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「僭越」は「せんえつ」と読みます。
とても難しい漢字が使われていますよね。
「僭越ながら」という言葉は、結婚式や飲み会などのスピーチが始まる前に使われるのを聞いたことがあると思います。
でも、どういう意味かしっかりと理解していましたか?
また、スピーチも聞いている分には良いですが、もし突然自分が友人の結婚式のスピーチなど頼まれてしまったら、焦ってしまいますよね!
正しい言葉遣いをして頼んでくれた人にも、聞いている人にも失礼のないようにしたいものです。
今回は、「僭越ながら」の意味や使い方、類語でのスピーチでのコツについて説明致します!
「僭越ながら」の意味
「僭越」とは「自分の身分・地位を超えて、出過ぎた事をすること、そういう態度」という意味です。
つまり「僭越ながら」とは、「私は皆様の前でスピーチする立場ではございませんが・・・」という意味で使われ、目上の人に対して恐縮する気持ちを表しています。
目上の人も集まる披露宴、会社の飲み会などのスピーチで使われることが多いようです。
「僭越ながら」の使い方
「僭越ながら」は、スピーチの冒頭に使われる事が多いです。
「ご紹介にあずかりました○○と申します。誠に僭越ではございますがお祝いの言葉を述べさせていただきます。」
という感じです。
普通にスピーチを始めるよりも、謙遜の姿勢が伝わるので是非使ってみましょう!
ただ、「僭越ながら」には使い方の注意点があります。
それは何回も多用しない事です。
あまり多用しすぎると、へりくだり過ぎてかえって変な印象を与えかねません。
気を付けましょう!
また、「僭越ながら」に似た言葉として 「高いところから恐縮ではございますが」という言葉があります。
聞いている人よりも上座にいたり、舞台に立っている場合に恐縮して使われる言葉です。
ですが、これは相手側が低い位置にいるという事を暗に示している事になるので、不快に思う人もいるようです。
どちらかと言えば、「僭越ですが」を使った方が良いと言えるでしょう。
スピーチを成功させるための一番の秘訣は練習です。
練習を重ねることで自信につながりますよ!
また、声に出して原稿を読む練習をすることで、自分の話す癖や速さ、聞き取りにくい言葉なども確認することができますよ。
【例文】
- 誠に僭越ではございますが、ご列席の皆様とともに〇〇くん、〇〇さんの末永いお幸せをお祈りしております。
- ご列席の皆様、まことに僭越ではございますが、私の大親友である〇〇くん、〇〇さんをこれからもよろしくお願いいたします。
- 僭越ながら、ご指名をいただきましたので、乾杯の音頭を取らせていただきます。
- 僭越ながら、一言申し上げたいことがございます。
- まことに僭越ながら、親族の皆様を代表してご挨拶させていただきます。
【類語】
- 恐れながら
- 失礼ですが
- 未熟ではございますが
- ご指名でございますので
スピーチのコツ
お祝いの気持ちを伝えるスピーチでは、ぜひ明るい表情で話すように心がけましょう!
せっかく用意した原稿も、話している表情や声のトーンで全く違った印象を与えてしまいます。
下向きにボソボソとしゃべるのではなく、前を向いてはっきり、聞き取りやすいようゆっくりと話すようにしましょう!
緊張すると出てくる言葉
緊張するとついつい出てしまう言葉がありますよね。
「えーっと…」や、「あのー…」という言葉です。
練習の際に、これらの言葉を連発していないかチェックしてみましょう。
緊張するのは仕方がありませんが、気を付けた方が相手にも聞きやすいスピーチになりますよ!
まとめ
いかがでしたか?
スピーチの準備って大変ですよね!
特に披露宴などの大舞台では本当に緊張すると思います。
でも、披露宴のスピーチはあくまで主役である新郎新婦のためのものです。
自分をよく見せようとしたり、上手くしゃべろうとするよりも、心から二人を祝福する気持ちが大切ですね!
たとえつたない文章でも、心がこもってる方が聞いている人に良い印象を与えることが出来ますよ!
宜しければ参考にしてみてください。