、社長や役員も同席して物々しい雰囲気だった。

「物々しい」の語源とは?

「重々しい」「いかめしい」「大げさな」という意味の「物々しい」という言葉。

では、なぜ「物」が「重々しい」などという意味になるのでしょうか?

「物々しい」の語源とは何なのでしょうか?

ちょっと考えてみても分かりませんよね。

そこで調べてみたところ、「物々しい」の語源は古文に出てくる「物し」という言葉が関わっている事が分かりました。

「物し(ものし)」という言葉、聞いた事はあるでしょうか?

意味を調べてみると、

「気にくわない。不愉快だ。目ざわりだ。」

とか、

「無気味だ。不吉だ。」

という意味があるそうです。

ここから派生して、古語の「物物し( ものものし )」という言葉が出来ました。

「 物物し( ものものし )」は、「堂々としている。重々しい」や「おおげさだ。なまいきである」という意味があります。

これらが語源となって、現在の「物々しい」という言葉が生まれたそうです。

「物」は英語で言う「thing」という意味が一般的ですが、他にもいろいろな意味があります。

例えば、「物足りない」という言葉。

この場合、実は「物」は「thing」という意味ではありません。

「足りない」に「物」を付ける事で、「実際に足りない」という意味よりも、感覚的に、「なんとなく満たされないと感じる状態」を表現する事になるのです。

他にも、「物悲しい」「物寂しい」「物凄い」などの言葉があります。

「物」にもいろんな意味があるんですね。

【類語】

  • 仰々しい
  • 事々しい
  • 物騒な
  • 殺伐とした
  • 刺々しい
  • 大層な
【スポンサーリンク】

まとめ

「物々しい」という言葉は、とても昔からある言葉なんですね!

源氏物語や蜻蛉日記にも使われていたそうです。

また、「ものし」という言葉からは、「物の怪(もののけ)」という言葉も生まれたそうです。

やはり、元は「不愉快」や「不気味」という意味が強かったのかもしれませんね。

普段何となく使っている言葉も、正確な意味や語源を調べてみると、新たな発見があって面白いですよね!

宜しければ参考にしてみてください。

【スポンサーリンク】

この記事が役にたったらシェア!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

3 + five =