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秋のお彼岸は、ご先祖様を供養する日本の大切な行事のひとつですね。
でも「今年の秋のお彼岸っていつ?」「やってはいけないことってあるの?」と尋ねられると、具体的に答えるのはなかなか難しいかもしれません。
そこで今回は、2025年秋のお彼岸に備えて一緒に学びを深めていけたらと思い、解説いたします。
目次
2025年の秋のお彼岸は?

2025年の秋のお彼岸は、9月20日(土)〜 9月26日(金)までの7日間となります。
彼岸とは、春と秋にあるものですが、それぞれ春分の日と秋分の日を目安に前後の日にちをとって決められています。
ですから、2025年の秋分の日は9月23日(火・祝)となりますのでそれを基準として決められているというわけです。
秋分の日が休日である理由はお彼岸?

秋分の日は一般的に「昼と夜の長さが同じになる日」とされており、日本の国民の祝日でもあります。
どうして国民の祝日になったのかといえば、それもお彼岸という文化が関係しているからです。
祝日法によれば、秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった方を偲ぶためのお休み」とされています。
ちなみに同様に春分の日もお休みとなっておりますが、こちらは「自然をたたえて、生物を愛しむ日」という意味が込められています。
秋のお彼岸にやってはいけないことは?
秋のお彼岸にやってはいけないことは、特別にはありません。
しかし、お彼岸はご先祖様を拝み供養する大切な時期です。
何がダメだということはありませんが、気分がハイになり過ぎる行動や、落ち着きのない行いをすることは、お彼岸にはふさわしくありませんね。
また、状況によっては控えた方が良い事も下記のようにあります。
結婚式
結婚式をしても悪くはないのですが、祝い事は重ねない方が良いとも考えられます。
仏事を重んじるご家庭や、その年に不幸事があったご家族は親戚が集まって法要をしたりするため、忙しい場合があります。
お見舞い
お彼岸は「死」「あの世」を連想させる部分があります。
ですから「縁起が悪く、失礼」だと感じる方もいらっしゃいます。
前々から決まっていた命に別状のない入院のお見舞いや、親しい間柄、出産などの祝い事であればお見舞いをしても問題はありません。
しかし、デリケートな事情の入院の場合は、お彼岸が明けてからうかがうべきだと考えられます。
お宮参り
神事と仏事を同時期に行うことは良くないと言われています。
神道においては「死」は穢れだと考えられていることから、あの世を意味する「彼岸」の時期とは重ならないようにするべきだという意見があるからです。
お祝いを持って行く
出産祝いや長寿祝いなども、お彼岸に持って行くのはやめましょう。
これもお見舞いと同様にあの世を連想し「縁起が悪い」「失礼」となる場合があるからです。
ただ例えば、親しい友人の誕生日が偶然お彼岸の時期だったというような場合は、あまり気を遣わなくても良いかと思います。
フランクな関係性であれば、お祝いを持って行っても問題ない場合もあるので、ご自身との間柄をよく考えて行いましょう。
2025年秋のお彼岸はいつ何をすればいいの?

さてここでは、秋のお彼岸に何をすると良いのか一緒に考えていきましょう。
秋のお彼岸の期間にすることは主に下記です。
「秋のお彼岸にすること3つ」
- お墓の掃除
- お墓参り
- 仏壇を拝む
特別に「彼岸法要」をする場合でなければ、秋と同様に春もそうなのですが、お彼岸にすることは主に上記3つです。
彼岸法要がある場合やしてもらいたい場合は、各家庭の菩提寺の方に聞けば教えてもらえます。
上記3つは、ご先祖様の冥福と感謝の気持ちを込めて行うものです。
また、お供物も用意すると尚良いでしょう。
ちなみにお供物としては、下記がおすすめです。
秋のお彼岸のお供物
- お線香
- 季節のお花
- 季節の野菜や果物
- お菓子(おすすめは秋はおはぎ、春はぼたもち、呼び名が異なるだけ)
- 故人の好きだったもの
秋の季節の花におすすめなもの
- ケイトウ
- コスモス
- ハギ
- リンドウ
などです。
ハギは秋のお菓子である「おはぎ」の名前にも使われているほど有名な秋の花の一種で、秋の七草の一つです。
秋の花は他にも色々ありますので、秋についてご関心のある方はぜひこちらもご覧ください。
>>秋の七草の種類一覧!意味や覚え方と春の七草との違いとは?
お彼岸にお墓参りに行けなかったらどうしよう!?
お墓参りはお彼岸の期間、特に秋では秋分の日に行くのがベストだというお話もありますが、この説はあくまで気持ち的な部分もあります。
ですから、お彼岸期間にこだわらずとも大丈夫です。
秋はお彼岸の頃「シルバーウィーク」と呼ばれる連休があります。
お彼岸の時期が忙しくても、シルバーウィークを活用すれば効率的に過ごせるかもしれません。
下記が2025年のシルバーウィークと言われている期間のカレンダーになります。
- 9月13日(土)
- 9月14日(日)
- 9月15日(月) 祝日
- 9月16日(火)
- 9月17日(水)
- 9月18日(木)
- 9月19日(金)
- 9月20日(月)彼岸入り
- 9月21日(火)
- 9月22日(水)
- 9月23日(木)秋分の日
- 9月24日(金)
- 9月25日(土)
- 9月26日(日)彼岸明け
もしお彼岸が忙しい場合は、9月13日(土)〜9月15日(月)の連休を利用してお墓掃除を済ませておいたり、さらにお墓参りを済ませておいても問題はないのです。
また平日しかお休みがない方でも、9月16日(火)〜9月19日(金)の平日にお参りしておいても問題はありません。
さらに、お彼岸の直後しか休みが取れなくても、きちんと先祖供養をすれば問題はないのです。
ご先祖様を想う気持ちが一番大切なので、お彼岸の前後でも行動に移せば問題はないと思ってくださいね。
もし海外や遠方にお住まいで、なかなかお墓やお仏壇に行くことができない方も、ご自宅で手を合わせてご先祖様を拝むようにしましょう。
まとめ
2025年の秋のお彼岸は9月20日(土)〜 9月26日(金)の7日間です。
お彼岸には「お墓掃除」「お墓参り」「仏壇を拝む」の3つを中心に行動しましょう。
期間中やってはいけない事としては特別にはありませんが、ご先祖様を供養して故人を偲ぶ期間ですので、落ち着きのない行動や祝い事の種類によったり、お見舞いなどは避けた方が良い場合があります。
また、お彼岸の時期が忙しくて先祖供養が難しい方は、シルバーウィークを活かしてお彼岸前後に行うようにすれば良いでしょう。
楽しい休暇とご先祖様を大切にする気持ちを両立させ、良い秋の日をお過ごしくださいね。