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突然ですが、人から「聡明ですね」と言われたら、どう思いますか?
また、「聡明な人」とはどんな人でしょうか?
「聡明」という言葉は、「聡」「明」という字からも賢そうなイメージだと思います。
褒め言葉としても使えますので、色々な使い方を確認しておきましょう。
今回は、「聡明」の意味と使い方!「聡明な人」とは?目上の人にも使える?|例文についてご説明いたします!
「聡明」の意味
「聡明」は「物事の理解が早く賢いこと」という意味です。
「そうめい」と読みます。
「聡明」は、中国から伝わった「聡明叡智」という言葉が語源です。
「聡明叡智」は聖人の持つ4つの徳のことで、「聡」は全てを聞き分けること、「明」は「全てを見分けること」、「叡」は「全てに通ずること」、「智」は「全てを知っていること」です。
ここから、「聡明」は「全てを聞き分け、見分けること」で、転じて「理解が早く判断力に優れている」という今の意味になりました。
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「聡明」の使い方
「聡明」は、物事の理解が早くて判断力に優れている、つまり頭がいい、賢いということなのでいい意味で使います。
「頭がいい」といっても、勉強ができるなどというよりは、頭の回転が速い、判断や理解が早いといった頭の良さを表しています。
「聡明な人」「聡明な女性」「聡明な人物」などの使い方をします。
普通に「頭がいいですね」と言うよりも、理解や判断の早さを誉める意味を表せます。
ビジネスシーンや文章中などのかたい言葉遣いをするときにも使いやすいでしょう。
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「聡明な人」とは?
「聡明な人」は「物事の理解が早く賢い人」ということです。
- 理解力に優れている
- 判断が的確で早い
- どんな時も落ち着いて対応できる
- 無駄に時間を費やさない
例えばこのように、理解力、決断力や判断力に優れている人が「聡明な人」と言えるでしょう。
「あの人は聡明な人だ」などと褒め言葉として使えます。
目上の人にも使える?
「聡明」は、理解が早くて頭がいいといういい意味の言葉ですね。
いい意味の褒め言葉は、上司など目上の人に使いたくなりますが、「聡明」の使い方には注意が必要です。
「聡明」は、直接目上の人には使わない方がいい言葉です。
目上の人を「賢い」と評価していることになるからです。
目上の人を賢いとか賢くないとか目下の人が判断するのは失礼ですよね。
上司も、かなり年下の部下などから「賢いですね」と言われたら不快な気分になるかもしれません。
ただし、目上の人に対しても、次のような場合は「聡明」を使っても問題ありません。
- 目上の人の知り合いや家族などを「聡明」と言う
- 第三者に向かって目上の人のことを「聡明」と言う
「奥様は聡明な方でいらっしゃる」とか、「○○さんは聡明な方ですね」などと言う分には失礼にならず、褒め言葉として使えます。
面と向かって「部長は聡明ですね」などの使い方にだけ気をつけましょう。
判断に迷う場合は他の言い方に変えた方が無難かもしれませんね。
「聡明」の例文
- 彼は聡明な少年だ。
- 聡明な人は、どこにいっても周囲とうまくやっていくことができる。
- あなたは聡明な女性だからもうお気づきでしょう。
- いくら知識が豊富でも、適切に判断して対応できない人は聡明な人とは言えない。
- 奥様はとても聡明な方なんですね。
- ○○社長は大変聡明でいらっしゃるので、きっと今回のこともうまく解決されるでしょう。
「聡明」の類義語
「聡明」の類義語には次のようなものがあります。
- 賢明(かしこくて道理に明るいこと)
- 知的(知識・知性に富んでいるさま)
- 明哲(才知があり物事の道理に通じていること)
- 英明(才知があり物事の道理に通じていること)
- 利口(頭が良いこと)
「聡明」の対義語
「聡明」の対義語には次のようなものがあります。
- 暗愚(道理に暗く愚かなこと)
- 愚昧(馬鹿で物の道理がわからないこと)
- 愚鈍(頭が悪くのろまなこと)
- 蒙昧(知識が不十分で道理にくらいこと)
- 馬鹿(知能の働きが鈍いこと。愚かなこと)
まとめ
「聡明」は「物事の理解が早く賢いこと」という意味です。
「聡明な人」「聡明である」などの使い方で、頭が良いことを表すいい意味の言葉です。
褒め言葉として使えます。
ただし、目上の人に「あなたは聡明ですね」などと直接的に使ってしまうと目上の人を評価していることになり、失礼な印象になりやすいです。
使う場面には注意が必要ですが、いい意味の言葉ですのでぜひ使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!