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言葉の意味と使い方

「詰問」の意味と使い方!パワハラになる?「質問」との違いは?|例文

「詰問」の意味と使い方!パワハラになる?「質問」との違いは?|例文

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「上司に詰問される」

この「詰問」という言葉から、どのような印象を受けるでしょうか。

「詰問」=パワハラでは? と感じる人も多いかもしれませんね。

今回は、「詰問」の意味と使い方!パワハラになる?「質問」との違いは?|例文 についてご説明いたします!

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「詰問」の意味

「詰問」は「相手を責めて厳しく問いただすこと」という意味です。

「きつもん」と読みます。

「詰」という字は「詰める(つめる)」や「詰る(なじる)」という字で、事細かに尋ねる、といゆめるといった意味を表します。

「問」は「たずねる」や「問い」という意味ですね。

「詰問」は、誰かに対して厳しく責めて返事を迫る、強い態度で質問をして答えを迫るといったことです。

かなり強い、きつい態度で問いただす意味の言葉です。

「詰問」の使い方

「詰問」は、ただ「○○ですか?」と何かを聞くのではなく、厳しく責めて問いただすということです。

相手に対して厳しい非難をしながら問いただすといった場面で使います。

たとえば、上司が部下に対して、仕事の遅れやミスについて厳しく非難して問いただすとか、よくないことをした人にそれを咎めて問い詰めるといった状況で使われます。

問題のある行動や誤りなどに対して、厳しく問いただすということで、ビジネスシーンやニュース、その他さまざまな場面で用いられることがあります。

  • 詰問する
  • 詰問を行う
  • 上司の詰問

などのように使います。

「詰問」の例文

  1. 上司が部下を詰問した。
  2. 彼は上司の詰問によるストレスで休職した。
  3. 警察官に詰問され、洗いざらい白状した。
  4. 大臣は記者から辞任の是非を詰問された。
  5. 面接で詰問され、答えに詰まってしまった。

パワハラになる?

「詰問」は、厳しい問い詰めや非難をする意味合いの言葉です。

かなり強い、怖い態度ですよね。

「詰問」はパワーハラスメント(パワハラ)にあたるのでしょうか?

結論から言うと、「詰問」はパワハラになることもあります。

「詰問」がパワハラになるかどうかは、その場の状況や相手の感じ方によるので一概には言えません。

パワハラというのは、職場などで上の立場にある人が、その権力や立場を利用して下の者を脅しつけるような言動をして精神的苦痛を与えるということです。

「詰問」をしても、厳しい問い詰めや厳しい指導が必要な場面であれば、パワハラとは見なされないでしょう。

  • その「詰問」が、不必要に相手を攻撃したり傷つけてやろう、屈服させようなどという意図で行われている場合
  • 相手がその「詰問」によって精神的苦痛を感じ、それが継続している場合

こうした時はパワハラとみなされることがあるでしょう。

「ここからがパワハラ」というはっきりした線引きは一律にはできません。

しかし、企業や組織にはガイドラインがあったり、コンプライアンス窓口などが設けられている場合もありますので、その方針に従って判断されるでしょう。

「詰問」自体はパワハラという意味ではないですが、パワハラになることもありますのでくれぐれも注意してくださいね。

「質問」との違いは?

「詰問」と「質問」の違いは次のようになります。

  • 「詰問」は「厳しく責めて問いただすこと」
  • 「質問」は「わからないところを問いただすこと」

「詰問」は厳しい口調で相手を問い詰めることで、責めて非難する意味合いを含みます。

一方「質問」は疑問点や不明点を問うということです。

「詰問」が相手を責めて追及する意図で行われるのに対し、「質問」は情報を得たり理解を深めたりするために情報や意見を求めるということです。

「詰問」の類義語

「詰問」の類義語には次のようなものがあります。

  • 質問(わからない点や疑わしい点について問いただすこと)
  • 尋問(問いただすこと。取り調べとして質問すること)
  • 追及(責任や原因をどこまでも追い詰めること)
  • 難詰(非難して厳しく問い詰めること)
  • 責め立てる(厳しく非難する。しきりに責める)

まとめ

「詰問」は、厳しい口調で相手を問いただすという意味の言葉です。

普通に「質問」するのではなく、相手を攻めるような攻撃的な問い詰めという意味で使われることが多い言葉です。

そのような厳しい態度が必要な場面もありますが、行き過ぎた「詰問」はパワハラにもなります。

状況に応じて適切な口調でコミュニケーションをとりたいものですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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