「抵触」の意味と使い方!「違反」との違いや「抵触日」とは?

「法に抵触する行為だ」

「ルールに抵触しないような方法を考える」

「抵触」という言葉はこのように使われます。

ちょっと難しい言葉ですが、ビジネスシーンやニュース、新聞などではよく見聞きすることもあると思います。

この「抵触」は、「違反」と同じように使われているようですが、はっきりした意味がわかりますか?

ぜひ意味や使い方を確認しておきたいですね。

今回は、「抵触」の意味と使い方!「違反」との違いは?【例文つき】についてご説明いたします!

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「抵触」の意味

「抵触」は「それに対し、さしさわる(矛盾する)こと。また法律や規則にふれること」という意味です。

「ていしょく」と読みます。

「牴触」「觝触」と書くこともあります。

「牴」も「觝」も「ふれる」などの意味があり、「抵触」と同じ意味です。

「抵」が常用漢字なので、一般的には「抵触」と書きます。

また同じ音で「停職」「定職」「定植」「定食」などなど、違う意味の言葉がいくつもありますので変換間違いには気をつけましょう。

「抵触」の「抵」は「あたる、ふれる、逆らう」などの意味を持つ漢字です。

「触」は「ふれる、ぶつかる」などの意味があります。

この二つの字からできている「抵触」は、「触れる、ぶつかる」というところから転じて「物事が相互に矛盾する」という意味を持ちます。

また、「ある行為が規則や法律などの決まりに反すること」という意味もあります。

「抵触」の使い方

「抵触」は「抵触する」という形で、物事が矛盾することや法や規則に反することを表して使います。

【例文】

  1. この場合、日本国内の法律に抵触する可能性がある。
  2. この販売プログラムは独占禁止法に抵触する恐れがあると公正取引委員会より指摘された。
  3. 彼は今回の件で就業規則に抵触したとされ、処分を待つ身である。
  4. フリマアプリで出品した商品がガイドラインに抵触するとのことで削除されてしまった。

「違反」との違いは?

さて、「抵触」には「法律や規則に反する」という意味もありましたね。

一般的には規則に反することは「違反」と言うことが多いと思います。

「抵触」と「違反」とはどう違うのでしょうか。

「違反」は「法規、協定、契約などにそむくこと」という意味です。

わざと規則に反することをしたり、わざとでなくても規則を破ってしまったりしたら「違反」です。

「抵触」にも「違反」という意味はあります。

ですが、「抵触」はもともと「触れる」というところからきている言葉です。

ですので、「規則や法律を破る」というよりは、「規則や法律に触れてしまう」という意味合いになります。

微妙な違いですが、「抵触」は「ここまではいいけれどここからはアウトになるよ、というところに触れてしまった」というニュアンスで、「違反」は「明らかにアウト」というニュアンスであると考えると良いでしょう。

また、「抵触」には「矛盾する」という意味もありますので、その点も違っていますね。

【例文】

  1. イヤホンをつけて運転することは道路交通法に抵触するのだろうか。
  2. 彼は道路交通法違反で逮捕された。
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「抵触日」とは?

派遣社員として働いている方は、「抵触日」という言葉を見聞きしたことがあると思います。

「抵触日」とは何かというと、派遣先企業が派遣スタッフを受け入れられる期間が3年と定められているので、その期間を過ぎた次の日を「抵触日」というのです。

もしくはその派遣スタッフが同じ課で働くことのできる期間が3年と決まっており、この期間を過ぎてしまう最初の日のことを個人単位の「抵触日」と言います。

労働者派遣法によって定められた期間なので、それに「抵触」してしまう日のことだと考えるとよいでしょう。

派遣社員として働く人はぜひ覚えておくべき言葉ですね。

「抵触」の類語

「抵触」の類語には次のようなものがあります。

  • 矛盾(二つの事柄のつじつまが合わないこと)
  • 反する(反対になる、違反する)
  • 違法(法に背くこと)
  • 違反(法令や契約などを守らないこと)
  • 背く(逆らって従わない、反抗する)
  • 侵害(他人の所有・権利を侵すこと)
  • 背反(背くこと、裏切ること)

まとめ

「抵触」は法や規則などの決まりに触れる、反する、矛盾するというような意味でしたね。

今まで「抵触」という言葉を使ったことがなかった人も多いかもしれません。

ニュースや新聞ではよく使われる言葉ですからしっかり意味や読み方を覚えておきましょう。

日々仕事をしていく上で気になった言葉はぜひ意味を調べて、語彙を増やしていきたいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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