「盤石」の意味と使い方!「磐石」との違いは?【類義語・対義語】

「盤石の基礎を築く」「磐石の地位」

このような言い回しを見聞きすることがあります。

ニュースや新聞でも出てきますし、ビジネスシーンのやり取りの中でも出てくることがある言葉ですね。

なんとなく前後の文脈から意味は想像がつくのではないかと思いますが、この「盤石」の意味、改めて調べてみたことはあまりないのではないでしょうか。

今回は、「盤石」の意味と使い方!「磐石」との違いは?【類義語・対義語】についてご説明いたします!

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「盤石」の意味

「盤石」は「重く大きな石。いわお」「堅固で安定していてびくともしないこと」という意味です。

「盤」は「平たく大きな岩」を表す漢字です。

それに「石」なので、文字通り「大きな石」という意味があるんですね。

それが転じて二番目の「堅固で安定している」という意味になったわけです。

普通に会話や文書の中で出てくる場合、「盤石」はこちらのほうの意味だと思ってよいでしょう。

しっかり安定している、という意味になります。

「盤石」の語源

「盤」という字は「船」と「皿」から出来ており、それぞれ「渡し船と手に木の杖を持つ」「食物を盛る皿」の象形から成り立っています。

「大きな船のような形の皿(たらい)」ということから「大きな岩」の意味になったんですね。

この字と「石」で「盤石」という言葉ができたわけですが、「盤石」の由来は諸説あるようです。

その中の一つは不動明王が座している土台からきているというものです。

お経では不動明王は「金剛石に座し」と書かれているので、土台というのは大きなダイヤモンドということになります。

不動明王は人の煩悩を焼き尽くし、人を救おうとする厳しく固い意思を持った存在です。

そのような不動明王が座する固い大きなダイヤモンドの土台ということですから、そこから「盤石」という言葉ができたというわけです。

「盤石」の使い方

「盤石」は「堅固でしっかりしている」という意味です。

使い方としては、もちろん「大きな石」という意味でも使えますが、ほとんどの場合「しっかり安定している状態」という意味で使います。

「盤石の体制」「盤石の自信」といったように、大抵は何かの体制や心構えといった形のないものに対して使う言葉です。

【例文】

  1. 盤石の基礎を築く。
  2. 盤石の構えで臨む。
  3. 東軍は盤石の布陣を擁していた。

「磐石」との違いは?

さて、「盤石」とよく似ていますが「磐石」という言葉を見かけることもあります。

「盤」と「磐」で、漢字の下半分がよく見ると違っていますよね。

読み方も同じ「ばんじゃく」ですが、「盤石」と「磐石」の違いはあるのでしょうか。

結論から言うと、「盤石」も「磐石」も意味は同じです。

どちらも「大きな岩」の意味で、そこから転じて「安定していて堅固で揺るがない」様子を表すようになったという点も同じです。

「盤」は平たいものを表す漢字で、平たい大きな岩という意味もあります。

「磐」は大きな岩を表します。

「盤石」でも「磐石」でも同じなのですが、「磐」は常用外の漢字なので、「盤」の方が使われることが多いです。

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「盤石」の類義語

「磐石」の類義語には次のようなものがあります。

  • 万全
  • 鉄壁
  • 堅牢
  • 堅固
  • 揺るがない
  • 安定
  • 不動

いずれも落ち着いて変動がないことや、相手が付け入る隙を見せない、または動揺するようなことがあっても平然としているさまなどを表す言葉です。

「盤石」の対義語

「盤石」の対義語には次のようなものがあります。

  • 不安定
  • 不十分
  • 粗雑
  • 脆弱

などなど、「盤石」を使う場面によって「しっかりしていない」という意味で反対になる言葉は色々と考えられるでしょう。

安定感がなかったり、脆かったりする意味の言葉たちです。

まとめ

「盤石」もしくは「磐石」は、文字通り大きな岩のようにしっかりした状態を表す言葉でした。

難しい言葉ですが、このような言葉を使いこなすことができているとビジネスの場での信頼感もアップしそうですね。

ぜひこの機会に覚えておきましょう。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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