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「絵空事」と言う言葉をご存知でしょうか。
「絵」とか「空」なんて、なんだか可愛らしい字ですね。
ですが、「絵空事」はネガティブな文脈でも用いられる言葉なんです。
知らないと意味の想像がつかないかと思いますので、ぜひこの機会に正しく知っておきましょう。
今回は、「絵空事」の意味と使い方!語源も解説!【類義語・対義語】についてご説明いたします!
「絵空事」の意味
「絵空事」は「大げさで現実にはあり得ないこと」という意味です。
「えそらごと」と読みます。
本当には存在しないような物事や、良い部分ばかり大げさにアピールしたものなど、本当の姿ではないもののことを「絵空事」と言います。
大げさ、非現実的、誇張されたものということですね。
虚偽や誇張ということで、あまりよくない意味で使う言葉です。
「絵空事」の語源
「絵空事」は大げさで実際にはあり得ないもののことを言います。
「絵空事」の語源は、誇張した表現で描かれた絵ということです。
「空」には大空の「空」の他に、「から」「むなしい」「あな」といった意味があり、「空事」は「事実ではない事柄。つくりごと」という意味になります。
絵を描くときには、美化したり誇張したりすることが普通で、よほど写実派の画家でもなければ写真のようにそのまま描くということはかえってできないものです。
絵には美化や誇張が加わるので実際とは違っている、ということから、大げさでありえないことを「絵空事」というようになったのです。
「絵空事」の使い方
「絵空事」は大げさで、実際にはあり得ないような物事を指して使います。
現実ではないようなこと、ということで、ありえないような無意味な話、嘘っぽいこと、絶対無理そうなばかばかしいことというような、悪いニュアンスで使われることが多い言葉です。
誇大広告のような大げさに美点を誇張するもの、ありもしない嘘、また根拠がなくて説得力のない話などに対して使います。
現実的ではないということを指摘して、現実味がない部分を否定するようなニュアンスの言葉です。
ビジネスの場では、「絵空事」ばかりではダメだという文脈で使われることが多いでしょう。
また、「絵空事」だと思っていたがそうではないという、否定する言い回しで用いられることもしばしばあります。
「絵空事だ」「絵空事を言う」「絵空事を並べる」「絵空事ではない」といった使い方をします。
色々な使い方を例文で確認しておきましょう。
【例文】
- 絵空事ばかり並べても、結局何一つ実現しないだろう。
- 彼女の計画は絵空事の域を出ていない。
- あの大臣の話は絵空事ばかりだ。
- いつまでも絵空事を言っていないで、現実を見たらどうだ。
- 彼の話を絵空事だと馬鹿にしていたが、急に現実味を帯びて来た。
- 宇宙旅行を楽しむという夢が絵空事ではなくなった。
「絵空事」の類義語
「絵空事」の類義語には次のようなものがあります。
- 夢物語(夢のような現実的でない話)
- 絵空事(物事を実際よりも誇張したり、嘘を加えたりすること)
- 画餅(絵に描いた餅のように、物事が実際の役に立たないこと)
- 砂上の楼閣(見かけは立派だが、基礎がしっかりしていないために長く維持できない物事。実現不可能なこと)
「絵空事」の対義語
「絵空事」の決まった対義語は特にありません。
状況に応じて、
- 事実を述べる
- 現実的
- 実現する
- 不言実行(あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること)
といった言葉を使って、「絵空事ではない」という意味を表すことができるでしょう。
まとめ
「絵空事」は、大げさだったり非現実的だったりすることを表す言葉でしたね。
良いところを見せようを誇張したり、あり得ないようなことを言ったり、夢のようなことばかり言ったりといったときに使われます。
もちろん何事においても、「絵空事」ばかり並べているよりも実現に向けて努力することが大事です。
ですが、「絵空事」という言葉は様々な文脈で使えますので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!