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ベンチマークの意味とは?ビジネスでの分野別での使い方|英語例文

ベンチマークの意味とは?ビジネスでの分野別での使い方|英語例文

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「ベンチマーク」という言葉を聞いたことはありますか?

ものの価値、すなわち、より良い製品、よりよい価格、より多い利益というものは、他との比較によって決まることが大半です。

他人または競合他社との比較なしに、主観的な価値付や判断を下すことは失敗の原因となりがちです。

そうした比較や競争社会の中で「ベンチマーク」という言葉を目にすることがあるかもしれません。

ここでは、その「ベンチマーク」という言葉について解説します。

「ベンチマーク」の意味とは?

「ベンチマーク」とは英語の「benchmark」で、日本語では「基準」や「水準」または「指標」といった意味の言葉です。

もともと「ベンチマーク」とは、測定/測量の分野における「水準点」を意味する言葉ですが、そこから転じて「基準」などを意味する言葉となっています。

汎用性の高い言葉で各種業界や、場面場面で具体的な意味は異なってくるため、注意が必要です。

以下に、いくつかの例を紹介しますので参照ください。

>>「ステークホルダー」の意味とは?ストックホルダー・シェアホルダーとの違いは?|英語例文

経営/マーケティング分野での使われ方

経営やマーケティングの分野で「ベンチマーク」とは、優良他社の戦略や指標をベンチマークといいます。

自社の経営やマーケティング戦略を改善するために用いるもので、そのための改善活動そのものをベンチマークと呼ぶこともあります。

金融/投資の分野での使われ方

金融や投資の分野において「ベンチマーク」とは、投資信託などが運用の指標としている基準のことです。

具体例として、国内株式では、日経平均株価、TOPIXが代表的なベンチマークとなります。

IT/パソコン分野での使われ方

ITやパソコンの分野における「ベンチマーク」とは、パソコンの性能を示すものとなります。

パソコンに一定の負荷をかけることで例えば、代表的なパソコンの速さの一つの指標であるCPUベンチマークを測定することにより、パソコンの性能を計測することを意味します。

その判定テストをベンチマークテストと言い、CPUの処理速度やグラフィックの処理速度、メモリーへのアクセス速度など部分的な性能を評価したり、時にパソコン全体の処理性能を評価する場合もあります。

また、そのパソコンのベンチマークを実行する専門のソフトを「ベンチマークソフト」と呼びます。

「ベンチマーク」の使い方

「ベンチマーク」とは、日本語で「基準」や「指標」を意味する言葉でしたね。

ここでは、「ベンチマーク」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。

【使用例】

  • 「本日付けの価格をベンチマークとして設定しましょう。」
  • 「予想を超える相場の動きでベンチマークを下回ってしまった。」
  • 「A社の新製品のスペックをベンチマークとしましょう。」

などとして用いられていますね。

英語でネイティブはどのように使う?

「ベンチマーク」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。

英語圏でも「benchmark」として、そのままの意味で使うことが出来ます。

実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。

「benchmark」の英語例文

Ex 1) What is the benchmark for the specification of new mobile?

(新しい携帯のスペックのベンチマークは何ですか?)

Ex 2) Let’s review the benchmark to be reasonable.

(現実的な数字になるようベンチマークを見直しましょう。)

Ex 3) How did you define the benchmark?

(あなたは、どのようにベンチマークを定めましたか?)

まとめ

いかがでしょうか?

競争の激しいビジネスシーンでは、常に顧客および利益と取り合いとなり、常日頃から他社との比較を迫られています。

そうした中で、正しい基準や指標の設定が求められているのです。

そうした様々なビジネスシーンで用いられている「ベンチマーク」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。

それらを通じて、「ベンチマーク」という言葉を理解できたかと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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