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言葉の意味と使い方

「陳腐」の意味と使い方!「陳腐化」とは?【類義語・対義語】

「陳腐」の意味と使い方!「陳腐化」とは?【類義語・対義語】

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「陳腐な表現だ」

「サービスの陳腐化」

「陳腐」という言葉はよく耳にすると思います。

聞いたことはあるけれどよくわからないという人も多いでしょう。

また、ビジネスシーンでよく耳にする「陳腐化」と言う言葉も、ちょっと難しい印象です。

正しく理解できるよう、合わせてこの機会に確認しておきましょう。

今回は、「陳腐」の意味と使い方!「陳腐化」とは?【類義語・対義語】についてご説明いたします!

「陳腐」の意味

「陳腐」は「ありふれていて、古くさくつまらないこと」という意味です。

「ちんぷ」と読みます。

ありふれている、古くさい、つまらない、ということで、どちらかというと悪い意味だとわかると思います。

いい意味で使うことはほとんどないでしょう。

「陳腐」の「陳」は、「ならべる」「のべる」「古い」といった意味がある漢字です。

「陳腐」の場合は「古い」という意味で使われています。

「腐」はそのまま、「腐る」という意味ですね。

「陳腐」は漢字の意味そのままだと「古くて腐っている」となります。

といっても「陳腐」は本当に腐った食べ物などに使う言葉ではなく、比喩的な意味で古い感じのものについて言う言葉です。

「陳腐」の使い方

「陳腐」はありふれていて古くさいものに対して使う言葉です。

「陳腐だ」「陳腐な」といった使い方をします。

その意味からも、古臭くてつまらない、ありきたりでつまらないといった悪い評価の言葉として使います。

例文で使い方を確認しておきましょう。

「陳腐」の例文

  1. なんて陳腐なセリフだ。
  2. そんな陳腐な意見は控えた方がいい。
  3. 褒めているつもりかもしれないが、あまりに彼の言うことが陳腐で笑いをこらえきれない。
  4. あんな陳腐な映画を見るために貴重な休日を使ってしまった。

「陳腐化」とは?

「陳腐」はビジネスシーンでよく「陳腐化」という言葉として使われます。

「陳腐化」は、そのまま解釈すれば「陳腐になっていく」ということですよね。

ビジネスシーンでよく使われる「陳腐化」は、「ある製品や設備などが時代遅れになったり効率が悪くなったりして市場価値が低下すること」を言います。

流行が変わったり、新しい技術が登場したりして、ある製品などが時代遅れになってしまいます。

そうすると、これはもう古くさいということで、その製品は売れなくなって価値が下がりますよね。

「陳腐化」は商品の陳腐化、ブランドの陳腐化、サービスや機能の陳腐化……などと使い、こうしたものが古くさくなって人気がなくなる、売れなくなると言うような状況を表します。

ビジネスの場で、またビジネス関係の本や記事などでもよく見かける言葉ですので覚えておきましょう。

「陳腐化」の例文

  1. 最新のアプリも数年後には陳腐化してしまう。
  2. 斬新なデザインはともすれば陳腐化もしやすいものだ。
  3. あの会社では必要なスキルを持った人材を次々採用する代わりに、スキルが陳腐化した社員はどんどん辞めさせられる。
  4. 数年前には絶大な人気を誇っていたあのブランドも、いまや陳腐化と戦っている状態だ。

「陳腐」の類義語

「陳腐」の類義語には次のようなものがあります。

  • 平凡(特に優れた点もなく並なこと)
  • 月並み(ありふれていて平凡なこと)
  • 凡庸(優れた点がなく平凡なこと)
  • 古くさい(いかにも古い感じである。時代遅れである)
  • 時代遅れ(その時の傾向などに遅れていること)
  • マンネリ(新鮮味や独創性がないこと)
  • ありふれた(どこにでもあること)
  • なんの変哲も無い(特に取り立てて言うほどのこともない)

いずれも「ありふれている」または「古臭い」意味の言葉です。

「陳腐」の対義語

「陳腐」の対義語には次のようなものがあります。

  • 新鮮(物事に今までにない新しさが感じられるさま)
  • 斬新(趣向が飛び抜けて新しいこと)
  • 新奇(目新しく、普通と違っていること)

「陳腐」では古くさくてみんなに飽きられてしまいますが、これらの対義語は新しくてみんなが飛びついて人気が出そうな様子を表しますね。

こちらもぜひ仕事をする上で覚えておきたい言葉ですね。

まとめ

「陳腐」はありふれていて古くさいと言う意味の言葉でした。

ビジネスシーンに限ったことではありませんが、「陳腐」にはなりたくありませんね。

もちろんなんでも新しければよいと言うものではありませんが、常に面白みがあり、魅力が感じられるような発想ができる人物でありたいものです。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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