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妖怪「だいだらぼっち」は、ゲームやアニメなどにも登場しその存在感の大きさで知られています。

ですがその大きさなどについて詳しく知っているという人は案外少ないのではないでしょうか。

今回は「だいだらぼっち」についてその大きさの説明はもちろん、富士山や琵琶湖を作ったという話についてもご説明していきます。

「だいだらぼっち」とは

「だいだらぼっち」とは日本各地でその伝承が残る巨大な姿をした妖怪です。

富士山や琵琶湖を作った妖怪としての伝承も残る妖怪で、その大きさは推定でも300メートルを超えると言われています。

イザナギ、イザナミといった国土創生の神々が巨人だったという伝承に対して生まれた巨人信仰が生んだ妖怪でありながら神のような存在となっているんですよ。

「だいだらぼっち」の大きさは?

はっきりとした大きさの記述は残っていませんが、奈良時代の初めごろに編纂された「常陸国風土記」には「長さ72.8メートル、幅36.4メートルの足跡」と記述があるそうです。

この足跡の大きさから計算するとその身長は何と300メートルを軽々と超えていきます。

丘に座り、手を伸ばせば浜辺に届くので、貝殻を拾って食べ、その食べ残しである貝殻が積もったことで丘になったとも書かれており、巨人伝承が根強く受け継がれているのを感じますよね。

「だいだらぼっち」は富士山と琵琶湖を作った?

日本最大の湖と言われる琵琶湖と、日本一の山として知られる富士山は、なんとダイダラボッチが作ったものだという伝承が残っています。

1、ダイダラボッチが比叡山につまづき、その事に怒って蹴飛ばした部分が琵琶湖になったという説。

2、ダイダラボッチが富士山を作ろうと思い立ち、現在の滋賀県である近江の土を掘って立派な富士山を作り上げた。その土を掘った部分が琵琶湖となった。

という説があるんですよ。

伝承が残る地域によって様々な説がありますが、粘土遊びをするように富士山を作ってしまうというのは、よほどダイダラボッチの体が巨大であったことを示しているのではないでしょうか。

まとめ

地域によっては「筑波山と富士山どっちが重いか比べようとした」「古来の日本は空が低かったのでダイダラボッチが押し上げて、現在の高い空になった」など人間と友好的な面が多く描かれています。

アニメやゲームなどでは悪い妖怪として描かれることも多いダイダラボッチですが実は可愛い面も多い妖怪なんですね。