言葉の意味と使い方

「輪番制」の意味とは?「当番制」との違いやメリット・デメリットについて 

「輪番制」の意味とは?「当番制」との違いやメリット・デメリットについて 

「輪番制で行う」

何かの役割を決める時、「輪番制」になることがあります。

「輪番制」とはどのような制度のことでしょうか。

ビジネスで、暮らしの中で、ニュースで、いろいろなシーンで用いられる言葉ですのでその内容をしっかり確認しましょう。

今回は、「輪番制」の意味とは?「当番制」との違いやメリット・デメリットについてをご説明いたします!

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「輪番制」の意味

「輪番制」は、「複数の人が順番を決めてかわるがわる担当になる制度」です。

「りんばんせい」と読みます。

「輪番」というのは、多人数が順番を決めて持ち回りで物事を進めるということです。

簡単な言葉で言うと「順番にやる」、ということですね。

その「輪番」の制度でやるということを「輪番制」と言います。

組織において、個人もしくはグループ単位で、役割を順番に割り当てるというルールのことです。

「輪番制」の使い方

「輪番制」は、順番を決めて代わる代わる担当になる制度のことです。

会社などで、例えば節電のためなどで、部署ごとやビルのフロアごとなどで従業員を分け、交代で休ませるなどの「輪番制」が取られることがあります。

また、救急患者の対応を地域ごとに病院が日を決めて「輪番制」で行う、町内会やマンション自治会の役員を「輪番制」にするなど、ビジネスでも暮らしの様々なシーンでも用いられる言葉です。

【例文】

  1. コロナ対策で、輪番制による在宅勤務が導入された。
  2. 重症救急患者に対応するため、休日夜間対応可能な病院が輪番制で受け入れ・診察を行う。
  3. うちの町内会の班長は輪番制だが、80歳以上のお年寄りは免除という決まりになっている。
  4. マンション管理組合役員を輪番制で決める。

「当番制」との違い

「輪番制」と似ているのが「当番制」です。

こちらも、順番で担当する人を決めますよね。

「輪番制」と「当番制」は非常に似ていますが、

  • 「輪番」は「多数の人で順番に持ち回りにすること」
  • 「当番」は「順送りに仕事の番に当たること。またその人」

となります。

「輪番制」は複数の人が順番に役目を持ち回るというルールのことで、「当番制」は順番でその役目を引き受けるということを意味します。

どちらも順番制で何かの役目が回ってくるという点では同じですが、言葉の意味の違いがこのようにありますので、「輪番制」の「当番」がまわってくる、というような表現もできます。

「輪番制」のメリット

さて、「輪番制」は順番で役目を持ち回ると言う制度のことです。

いかにも順番なら公平そうでよさそうだな、と思われるかもしれませんが、「輪番制」にはメリットもデメリットもあると言われています。

「輪番制」のメリットは次のような点です。

  • 公平性がある
  • 短時間で決められる
  • 予定が立てやすい

まず、順番でみんなにその役目が回ってくると言うことで、公平ですよね。

同じ人ばかりに負担がかかると言う不公平さがなくなります。

特定の人の意向だけが反映されるということもなくなりますので、その点でも公平です。

それから、立候補者を募って投票して役員を決める、などというのとは違い、「輪番制で」と決まっていれば次は○○さんの番ですね、とスムーズに役員などが決まります。

揉めたり立候補者がいなくて困ったりということがなく、速やかに決めることができますね。

そして、あらかじめ「次は自分の番だな」などとわかりますので、準備をしたり予定を立てたりということがしやすい点もメリットです。

「輪番制」にはこのようなメリットがありますので、立候補者が出ないような役を決めるときや、緊急に対応しなくてはいけない時などに便利な制度です。

「輪番制」のデメリット

一方「輪番制」のデメリットは次のような点です。

  • 統一性や継続性がない
  • 責任感が希薄になることがある
  • 労働時間などの条件が変わると生活に困難をきたす場合がある

「輪番制」では、その役目を同じ人がずっとやるわけではなく、次々に人がかわります。

ですから統一感や継続性がなく、その時々の担当する人によってやることがコロコロ変わるということにもなりかねません。

また、順番でまたいずれ他の人に交代するからということで、責任感がない人が役に当たると、決めるべきことを先延ばしにして決めなかったり、仕事をサボったりということも起きるかもしれません。

それから、企業の勤務体制などで「輪番制」を取り入れると、休日や勤務時間が変わることもありますから、それによって生活リズムが崩れたり、育児や家事など生活に支障をきたすということも考えられます。

「輪番制」は公平で良さそうな制度に思えますが、このようなデメリットもあるのでビジネスにおいても生活の中でも、「輪番制」を導入するにはしっかりとした計画、配慮が必要になります。

「輪番制」の類義語

「輪番制」の類義語には次のようなものがあります。

  • 当番制(順に入れ替わって仕事の番に当たること)
  • 順番に(順序に従って代わる代わるそのことにあたること)
  • 持ち回り(一つの物事が関係する人に順次回っていくこと)
  • 交代で(互いに入れ替わること)
  • 代わり番こ(交代で代わる代わる行うこと)
  • 代わる代わる(二人以上で順番に代わりあって行うこと)

まとめ

「輪番制」の意味はおわかりいただけたでしょうか。

複数の人が順番を決めてかわるがわるその役目につくということですね。

デメリットもありますが、よく計画を立てて取り入れることでビジネスなどでも仕事の負担が公平になるなどのメリットがある制度です。

医療や暮らしに関する話題でもよく出てくる言葉ですから、ぜひこの機会に理解しておきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。