※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
美味しくて、お茶菓子にもぴったりな「バームクーヘン」。
実は縁起物だってご存知ですか?
今回は、そんなバームクーヘンが縁起物とされる意味や由来について解説していきます。
「個包装は縁起が悪い?」
「どんな時にバームクーヘンでお祝いしたらいいの?」
そんなあなたの疑問にもお答えしちゃいます!
目次
バームクーヘンが縁起物とされる意味

その1、木々の年輪の様な層
バームクーヘンといえば、まず思い浮かぶのが何層にもなった生地ですね。
この層、なんだかまるで永く生きた木々の年輪を思い浮かべませんか?
この幾重にも重なった層が「長寿」や「末永く」「幸福の重ねる」と言った意味を連想させることから、縁起物だとされているのです。
その2、形が「⚪︎」で縁起が良い
バームクーヘンは、職人が生地を一層ずつ重ねて焼き上げる手間のかかるお菓子です。
釜の中でゆっくりと回転する棒状の芯に生地をつけ、絶えず回転させながら焼き上げ、この工程を繰り返していくのです。
そして焼き上がって芯を引き抜いてを輪切りにしたものが、みなさんご存知の円形のバームクーヘンとなる訳です。
この形がまるで「⚪︎」を連想させることから、縁起が良いと言われているのです。
その3、製作過程の手間と高級感
バームクーヘンの製作過程は、前述した様に手間も時間もかかります。
出来上がったその見た目からも、職人による繊細な技術が分かるものだと言え、美しく見えますね。
さらに手に取った時にずっしりとした重量感があること、箱を開けた時の高級感などからも縁起物として選ばれているのです。
バームクーヘンの由来は?

バームクーヘンは1800年代の初めに生まれた、ドイツのお菓子でした。
「バーム」は木、「クーヘン」はお菓子を意味しています。
日本に渡ったのは第一次世界大戦後、大正8年3月4日、初めて日本でバームクーヘンが販売されました。
ですからそれにちなんで、2010年には株式会社ユーハイムにより、3月4日は「バームクーヘンの日」と制定されています。
やがてバームクーヘンはどんどん日本で認知される様になり、人気の定番お菓子となっていきます。
そして現代日本では、単にお菓子という意味だけではなく、引き出物等の縁起物としても市場を占める様になっていったのです。
個包装は縁起が悪いの?

バームクーヘンの個包装というと、どうしてもバームクーヘンを一口大に切ったものを思い浮かべませんか?
個包装が縁起が悪いという理由は、そこにあります。
出来上がった「⚪︎」である円形のバームクーヘンに刃を入れてしまうことが「縁の切れ目」や「別れ」を連想させてしまい、縁起が良くないと言われることがあるからなのです。
とは言っても実際は、個包装を好む一部の声もあることは確かです。
理由は、もらった側が一気に食べきれない場合や、家族や友人とシェアする際に便利という意見があるからです。
ですからバームクーヘンは、時と場合、お祝いの席によってその形を選ぶことが良いと考えられます。
次の項目では、どんな時にバームクーヘンをどのような意味を込めてお祝いすると良いか解説しますので、もう少しお付き合いくださいね!
どんなお祝いの時にバームクーヘンを使えば良いの?
結婚式
結婚式のお祝いや、引き出物にバームクーヘンが使われるその理由は、年輪の様なバームクーヘンの形になぞらえて、末永く夫婦の愛を築いていくことをあらわしています。
ですから、結婚式にはカットされた個包装のバームクーヘンよりも、円形のまま扱うことが良いと考えられます。
バレンタイン・ホワイトデー
この時期に扱われるバウムクーヘンには「2人の時間を重ねていく」という意味があると言われています。
ですから、この場合でも円形のバームクーヘンが良いとされています。
しかし贈る相手が個人であることもあることから、小さめのバームクーヘンや、ハート型のバームクーヘンも売られている様ですのでチェックしてみましょう。
長寿祝い
長生きをお祝いする意味が込められていますので、木の年輪に見立てて円形のバームクーヘンが良いと言われています。
しかし一方で年配者の方にも手間が要らず食べやすい理由から、カットされた個包装のものも好まれる意見もあります。
日持ちと利便性、贈る相手との関係性などを考えて選ぶようにしましょう。
バームクーヘンを使わない方が良い時
香典返し
バームクーヘンは何層にもなっていることから「不幸の繰り返し」を連想させることがあります。
香典返しは形が残らない様なものが好まれるため食べ物としては問題はないのですが、バームクーヘンの形状を考えるとあまり良くない印象を抱かれることもありますので注意しましょう。
病気のお見舞い
これも何層にもなっているバームクーヘンの形状から「病気ぶり返す」などの意味を感じる方がいらっしゃる様です。
本人からのリクエストや、好物の場合などは良いかもしれませんが、円形のバームクーヘンはおすすめできない部分がありますね。
もしお見舞いに持っていくなら、カットされた個包装のものを選ぶと無難かもしれません。
まとめ
バームクーヘンは、その形状と何層にもなった生地から「幸せを重ねる」「長寿」を意味する縁起物として現代では活躍するお菓子となっています。
もし縁起物として活用するのであれば、「⚪︎」を連想させる形状の円形のままのバームクーヘンでお祝いをすることが無難でしょう。
基本的に個包装は刃を入れることになることから縁起が悪いという声もありますが、親しい間柄や状況に合わせて、個包装を選ぶのも手かもしれませんね。