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言葉の意味と使い方

「歓待」の意味と使い方!「歓迎」との違いは?|類義語・例文

「歓待」の意味と使い方!「歓迎」との違いは?|類義語・例文

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「取引先の社長に歓待された」

「○○さんの家に遊びにいって歓待を受けた」

このように使う「歓待」という言葉があります。

「歓迎」と文字も似ていますし、同じような場面で使う言葉でもあります。

この機会に、「歓待」の詳しい意味や「歓迎」との違いも確認しておきましょう。

今回は、「歓待」の意味と使い方!「歓迎」との違いは?|類義語・例文についてご説明いたします!

「歓待」の意味

「歓待」は「手厚くもてなすこと」という意味です。

「かんたい」と読みます。

「歓」は「歓迎」の「歓」ですね。

「よろこぶ、たのしむ。親しみ」といった意味の漢字です。

「待」は「待つ」のほか、「もてなす。あつかう」という意味もあります。

「待遇」や「接待」と同じ「待」ですね。

「歓待」は、よろこんでもてなすという意味になりますね。

喜んで、心を込めて手厚くもてなすということを表します。

「歓待」の使い方

「歓待」は、喜んで手厚くもてなすという意味で使います。

心がこもったおもてなしをする、されるといういい意味の言葉ですね。

また、そのもてなしのことそのものも指して使います。

相手が楽しんでくれるように心を込めて接待するといった場面で使います。

お店や自宅にお客様を招いた/招かれたときにも使いますし、ビジネスシーンでも来社した人をもてなしたり、飲食店などで接待するときにも使えるでしょう。

「歓待」をする場合は次のような使い方があります。

  • 歓待する
  • 歓待ぶりを示す
  • 下にもおかない歓待ぶり(非常に丁寧に扱うこと)

また、「歓待」をされる場合は次のような使い方があります。

  • 歓待される
  • 歓待を受ける

「歓待」されたことへの感謝を述べるには

  • ご歓待にあずかり
  • ご歓待いただき

このような言い回しも使われます。

「歓迎」との違いは?

「歓待」は、喜んで手厚くもてなすということです。

同じように使うのが「歓迎」で、こちらも「ようこそ!」という気持ちを持ってお客様などを迎えるときに使いますよね。

これらの違いは次のようになります。

  • 「歓待」は「喜んでもてなすこと」
  • 「歓迎」は「喜んで迎えること」

それぞれの熟語の意味は漢字の意味通りなんですね。

どちらも喜びの心を持って行う点では同じですが、「歓待」は「もてなす」こと、「歓迎」は「迎える」ことを表します。

「歓迎」したらその後は「歓待」することになることが多いとは思いますが(笑)、このような違いがありますので場合に応じて使い分けてくださいね。

「歓待」の例文

  1. 高級中華料理店を貸し切って取引先を歓待した。
  2. 彼女の家を訪問し、ご両親から歓待を受けた。
  3. 首相が訪米し、大統領夫妻に歓待を受けた。
  4. 道に迷って辿り着いた村で、村人たちに歓待された。
  5. 視察団を歓待する。
  6. パーティーで招待客を歓待する。
  7. 昨日はご歓待にあずかり、誠にありがとうございました。

「歓待」の類義語

「歓待」の類義語には次のようなものがあります。

  • 歓迎(喜んで迎えること)
  • 厚遇(手厚くもてなすこと)
  • 礼遇(礼儀をつくしてあつく待遇すること)
  • 接遇(もてなすこと。接待すること)
  • 接待(客をもてなすこと)
  • 迎賓(大切な客を迎えること)
  • 応接(訪れた人を招き入れて相手をすること)
  • もてなし(心のこもった待遇のこと)
  • ホスピタリティ(丁寧なもてなし、おもいやり)

「歓待する」を言い換えるなら次のような言葉があります。

  • もてなす
  • 手厚くもてなす
  • 温かく迎え入れる
  • ねんごろにもてなす

「歓待」の対義語

「歓待」の対義語には次のようなものがあります。

  • 冷遇(冷淡な待遇をすること)
  • 薄遇(冷淡な待遇)
  • 虐待(むごい扱いをすること)

まとめ

「歓待」は「手厚くもてなすこと」という意味です。

「歓」という、よろこぶ意味の漢字が使われており、その通り喜びの気持ちを持ってもてなしをするということを表しています。

自分も喜び、相手も喜んでくれるような心のこもったおもてなしということですね。

日常でも使いますが、ビジネスシーンでも「歓待」したり、「歓待」されてお礼を述べたりといったことがありますので、ぜひ覚えておいて使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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