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「従事する」という言葉がありますね。
ビジネスシーンではよく見聞きする言葉です。
また、履歴書を書くときや就職、転職活動をするときにも使う必要があることも多い言葉です。
使う機会がある割には、改めて意味を調べたりすることもなさそうな言葉なので、この機会に確認しておきましょう。
似た言葉の「勤務」についても、違いを理解しておきたいところですね。
今回は、「従事」の意味と使い方!「勤務」との違いは?【類義語・例文】についてご説明いたします!
「従事」の意味
「従事」は「もっぱらその仕事に携わること」という意味です。
「じゅうじ」と読みます。
この説明でもまだ少しわかりにくいかもしれませんね。
「もっぱら」は「他のことに関わらないでそのことに集中するさま」です。
「携わる」は「ある事柄に深く関係する」という意味です。
つまり、「従事」は一途にある仕事や研究などに深く関係することを言うわけです。
また、「従」は「従う」のほかに「たずさわる。仕事につく」という意味がある漢字です。
「事」は「ことがら」「仕事」「つかえる」といった意味がある漢字です。
漢字の意味からも、「仕事に携わる」ことだなとわかりますね。
「従事」の使い方
「従事」は、ある仕事などに「従事する」という形で使うことが多いです。
「○○の仕事に従事しています」なら、「○○の仕事をしています」という意味で使えるわけです。
「従事」の例文
- 彼女はあの企業で医薬品の研究に従事している。
- 営業担当として新規開拓営業に従事する。
- 新技術の導入により、医療従事者の業務効率を改善する。
- 彼は会社で広報活動に従事している。
「勤務」との違いは?
「従事」はざっくり言うと「その仕事などをする」ということでしたね。
ある仕事をする場合、「勤務する」というのもよく使う言葉だと思います。
「従事」と「勤務」の違いを簡単に言うと
- 「従事」は「その仕事を行うこと」
- 「勤務」は「会社などに勤めて仕事をすること」
となります。
「勤務」は「会社などに勤めて仕事をすること。またその仕事」という意味で、読み方は「きんむ」です。
こちらの方がさらに「従事」よりも身近な言葉でしょっちゅう見聞きし、使う機会もあるかと思います。
「勤務」は「会社などに勤めて」という点が「従事」とは違っています。
所属する場所があって初めて「○○勤務」「○○に勤務している」などと言えるわけです。
「従事」は「研究に従事する」「○○の業務に従事する」というように、仕事内容そのものを指して、それを仕事としてやっています、という意味になるわけです。
例文でそれぞれ確認しておきましょう。
【「従事」の例文】
- 前職では、経理補助の業務に従事しておりました。
- 医薬品研究に従事しています。
【「勤務」の例文】
- ○○商事に勤務し、経理補助をしています。
- 医薬品会社に勤務しています。
「従事」の方は仕事内容や業種などに対して使い、「こういう仕事をしている」と説明するときに使えます。
それに対し、「勤務」は会社など勤めているところについて使い、「こういうところに勤めて仕事をしている」と説明するときに使えるわけです。
ですから、「○○会社に勤務して、××業務に従事している」などということもできます。
「従事」の類義語
「従事」の類義語には次のようなものがあります。
- 従業(業務についていること)
- 服務(仕事に従事すること)
- 執務(事務・業務についていること)
- 携わる(ある仕事に関係する。従事する)
- 就く(ある役職に身を置く。また、就職する)
他にも文脈により、「担当する」「仕事をする」などなど、いろいろ言い換えできそうですね。
まとめ
「従事」の意味や使い方についておわかりいただけたでしょうか。
「その仕事に携わる」ということで、もし職務経歴書などを書く機会があれば、使いやすい言葉だと思います。
「勤務している」ということとの違いも、混同してしまいがちなのでぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!