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「オフレコ」という言葉を聞いたことはありますか?
ビジネスシーンやメディア、報道の世界、主に政治関連のインタビューや対談などで、耳にすることも多い言葉かと思います。
しかし、聞いたことはあるものの、古い、死語?または何か悪い匂いがプンプンするというイメージだけで、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、その「オフレコ」という言葉について解説します。
目次
「オフレコ(off the record)」とは?
「オフレコ」とは英語の「off the record」を省略した和製英語で、日本語で「非公式の」という意味の言葉です。
「off the record = 記録しない」という意味から、主に、対談やインタビューなどを公表しないこと、もしくは非公式なものとすることを指す言葉です。
さらに言えば、「オフレコ」とは、「非公式な言動」を意味します。
ですから、例えば「非公式な組織」を指すときには「オフレコ」は使えません。
「ここだけの話し。。。」や「大きな声では言えませんが。。。」と同意ですね。
「オフレコ」はマスコミ、メディアでのイメージが強いため、ビジネスシーンにおいては「ご内聞」を用いた方が適切かと思います。
「オフレコ」って死語?古い?
「オフレコ」という言葉は時代とともに確かに、あまり使われなくなってきました。
いかなる分野においても、コンプライアンスや誠実性が求められるようになってきて「オフレコ」な発言をする機会が減ってきたことも理由の一つかと思います。
しかし、今日においても、代わりとなる良い言葉はあまりなく、まだ耳にする言葉ではあるので死語や古い言葉と括ってしまわない方がいいかと思います。
「アフレコ」や「アテレコ」との違いとは?
似たような言葉で「アフレコ」や「アテレコ」がありますね。
まず、「アフレコ」は、「after recording = アフターレコーディング」を省略した和製英語です。
「レコーディングの後」という意味の通り、あらかじめ映像だけを撮影しておき、あとからそれに合わせて音や声、音楽を録音する方法をいいます。
一方、「アテレコ」は、「当てレコ」の意味で「アフレコ」をもじった言葉です。
映像に合わせて声優が演じた台詞を当てることをいいます。アニメ映画や吹き替えなどが、その例ですね。
似たような言葉ですが、「オフレコ」とは全く違う意味なので注意しましょう。
「オフレコ」の使い方
「オフレコ」とは、日本語で「非公式の」や「非公式な言動」という意味でしたね。
主に、ビジネスや対談、インタビューなどの場面で使用される言葉です。
実際の使用例を見てみましょう。
「オフレコ」の例文
- 「ここからは、オフレコで、お願いします。」
- 「オフレコを条件に取材を受けましょう。」
- 「オフレコではあるが、内情を引き出せました。」
などと使います。
英語でネイティブはどのように使う?
「オフレコ」の由来である「off the record」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。
まず、「オフレコ」は和製英語なので当然、英語圏では全く通じません。
「アフレコ」や「アテレコ」も同様に通じません。
ですが、「off the record」や「off record」と言えば、日本語と同じような意味で使えます。
また英語圏では「on background」ということもあります。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「off the record」の英語例文
Ex 1) she started to talk about it with off-the-record.
(彼女はオフレコとして話し始めました。)
Ex 2) Oh No. It must be on background!
(あ。今のは内密な話しのはずでした!)
Ex 3) Why is this off-the-record interview published?
(なぜ、このオフレコのインテビューが公表されているのですか?)
まとめ
いかがでしょうか?
ビジネスの世界やマスコミ、メディア関係で使われている「オフレコ」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。
それらを通じて、「オフレコ」という言葉を理解できたかと思います。
最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。