言葉の意味と使い方

「重複」の読み方や意味と使い方!ビジネスでの重複メールのお詫び例文

「重複」の読み方や意味と使い方!ビジネスでの重複メールのお詫び例文

「重複」をどう読みますか?

「重複」は「ちょうふく」か「じゅうふく」と読まれる言葉です。

どちらが正しいのか、はっきり知っておきたいですよね。

また、ビジネスシーンでは「重複」をお詫びするメールを書くこともよくありますので、使い方をしっかり確認しましょう。

今回は、「重複」の読み方や意味と使い方!ビジネスでの重複メールのお詫び例文についてご説明いたします!

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「重複」の読み方

「重複」の読み方は、「ちょうふく」です。

「じゅうふく」と読んでいた人も多いかもしれませんが、

辞書、文化庁やNHKが採用している読み方は「ちょうふく」で、これが正しい読み方なので覚えておきましょう。

「自重」とか「重宝」とか、「重」を「ちょう」と読みますよね。

ですが、「体重」「重量」「重箱」など、「じゅう」と読む方が日常的に使う熟語に多く、「ちょう」よりも「じゅう」の方が親しみがあると感じられるようです。

そのため、「重複」を「じゅうふく」と読む人が非常に多く、はっきり「じゅうふく」は間違いであるとも言えなくなっているのです。

いわゆる慣用読みということで、一般的には通じますし、辞書などでも補足的に載っていることもあります。

テレビやラジオでも(NHKは「ちょうふく」できちんと統一しているとのことですが)「じゅうふく」と言われていることがあり、違和感を持つ人はあまりいないかもしれません。

とはいえ、「重複」は慣用読みで「じゅうふく」とも読まれ定着していますが、本来は「ちょうふく」である、ということでしっかり覚えておきましょう。

平成15年度(2003年度)の文化庁による「国語に関する世論調査」では、「重複」の読み方として

  • 「ちょうふく」は20.0%
  • 「じゅうふく」は76.1%

という結果が出ており、本来の読み方ではない慣用読みの「じゅうふく」の方がかなり多いという結果になっています。

「重複」の意味

「重複」は「同じものが複数個重なること」という意味です。

読み方は「ちょうふく」でしたね。

「重複」の「重」は「かさなる」です。

「複」は「かさなる。二つ以上ある」という意味です。

「重複」はものごとが重なるという意味の漢字を合わせて強調した言葉です。

同じものが何個も重なる、同じことが何度も重なるということを表します。

「重複」の使い方

「重複」は、同じものやことが何個も(何度も)重なることを指して使います。

ですが、これは例えばいくつあってもいいとか、たくさんある方がいいようなものがいくつももらえるといったポジティブな意味ではあまり使いません。

大抵は、「一つでいいのにいくつも重なる」とか、「二つ以上は余計だ」「一回でいいのに何回もやられる」といった、あまりよくないニュアンスで使われます。

現代的な俗語では、いわゆる「ダブる」とか「被る」という言葉に近いでしょう。

例文で「重複」の使い方を確認しましょう。

【例文】

  • 重複したデータは削除してください。
  • 先ほどの内容と重複しますが、重要なことなので再度ご説明いたします。
  • 提出された書類が重複している。
  • 「頭痛が痛い」などの、意味が重複している表現を「二重表現」「重言」などと言う。

ビジネスでの重複メールのお詫び例文

「重複」は同じものが重なっているということなので、ビジネスシーンでもよく使われる言葉です。

データが重複しているとか、書類が重複しているなど、仕事上では色々な「重複」がありますが、その中でも多いのがメールの「重複」です。

同じ内容のメールを二通以上送ってしまったとか、システムトラブルでメールマガジンなどが複数回送られてしまったなどということがあります。

そのような「重複」したメールについて、お詫びをするということがよくあります。

また、メールしたことを相手がもう承知しているかもしれないな、という時には

「ご案内が重複しておりましたら申し訳ございません」

などとして、あらかじめ「重複」の可能性があることを伝えるという使い方もよくあります。

例文で使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. 先ほどは重複したメールを送ってしまいました。お手数をおかけして申し訳ございませんが、二通目は破棄してください。
  2. ご案内が重複していましたらお詫び申し上げます。

件名:メールの重複配信のお詫び

平素は弊社製品をご愛用いただきまして、誠にありがとうございます。

さて、昨日お送りしました以下の件名のメールですが、弊社システムの不具合により2回配信されていたことが判明いたしました。

同じメールを受信されたお客様には大変ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。

件名:抽選で100名様に最新商品が当たる!○○キャンペーン

二通のメールは同じ内容ですので、お手数をおかけしますがどちらか一方を破棄してくださいますようお願いいたします。

今後はこのようなことがないよう努めてまいりますので、何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

「重複」の類義語

「重複」の類義語には次のようなものがあります。

  • ダブる(重複する。二重になる)
  • 反復(繰り返すこと)
  • 重なる(同様の物事が二つ以上同じように加わること)

「重複」の対義語

「重複」の対義語には次のようなものがあります。

  • 単一(それ一つであること)
  • 唯一(ただ一つで他にはないこと)
  • 単数(数が一つであること)
  • 単独(ただ一つだけであること)

まとめ

「重複」は「ちょうふく」が正しいですが、「じゅうふく」も慣用読みとして定着した読み方でした。

ビジネスシーンで、何かとメールなどが「重複」してしまうこともあると思います。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。