言葉の意味と使い方

「おぼつかない」の意味と使い方!「おぼつかない足取り」とは?【類義語・例文】

「おぼつかない」の意味と使い方!「おぼつかない足取り」とは?【類義語・例文】

「おぼつかない足取り」

「今の成績では合格はおぼつかない」

この「おぼつかない」という言葉は、色々な文脈で登場します。

調べたことがある人でないと、「おぼつかない」という音からはあまり意味がわからないですよね。

ぜひこの機会にしっかり調べておきましょう。

今回は、「おぼつかない」の意味と使い方!「おぼつかない足取り」とは?【類義語・例文】についてご説明いたします!

【スポンサーリンク】

「おぼつかない」の意味

「おぼつかない」は「物事の成り行きが疑わしい」「はっきりしない」という意味です。

漢字で書くと「覚束無い」「覚束ない」となります。

ひらがなで書かれることが多いですが、漢字で出てきても読めるように覚えておきましょう。

「おぼつかない」は、物事がうまくいきそうもないと思われること、またあやふやで心もとないということを表す言葉です。

「おぼつかない」の語源


「おぼつかない」ははっきりしない、疑わしい、心もとないなどという意味ですね。

「おぼつかない」があるなら、「おぼつく」もあるのかな?と思いますよね。

「おぼつく」の語源は「おぼつく(思いつく)」+打ち消しの「ない」であるという説もあります。

ですが、「おぼつく」とか「おぼつけば」とか「おぼつきます」といった形で活用して使われることがありませんので、あまり有力な説ではないようです。

「おぼつかない」はこれで一語の形容詞と考えるとよいでしょう。

「おぼ」は「はっきりしない」という意味の言葉で、古語にも「おぼめく(はっきり判断できずまごつく)や「おぼおぼし(はっきりしない)」という言葉があります。

「おぼろげ」と同じ語源であると考えられます。

また「つか」は「ふつつか」の「つか」と同じで、あまり意味のない接尾語、「ない」は形容詞を作る接尾語である(「無い」は当て字)と考えて、これらが「おぼつかない」の語源であるという説が一般的です。

「おぼつかない」の使い方

「おぼつかない」ははっきりしない、疑わしい、心もとないといった意味で使います。

物事がうまくいくようには思えなくて疑わしいとき、疑わしくて信用できないとき、はっきりしっかりしていないとき、といった不安感のあるときに使います。

例文で使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. このままでは昇進はおぼつかない。
  2. こんな成績では今季の優勝はおぼつかない。
  3. 昔のことなので、記憶はかなりおぼつかない。
  4. おぼつかない灯りのもとで読書をする。

物事がうまくいきそうにないことや、はっきりしないこと、ぼんやりしていることなどを「おぼつかない」と表しています。

「おぼつかない足取り」とは?

「おぼつかない」のよくある使い方に「おぼつかない足取り」などというものがあります。

小説の中で、歩き方の描写として出てきたりしますよね。

この「おぼつかない足取り」とは、「しっかりせず頼りない足取り。ふらふら歩く様子」ということです。

酔っ払ってふらふら歩く様子や、意識がもうろうとして倒れそうな歩き方、老人のふらついた歩き方、乳幼児がよちよち歩く様子など、足元がしっかりしていなくてふらふらした歩き方を「おぼつかない足取り」と言います。

足取りのほか、「手つきがおぼつかない」などとも使います。

「おぼつかない」を、物事が疑わしいという「はっきりしない」という意味だけでなく、歩き方や手つきが「しっかりしていない」という意味でも使えるわけです。

「おぼつかない」の類義語

「おぼつかない」の類義語には次のようなものがあります。

  • あやふや(はっきりせず不確か)
  • いぶかしい(不審に思われる)
  • 疑わしい(疑われるような様子だ。不確かだ)
  • 心もとない(不安で心が落ち着かない)
  • 怪しい(見なれず変だ。疑わしい)
  • うろん(正体が怪しく疑わしい。真実かどうか疑わしい)
  • いかがわしい(本当かどうか疑わしい。下品でよくない)
  • 頼りない(頼りにならない。心もとない)
  • おぼろげ(確かでないさま。ぼんやり)
  • あいまい(態度や物事がはっきりしない。怪しくて疑わしい)

「おぼつかない」の対義語

「おぼつかない」には色々な使い方があり、きまった対義語はありません。

「うまくいくかどうか疑わしい」という意味であれば、

  • 明らか
  • 確かだ

といった言葉が反対の意味になります。

「はっきりしない」という意味であれば当然対義語は

  • はっきりした

などになりますね。

「足元がおぼつかない」のようなふらふらしているという意味であれば、

  • しっかりした

などになるでしょう。

まとめ

「おぼつかない」には色々な使い方がありましたね。

「おぼつかない足取り」は、ふらふらした足取りということでイメージしやすいのではないでしょうか。

「合格はおぼつかない」とか「おぼつかない記憶」とか、色々な使い方が身近で出てくることもありますが、いずれもしっかり・はっきりしていないという共通のイメージをつかんでおくと理解しやすいと思います。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。