電源がない場所にも設置できる!
ソーラーパネル付き防犯カメラ

言葉の意味と使い方

「ご送付・送付」どちらが正しい?「お送り」との違いも解説!|例文つき

「ご送付・送付」どちらが正しい?「お送り」との違いも解説!|例文つき

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

仕事をしていて、相手に書類などを送ることがありますよね。

送ってもらうことも多いでしょう。

そういう時に「送付」という言葉を使いますが、「ご送付」とした方がいいのか、そのまま「送付」で構わないのかと迷ってしまいませんか?

きちんと確認して正しく使いたいですね。

今回は、「ご送付・送付」どちらが正しい?「お送り」との違いも解説!|例文つきについてご説明いたします!

「送付」の意味

「送付」は「書類などを送りつけること」という意味です。

「そうふ」と読みます。

書類や品物を送る時に使う言葉なので、ビジネスシーンで非常によく使われます。

気軽な日常会話では、「送る」などと言いますが、「送付」ということできちんとした印象になりますね。

ビジネスで使うからには正しい敬語表現が気になります。

次項以下で使い方をしっかり確認していきましょう。

「ご送付・送付」どちらが正しい?

「送付」をビジネスシーンなどで使いたい時、「送付します」などでよいのか、それとも「ご送付」と「ご」をつけるべきか、と迷ってしまうことはありませんか?

「ご送付いたします」だと丁寧すぎて不適切なのではないかと考える人もいるようです。

結論を言うと、「ご送付」も「送付」も正しい使い方です。

「ご送付」は自分が送る場合も相手が送ってくれる場合も使えます。

「送付」は自分が送る時に使えます。

自分が送る場合=「送付・ご送付」どちらもOK

自分が相手に書類などを「送付」すると言う場合は、

  • 送付いたします
  • ご送付いたします

どちらでも構いません。

「送付させていただきます」とする場合もありますね。

【例文】

  1. こちらの書類は後日ご自宅宛に送付いたします。
  2. 資料は明日お手元に届くように送付させていただきます。
  3. 先日ご送付いたしましたカタログをご覧いただけましたでしょうか。
  4. ご依頼いただいたお品は本日ご送付いたします。

「ご送付いたします」は二重敬語ではない!

「ご送付いたします」は二重敬語ではありません。

よく、二重敬語であり間違った使い方だと言われることがありますが、それは「尊敬語」と判断しているからです。

「ご送付いたします」は「謙譲語」です。

「ご」や「お」を相手のものや行為につけるのは尊敬語です。

「ご住所」とか「お出かけになる」とか言いますよね。

ですが「ご送付いたします」は、自分の行為について「ご~いたす」という形で使っているので、これは謙譲語です。

「ご連絡いたします」とか「お電話いたします」というのと同じで、その行為の向かう対象である相手を高めるための「ご」「お」です。

「ご送付いたします」はへりくだって相手に「送付」をいたしますということですから、正しい敬語です。

相手が送る場合=「ご送付」

相手に書類や品物を送ってもらう場合は、

  • ご送付ください
  • ご送付願います

など「ご送付」を使うのが適当です。

これは相手の行為に「ご」をつけているので尊敬語です。

【例文】

  1. お願いしております資料は近日中にご送付いただけますでしょうか。
  2. アンケートの回答ですが、今週中にご送付いただければと存じます。
  3. お忙しいところ、早速ご送付くださり誠にありがとうございます。

「お送り」との違いは?

さて、書類などを送る時、「ご送付」「送付」という言葉の他に、「お送り」を使うことがあります。

「○○をお送りします」などと、よく使われていますね。

「ご送付・送付」と「お送り」は、意味の違いは特にありません。

どちらも書類や物を送る時に「ご送付いたします」「お送りいたします」などとして、謙譲の意を表します。

「ご送付ください」「お送りください」などとして、相手に対する尊敬語としても使えます。

「送付・ご送付」と「お送り」の使い分け

使い分け方としては、

  • 文章で伝える時や、強めに依頼したい時は「ご送付」
  • 口頭で柔らかく伝えたい時は「お送り」

とするのがよいでしょう。

「送付」は漢語で、見た目も漢字でかたい印象です。

そのため文章ではパッとみて意味が伝わりやすいですし、声に出す場合は強い印象になります。

「お送り」とすると柔らかい和語ですから、ソフトな印象にしたい時やあまり強く頼む必要がない時、文章で書く場合も手紙などで柔らかい印象にしたい時に使うのに適しています。

「送付」の類義語

「送付」の他に、何かを送る時の言葉には次のようなものがあります。

  • 郵送(郵便で送ること)
  • 発送(荷物や郵便物を送り出すこと)
  • 送信(信号を送ること。メールを送る時に使う)

「送付」の対義語

「送付」の対義語には次のようなものがあります。

  • 受理(受け取って処理すること)
  • 受領(物や金を受け取ること)
  • 拝受(受け取ることをへりくだっていう語)
  • 拝領(目上の人から物をいただくこと)

まとめ

「ご送付・送付」はどちらもビジネスシーンで敬語として使える言葉でした。

二重敬語と間違われやすいですが、「ご送付いたします」や「ご送付申し上げます」、「ご送付願います」などと使っても大丈夫です。

「お送り」などと状況によって使い分けてみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
error: Content is protected !!