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季語

「冬至」はいつの季語?意味や由来と俳句も紹介

「冬至」はいつの季語?意味や由来と俳句も紹介

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「冬至」という季語をご存じでしょうか。

様々な美しい表現が特徴的ですが今回はその中の1つ「冬至」について解説していきます。

「冬至」について基本的な意味や由来はもちろん、いつの季語なの?といった疑問にもお答えしていきます。

「冬至」を使った俳句もご紹介いたします。

合わせて読みたい▽
>>冬至の意味とは?なぜかぼちゃとゆず湯なのか由来と行事・風習

「冬至」の意味と読み方

「冬至」とは、1年の内で最も昼間の時間が短くなる日を指す言葉です。

読み方は「とうじ」です。

昼間の長さが短くなるという事は必然的に夜の時間も最も長くなります。

この冬至には無病息災を願ってお粥や南瓜を食べたり、ゆずを使ったお風呂に入ったりする風習が日本には古くから伝わっています。

「冬至」の由来

「冬至」という風習は古代中国や古代メソポタミアにおいてとても大切なものでした。

太陽が生まれ変わる日という意味を持ち、新しい1年が始まる日として大規模に祝われてきたという歴史があります。

ここから「冬至」が日本へと伝わり、「一陽来復」として運気上昇の開始日となりました。

「冬至」という名前は暦の目安となる二十四節気の中に同様の区分があったため、そう呼ばれるようになったと言われています。

「冬至」はいつの季語?

「冬至」は俳句を作るうえで「冬」の季語となっています。

冬を通して使う季語ではなく、冬の中盤頃である「仲冬」を表現する際に使われる季語です。

子季語には「冬至餅」や「冬至南瓜」など冬至に食べられる食材の名前が付いた物が多くあります。

「冬至」には何をするの?

風邪予防などに効果があるとされるカボチャを食べたり、ゆずを使ったお風呂に入り体を温める風習があります。

ゆず湯は江戸時代から続く風習であり、冬至を「湯治(とうじ)」、ゆずを「融通が利く」と言葉遊びをした当時のお風呂屋が最初に始めたという説もあるんですよ。

「冬至」を使った俳句

ありたけの日受を村の冬至哉
(ありたけの ひうけをむらの とうじかな)
正岡子規

いそがしき冬至の妻のうしろ影
(いそがしき とうじのつまの うしろかげ)
日野草城

さむざむと日輪あそぶ冬至かな
(さむざむと にちりんあそぶ とうじかな)
飯田蛇笏

冬至柚子手に一年は一ページ
(とうじゆず てにいちねんは いちぺーじ)
岡本眸

まとめ

季語は俳句だだけではなく、手紙やビジネス文書などの時候の挨拶でも多く使われており数多く覚えて損はありません。

春夏秋冬、日本を美しく彩る四季ならではの情景を繊細かつとても美しく表現した言葉ばかりなので眺めているだけでもとても楽しいんですよ。

季語と実際の景色を見比べる、などという楽しみ方も面白いですね。

日本にしかない「季語」という言葉で季節の移り変わりをより詳しく感じてみてはいかがでしょうか。

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