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「サカバンバスピス」とは?絶滅した?絶滅危惧種?なぜ流行したの?

「サカバンバスピス」とは?絶滅した?絶滅危惧種?なぜ流行したの?

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2023年の流行語大賞に「サカバンバスピストン」という言葉がノミネートしました。

「サカバンバスピス」と聞いてすぐにピンとくる人も少ないですよね。

今回は「サカバンバスピストン」とは?絶滅したのか絶滅危惧種なのかという基本的な事はもちろん、なぜ流行したのかという点についても言及していきます。

「サカバンバスピス」とは

「サカバンバスピス」とは、4億5000年前に生きていたとされている古代魚の1種です。

「Sacabambaspis」が正式名称であり、全長は25cm程と案外大き目のサイズ感をしています。

その名前の由来は、化石が発見された「サカバンバタウン」と、体中が硬い骨に覆われている事から「盾のようだ」となり

「サカバンバタウン」と盾を意味するラテン語の「アスピス」という言葉が組み合わされて「サカバンバスピス」と名付けられました。

つぶらな真ん丸の瞳に、笑っているように見える口元ととてもユニークな顔をしており、一躍話題となりましたね。

オルドビス紀と呼ばれる時代に生息していた海洋生物であり、三葉虫やオウムガイなどが発展した時代です。

サカバンバスピスの復元模型は現在ヘルシンキにある自然史博物館に展示されています。

「サカバンバスピス」は絶滅した?絶滅危惧種?

「サカバンバスピス」は生息していオルドビス紀に起こった大量絶滅によって絶滅しています。

これは進化の過程で顎という捕食能力を獲得した顎口類と呼ばれる種類との生存協商に敗れたためと考えられています。

この大量絶滅によってサカバンバスピスをはじめとする無顎類はほとんどが絶滅してしまいました。

「サカバンバスピス」はなぜ流行したの?

流行のきっかけとなったのは2023年の8月にポストされた1つのツイートです。

これは「エピネシス」という生き物の生態について紹介するサイトがポストしたものでその内容は「サカバンバスピス」についてのものでした。

ヘルシンキ自然史博物館に展示されている模型の写真も添付されており、その情けなく愛らしい表情が一躍話題となりました。

その後Tiktokで一度聴いてしまうと耳から離れない中毒性の高い「サカバンバスピスの歌」が大流行したり、ファンアートやグッズが大流行しました。

@mirin_mi ニパッ😀癖になるくない?🤣(元ネタ@やかもち ♬ オリジナル楽曲 – やかもち

中にはぬいぐるみを手作りする人まで登場しているんですよ。

そのユニークな表情に加え、海洋生物にもかかわらず泳ぎが下手だった。などの生態も人々の心を鷲掴みにした要因の1つではないでしょうか。

まとめ

「情けない姿」とも言われる「サカバンバスピス」ですが、体中が硬く防御力だけを見るととても優秀だったようです。

ですが顎口類の進化により淘汰されてしまうという悲しい現実となりました。

もしも今生きていてどこかの水族館に展示されていたとしたら、おそらく毎日大行列ができてその水族館で1番の人気者になっているのではないでしょうか。

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