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「果断な処置」
「果断な対応」
「果断に富む性格」
この「果断」という言葉はニュースやビジネスシーン、また文章中などでもよく用いられています。
「剛毅果断」などの四字熟語の形もあります。
ぜひこの機会に確認しておきましょう。
今回は、「果断」の意味と使い方!「果断に富む・果断に富んだ性格」とは?|例文つきについてご説明いたします!
「果断」の意味
「果断」は「ためらわずに思い切って行うこと」という意味です。
「かだん」と読みます。
「果」は「果物」の意味でもありますが、他に「果たす、成し遂げる」「はて。できばえ」「思い切ってする」「思った通り」「むくい」など多くの意味を持っています。
「断」は「たつ。たえる」「決める」「思い切って」「断る」などの意味を持っています。
「果」と「断」で「思い切って」「決める」という意味になることがわかります。
「果断」は物事をためらわずに思い切って行うこと、決断力のあることを表す言葉です。
決断力があるがゆえにトラブルを招くようなこともあるのかもしれませんが、一般的には「果断」はいい意味で使われます。
「果断」の使い方
「果断」は思い切って物事を行うということを表して使います。
単に物事を決めるというだけではなく、思い切りよく決めるということで、人生を左右するような大きな決断をきっぱりと行うときなどに使います。
どのメニューを注文するかとか、バスに乗るか地下鉄に乗るかなどといった、日常のちょっとした決定のシーンには使いません。
一般的にはいい意味で使う言葉で、人物やその行動を「果断」と評する場合は、
「決断力に優れている、積極的、チャレンジ精神がある、思い切りがいい」というニュアンスで、賞賛する意味で使われることが多いです。
「果断」を使った四字熟語
「果断」を使った四字熟語には
- 剛毅果断(意志が固く、思い切った決断や行動をすること)
- 迅速果断(物事を思い切りよく速やかに決断し、行動すること)
- 勇猛果断(危険や困難を恐れずに思い切りよく決断、行動すること)
といったものがあり、四字熟語だけにスピーチや、座右の銘として紹介するなどの使い方もされています。
例文で使い方を確認しておきましょう。
【例文】
- 今こそ果断に行動すべきだ。
- 彼の果断な処置を讃える。
- この任務には果断な対応が求められる。
- 安定を求めるだけではなく、時には剛毅果断に攻めることも大切だ。
- 彼女の迅速果断な行動が多くの人々の命を救った。
「果断に富む・果断に富んだ性格」とは?
「果断」のよく用いられる使い方として、「果断に富む」「果断に富んだ性格」があります。
まず、「果断に富む」は「優れた決断力がある」ということです。
「果断」、つまり決断力があることですね、それが「富んでいる(たくさん持っている)」ということです。
決断力や思い切りの良さを多く備えているということを表します。
そして、「果断に富んだ性格」は「思い切りがよく決断力がある性格」ということになります。
夏目漱石「こころ」
たとえば、夏目漱石『こころ』では、登場人物「K」について「果断に富んだ性格」と書かれています。
実際、物語の中で「K」はある思い切った覚悟を決め、それを実行することになります。
「果断に富む」や「果断に富んだ性格」は、非常に思い切りがよく決断力に優れているということで、一般的にはいい意味で褒め言葉として使えます。
【例文】
- 果断に富むリーダー像が求められる。
- 彼は果断に富んだ性格だ。
- 彼女の果断に富んだ性格にはこの仕事が合っている。
「果断」の類義語
「果断」の類義語には次のようなものがあります。
- 放胆(極めて大胆なこと。思い切ってすること)
- 大胆(ものを恐れない度胸があること)
- 豪胆(度胸が座っていてものに動じないこと)
- 果敢(決断力に富み大胆なこと)
「果断」の対義語
「果断」の対義語には次のようなものがあります。
- 優柔(ぐずぐずとして決断力が鈍いこと)
- 優柔不断(物事の判断がなかなかできず迷ってばかりいること)
- 逡巡(決心がつかずためらうこと)
まとめ
「果断」は、決断力があり思い切って決断・行動をすることを表す言葉でした。
仕事の場でも「果断」が必要な場面がありますよね。
ビジネスシーンでも、ニュースなどでもよく用いられる言葉ですのでぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!