電源がない場所にも設置できる!
ソーラーパネル付き防犯カメラ

言葉の意味と使い方

「妙案」の意味と使い方!「良案」「名案」との違いは?【例文】

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

「妙案」という言葉があります。

何か困った時に、いいアイディアが出されたら「それは妙案ですね」という風に使うことがあります。

「妙案」はビジネスシーンでも使われる言葉ですので、意味や使い方を調べておきましょう。

また、似た意味の言葉「良案」「名案」との違いについても確認しておきましょう。

今回は、「妙案」の意味と使い方!「良案」「名案」との違いは?【例文】についてご説明いたします!

「妙案」の意味

「妙案」は「たいそういい思いつき」という意味です。

「みょうあん」と読みます。

「妙」という字は、「妙な話」というように、「奇妙」という意味もありますね。

ですが、他に「美しい」「たくみな。詳しい。念入りな」という意味もあります。

「妙案」の場合は「たくみな案」ということで、「良い考え」「素晴らしい思いつき」という意味になります。

「妙案」の使い方

「妙案」を使った例文で使い方を確認しておきましょう。

「妙案」の例文

  1. なるほど、それは妙案だな。
  2. 何か妙案が浮かんだらしい。
  3. これという妙案もなく、その場は解散となった。
  4. この問題を解決する妙案ははたしてあるのだろうか。

「良案」「名案」との違いは?

「妙案」に似た言葉に「良案」「名案」があります。

「良案」は「良い考え」という意味です。

「りょうあん」と読みます。

「名案」は「すぐれた案。良い考え」という意味です。

「めいあん」と読みます。

「妙案」も「良案」も「名案」もだいたい同じですよね(笑)。

ですが、細かく見ていくと微妙なニュアンスの違いがありますので、使い分け方を確認しておきましょう。

まず「良案」と「名案」の違いはほとんどありません。

「良」は「よい」という意味ですよね。

「名」は「名人」「名探偵」などというように、「すぐれて名高い」という意味があります。
ですので、

  • 「良案」は「これならうまくいくだろうという良い考え」
  • 「名案」は「みんなが感心するような良い思いつき」

となり、「名案」のほうが「他の人が感心するような」いいアイディアというニュアンスがあるのです。

ですが、実際には同じように用いられ、また「名案」のほうがよく使われるようです。

これらと「妙案」の違いとしては、「妙」のほうが「奇妙」という意味もあるぐらいですから、「他と違っていて、不思議なほどすぐれている」という意味になります。

ですから、「妙案」は特に「他の人が考えそうもない」「びっくりするような」いい考え、という、思いついた人を褒めるようなニュアンスになるわけです。

まとめると

  • 「妙案」は「他の人がなかなか思いつかないような良い考え」
  • 「良案」は「それでうまくいくような良い考え」
  • 「名案」は「みんなが感心するような良い考え」

となるでしょう。

三つ共に似たような意味で、類義語ではあるのですが、細かい違いがありましたね。

「妙案」の類語

「妙案」の「良案」「名案」以外の類語は次のようなものがあります。

  • よいアイディア
  • いい方法

文脈によっては

  • 奇策(人の思いつかない変わったはかりごと)
  • 秘策(人に知られていない特別な策略)
  • 奥の手(最後の手段。奥義。極意)

などの言葉で言い換えられることもあるでしょう。

「妙案」の対義語

「妙案」の対義語は「愚案」です。

「愚案(ぐあん)」は「ばかばかしい、くだらない考え」という意味です。

「妙案」と反対の意味になりますね。

ただし、「愚案」は自分の意見をへりくだって言うときにも使われる言葉です。

「愚」は「おろか。ばか」という意味の漢字ですが、自分や自分に関する物事につける謙称でもあります。

自分の妻を「愚妻」、息子を「愚息」などと言うのと同じですね。

「自分の案」という意味で「愚案」ということもありますので、意味は文脈から判断しましょう。

まとめ

「いい考え」「ナイスアイディア」と言っても、その中には「妙案」や「良案」「名案」のように色々なニュアンスの色々な言葉があるものですね。

よく聞く言葉も、改めて意味や使い方、違いを考えてみると日本語の奥深さに気付かされます。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
error: Content is protected !!