※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
「簡潔に述べる」「簡潔にまとめる」
このように「簡潔」という言葉は日常やビジネスシーンでさまざまに使われています。
この「簡潔」とはどのような意味なのか、またどういった場面で使えるのかしっかり確認しておきましょう。
今回は、「簡潔」の意味と使い方!「簡潔明瞭」「明瞭簡潔」どっちが正しい?|例文についてご説明いたします!
関連 「明瞭」の意味と使い方!明快・明確との違いは?|例文つき
「簡潔」の意味
「簡潔」は「簡単で要領を得ているさま」という意味です。
「かんけつ」と読みます。
「簡」は簡単の簡という字で、「手軽な。おおまかな」という意味を持っています。
「潔」は「いさぎよい。けがれがない」といった意味の漢字です。
汚れがなくて清らかなことや、余計なものがなくスッキリしていることを表します。
「簡潔」は表現などが手みじかで無駄がなく、はっきりしているということを表します。
「簡潔」の使い方
「簡潔」は表現が簡単で要領を得ていることを表して使います。
単に短縮する、省略するということではなく、ポイントをきちんとおさえて簡単にわかりやすく無駄のない表現をするということを表します。
- 簡潔な
- 簡潔に
- 簡潔だ
などの使い方をします。
人に何かを教える時や説明する時などによく用いられる表現で、おおむねスッキリしてわかりやすいといういい意味で使われます。
ビジネスシーンでは、忙しい中限られた時間で物事を行うという場面が多いですよね。
プレゼンや会議、文書作成などいろいろなところで「簡潔」であることが求められます。
要点を押さえつつ無駄な部分を省いてすっきりさせるということなので、ビジネスシーンではよく用いられる言葉です。
「簡潔明瞭」「明瞭簡潔」どっちが正しい?
「簡潔」を用いた四字熟語に「簡潔明瞭」や「明瞭簡潔」があります。
どちらが正しいのか迷ってしまいますね。
正しくは「簡潔明瞭」です。
「簡潔明瞭」は「単純ではっきりしていること」という意味の四字熟語です。
ただし、「明瞭簡潔」でも間違いとは言えません。
四字熟語として一般的に使われるのは「簡潔明瞭」ですが、「簡潔」と「明瞭」という熟語を組み合わせたものなので、「明瞭簡潔」も「明瞭」+「簡潔」を続けていると解釈することもでき、意味は通りますので間違いではありません。
このような四字熟語は他にもいろいろあり、例えば「豪華絢爛」でも「絢爛豪華」でも同じ意味で使えたり、「簡単操作」でも「操作簡単」でも意味が通じたりします。
ただ、「明瞭簡潔」は使われることは少なく、また辞書に載るような四字熟語ではないので「簡潔明瞭」の方で覚えておいた方がよいでしょう。
「簡潔」の例文
- 彼は事のいきさつを簡潔に述べた。
- 簡潔に物事を伝えることでかえって誤解が生じにくくなる。
- 文章を書くときはできるだけ簡潔な表現を使うようにしている。
- この文章を読んであなたの意見を簡潔に述べてください。
- 彼女はいつも簡潔で印象の良いビジネスメールを書く。
「簡潔」の類義語
「簡潔」の類義語には次のようなものがあります。
- 手短(話の進め方などが簡単で短いさま)
- 簡略(簡単で略式であること)
- 簡約(要点を押さえて手短にまとめること)
- 端的(遠回しでなくはっきり表すさま)
- 簡明(簡単ではっきりしていること)
「簡潔」の対義語
「簡潔」の対義語には次のようなものがあります。
- 冗長(無駄が多く長いこと)
- 冗漫(無駄が多くまとまりがないこと)
- まどろこしい(時間や労力を多く費やして面倒であること)
- 長々(時間などが極めて長いこと)
- 緻密(細かく詳しいこと)
まとめ
「簡潔」は「簡単で要領を得ているさま」という意味です。
単に省略して短くするということではなく、ポイントをきちんとおさえて簡単にわかりやすく無駄のない表現をするということを表します。
そのため、ビジネスシーンでも何かと「簡潔」であることが求められますし、「簡潔」という言葉自体もよく用いられます。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!