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季語

季語「紅葉狩」の意味や語源とは?時期はいつ?俳句も紹介

季語「紅葉狩」の意味や語源とは?時期はいつ?俳句も紹介

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「紅葉狩」という季語をご存じでしょうか。

様々な美しい表現が特徴的ですが今回はその中の1つ「紅葉狩」について解説していきます。

「紅葉狩」について基本的な意味や語源はもちろん、いつの季語なの?時期は?といった疑問にもお答えしていきます。

「紅葉狩」を使った俳句もご紹介いたします。

>>「紅葉狩り」の意味や由来は?なぜ狩り?何をするのか・時期は?

「紅葉狩」の意味と読み方

紅葉

「紅葉狩」とは、野山で美しく色づく木々の葉、つまり「紅葉」を鑑賞する事を意味しています。

読み方は「もみじがり」です。

ただ見るだけではなく、紅葉を眺めながらゆっくりとお酒を飲むこともあるんだそうです。

全国各地には数多くの紅葉狩りスポットがあり、シーズンにはたくさんの人で賑わいます。

「狩り」とついていますが決して紅葉の葉を取る事ではありません。

「紅葉狩」はいつの季語?

「紅葉狩」は俳句を作るうえで「秋」の季語となっています。

秋の中でも終わりごろである「晩秋」の季語なんですよ。

子季語しては「紅葉見」や「紅葉踏む」「観楓」「紅葉舟」など言葉を聞いているだけでも風情を感じることの出来る美しいものが多くあります。

「紅葉狩」の語源

諸説ありますが、一番有力な語源と言われているのがかつての貴族達が徒歩で山野に行き秋の花や紅葉を鑑賞することを動物の「狩り」に見立てた、というものです。

当時の貴族にとって歩くという行動は下品だとされており、基本的には牛車と呼ばれる移動方法を取っていました。

ですが牛車で紅葉を愛でに山道を登るのは困難であり、あえて徒歩で行く事を「狩り」と表現したと言われているんですよ。

「紅葉狩」の時期は?

縦に長い日本列島では紅葉狩りに適した時期にも大きく差が出てきます。

北海道などでは9月の終わりごろから10月初旬が毎年紅葉狩りの見ごろであり、東京などでは10月の終わりごろから11月の終わりごろが見ごろと言われています。

木の葉が赤や黄色に色づくのは外気温と強く関係があり、早朝の気温が8度前後になると葉が色づき始め、5度前後まで下がることで紅葉化が進みます。

その事から、朝の気温が最も下がりやすい地域から紅葉狩りのシーズンがスタートするんですね。

「紅葉狩」を使った俳句

紅葉狩鬼すむ方を見つけたり
(もみじがり おにすむほうを みつけたり)
正岡子規

木馬みちわたりて比古の紅葉狩
(もくばみち わたりてひこの もみじがり)
高浜年尾

梅屋敷とは宿の名や紅葉狩
(うめやしき とはやどのなや もみじがり)
山口青邨

自動車のついて賑はし紅葉狩
(じどうしゃの ついてはにぎわし もみじがり)
杉田久女

まとめ

季語は俳句だだけではなく、手紙やビジネス文書などの時候の挨拶でも多く使われており数多く覚えて損はありません。

春夏秋冬、日本を美しく彩る四季ならではの情景を繊細かつとても美しく表現した言葉ばかりなので眺めているだけでもとても楽しいんですよ。

季語と実際の景色を見比べる、などという楽しみ方も面白いですね。

日本にしかない「季語」という言葉で季節の移り変わりをより詳しく感じてみてはいかがでしょうか。

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