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クライテリアの意味とは?ビジネスでの使い方と英語での表現を解説|例文つき

クライテリアの意味とは?ビジネスでの使い方と英語での表現を解説|例文つき

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「クライテリア」という言葉を聞いたことはありますか?

最近、ビジネスや経済の分野で耳にする機会が増えてきました。

東京都知事の小池百合子さんもインタビュー等で度々「緊急事態宣言解除のクライテリア」について言及するなど一般的なワードになりつつあります。

ですが、正直よく意味がわからないという方も多いのではないでしょうか?

ここでは、その「クライテリア(criteria)」という言葉について解説します。

「クライテリア = Criteria」とは?

クライテリア「criteria」とは英語の「criterion」の複数形で、日本語で「基準」という意味になります。

「基準」と言っても2つの意味がある言葉ですが、「行動や判断の根拠となる指標」の意味です。

「判断基準」や「評価基準」といった方が理解しやすいかと思います。

ニュース等で「基準を超えた有害物質が検出された」なんて報道もありますが、ここで言う基準は、その「行動や判断の根拠となる指標」のような意味ですね。

また、単数系は「criterion」ですが、使うことは、ほぼありません。

複数あるものという前提から、例え基準が一つでも「クライテリア」と表現するのが一般的です。

スタンダード「standard」との違いは?

辞書などで調べれば他に「基準」と訳される単語として「standard」などもありますが、それはもう一つの意味の「基準」です。

例えば「労働基準」などと言うと、これは労働の「ルール」のような意味ですね。

こちらの「ルール」に近い意味の「基準」の場合は「standard」等を使います。

「クライテリア」の使い方

クライテリアとは「基準」という意味でしたね。

ビジネスで使う場合でも、「判断基準」「評価基準」を知りたい時などに使います。
例えば、

  • クライテリア項目
  • 設計クライテリア
  • カットオーバークライテリア

などのように使われることがあります。

それぞれの具体例を見ていきましょう。

クライテリア項目とは?

「クライテリア項目」とは「判断基準の項目」という意味になります。

例えば、皆さん大好きアイスクリームを例にとって見ましょう。

アイスクリームは大きく三つに分類されます。

アイスクリームとは乳固形分15.0%以上 (うち乳脂肪が8.0%以上) 入っているものを指します。

それ以下のものはアイスミルクやラクトアイスとなります。

この時、アイスクリームとの「クライテリア項目」は二つで「乳固形分15.0%以上」と「乳脂肪が8.0%以上)」ということです。

設計クライテリアとは?

「設計クライテリア」とは、設計するに当たっての基準という意味になります。

具体的には「コストは150万円以内」や「大きさは10cm以下」や「震度5に耐えうる」等ですね。

設計段階で、何が重要か、何を優先するべきかを事前にクライアントと打ち合わせ、合意するような場面で、使われたりします。

カットオーバークライテリアとは?

「カットオーバークライテリア」とは、IT用語です。

あるシステムがどのような状態に達し時に稼働(カットオーバー)するのかを定めた基準のことで、サービスインクライテリアと言われるときもあります。

英語でネイティブはどのように使う?

同じ「クライテリア」という言葉を実際の英語ではビジネスの場面でどのように使っているでしょうか。

実際の英語圏でも「クライテリア=criteria」といい、意味も大きく変わりません。

日本語で使うときと同様の意味/ニュアンスで、そのまま使えます。

また実際の英語圏でも単数形の「criterion」を使うことは、ほぼありません。

以下の例文を参照ください。

「criteria」を使った英語での例文

Ex 1) What is the acceptance criteria of this test?

(本試験の許容基準は何ですか?)

Ex 2) What is the criteria to be ice cream in Japan.

(日本において、アイスクリームとなるための基準はなんですか?)

Ex 3) Our new products met the criteria for the commercialization.

(新製品が無事に製品化の基準を満たしました。)

上記の例のように「基準を満たす」は「meet the criteria」となる(例文では過去形なのでmeet met)ことも合わせて覚えておくといいと思います。

まとめ

ビジネスなどの場面で、耳にするようになってきた「クライテリア」という言葉の意味と、その具体例を日本語と英語で見てみました。

それらを通じて、「クライテリア」という言葉の理解できたかと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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