妖怪・都市伝説

妖怪「海坊主」とは?正体やどこの海にでるのか?実在した?

妖怪「海坊主」とは?正体やどこの海にでるのか?実在した?

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「海坊主」は雄大な海に住む妖怪の代表格ですが、その正体などについて詳しく知っているよ!という人は意外と少ないのではないでしょうか。

アニメやゲームなどでもその姿を表現されている海坊主。

今回は「海坊主」とは?どこの海に出るのか、実在したのかという詳しい事までしっかりと解説していきます。

「海坊主」とは

海坊主

「海坊主」とは、2メートルもの大きな体を持ち、その姿を見ると「不漁になる」とも言われている海に住む妖怪です。

別名を「海法師」や「海入道」といいます。

多くは夜の海に出没すると言われており、船を破壊したり、船に気味の悪いぬるぬるした物質を付けるとして漁師さんを中心に怖がられていたんですよ。

「海坊主」の正体

海坊主の正体は未だはっきりとはわかっていませんが、最も有力な説とされているのが「誤認」という説です。

クジラなどの大型の海洋生物の捕食シーンに出会ってしまった後に、偶然天候が乱れ船が沈んでしまった。

など偶然に偶然が重なった形で起きた事象が海坊主の仕業として長く語り継がれているのではと考えられているんですよ。

その他にも妖怪ではなく、海で亡くなった人の霊の集合体であるという「心霊説」もあり様々な視点からその正体に探りが入れられている事がわかります。

「海坊主」はどこの海に出る?

東北地方で「海坊主」の伝承が伝えられており、日本の東北地方で出現すると考えられています。

ですが日本は四方を海に囲まれた島国であるため、どこの海でその姿を目撃してもさほど不思議ではありませんよね。

実際に宮城県の気仙沼大島や静岡県の賀茂郡、青森県など様々な地域で「海坊主」は語り継がれているんですよ。

「海坊主」は実在した?

誤認説が有力視されていますが、実は1971年に海坊主の目撃談が出ています。

ニュージーランド方面で漁をしていた第28金比羅丸という漁船の船員たちがその目撃者で、巻き上げていた途中の縄が突如切れ、海から全長3メートルと推測される巨大な生物が姿を見せたといいます。

潰れた鼻は確認できたが、その口は確認できなかったとも言われていて、この目撃談はなんと毎日新聞の記事にもなっているんです。

本職である漁師さん達が他の海洋生物と誤認したというのも考えにくいと遠洋水産研究所の係員も言っているので、もしかしたら本物の海坊主だったのかもしれません。

まとめ

架空の妖怪かと思いきや、突如出てきた目撃談によって一気にその存在が現実味を帯びてきましたね。

なお1971年の目撃談以降、残念ながら続報は出ていませんが、妖怪好きにとってはロマン溢れる話なのではないでしょうか。

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