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言葉の意味と使い方

「大還暦」とは何歳?その次は?迎えた人は何人くらいいる?意味と由来も解説

「大還暦」とは何歳?その次は?迎えた人は何人くらいいる?意味と由来も解説

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「大還暦」という言葉を聞いたことはありますか?

実はこれは長寿祝いの一つなのです。

「還暦」はとても有名な長寿祝いですが、「大還暦」は一体何歳のお祝いなのでしょうか。

今回は、大還暦の年齢や、その次の長寿祝い、大還暦を迎えた人は何人くらいいるのかなどをご紹介いたします。

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大還暦とは何歳?意味と由来は?

大還暦とは、なんと120歳の長寿祝いです。

みなさんご存知の「還暦」は60歳の長寿祝いですね。

これは十干と十二支の組み合わせとなる暦が、60年で一周するからです。

なので、暦が還ると書いて「還暦」となっています。

大還暦はその60年が2つ分、つまり2周していることから「大還暦」と呼ばれるようになったという由来があるのです。

大還暦を迎えた人は何人くらいいる?

おじいちゃんとおばあちゃん

大還暦=120歳と聞くと「そんなに人って生きられるの?」と思いますよね。

そして実際に、120歳まで生きられた人は今まで存在しているのかというところも疑問なところです。

ここでは、大還暦を迎えた人について語っていきましょう。

フランス国籍 ジャンヌ・カルマン氏

本名はジャンヌ=ルイーズ・カルマンさんです。

この方は、ギネスブックに認定されている人類史上最も長く生きた人です。

1875年2月21日〜1997年8月4日の、なんと122年164日間も生きたとされるフランス人女性です。

彼女が生まれた1875年というと、当時の日本は明治8年ですね。

この頃の日本は、あの教科書に載っている「大久保利通」や「板垣退助」らが活躍していた時代です。

もっと分かりやすく言えば、1868年に江戸時代が終わるので、その8年後の日本と考えるとジャンヌ・カルマン氏が生まれたのが随分と昔であることが分かりますね。

ジャンヌ・カルマン氏の年齢が有名になったのは、1988年の113歳の時のインタビューからだったそうです。

彼女はゴッホ没後100年の記念インタビューで、ゴッホのことを「アルコール漬けで身なりの汚い男だった」と言ったことから、「あのゴッホに直接会ったことがある人物」となり、有名になりました。

ゴッホは生前フランスのアルルを愛していましたから、フランスアルル生まれのジャンヌ・カルマン氏はゴッホに会ったことがあったようですね。

そして翌年の1989年、ジャンヌ・カルマン氏はギネスブックに世界最高齢の人として登録されたのです。

ちなみにジャンル・カルマン氏はなかなかパワフルな人で、85歳からフェンシングを始め、100歳まで自転車を乗っていたそうです。

また110歳で施設に移り、114歳に大腿骨を骨折して手術を受けるまで歩行ができたそうです。

そして、20代からしていた喫煙をやめたのはなんと117歳で、理由はタバコに火をつける介護者を気遣ってとのこと。

あまりにエピソードが凄すぎて、もう持っている素質が違うのかもしれませんね。

日本でも? 泉 重千代氏

実は日本でも2012年までギネスブックに登録されていた、大還暦を迎えたとされる人物がいました。

それが「泉 重千代氏」です。

1865年8月20日〜1986年2月21日の120年185日間生きたとされていました。

つまり、江戸時代に生まれた人という扱いであったのです。

1995年まではギネスブック公認の世界最長寿の人とされており、2012年までは世界最長寿の男性として載っていました。

彼は鹿児島県徳之島出身の男性で、ギネスに認定されていた当時は日本でも有名となり、マスコミで報道されました。

泉 重千代氏が生きていた頃はそのお宅に観光バスも訪れて、地域の資源となるほどだったのことです。

しかし、後の戸籍調査の結果から兄の戸籍と混同されていたとして、実際は105歳で亡くなったとされています。

ギネスブックは、2009年から泉氏の年齢の信憑性についての疑問を掲載し、2012年版で取り消したそうです。

また、2020年の時点で厚生労働省も泉氏の年齢を120歳とは認めていないとのこと。

日本で大還暦を迎えた人がいると聞くとちょっと嬉しくなりますが、残念ながら泉氏は違ったようですね。

しかし、その好々爺ぶりから泉氏は亡くなった今でも地域でとても愛されており、徳之島の観光スポットとして銅像や記念館があり、色々な人が長寿を願って訪れるのだそうです。

120歳でも、105歳でも、100年以上生きるというのはとてもすごいことですね。

>>徳之島観光連盟 泉重千代氏について

大還暦の次はあるの?

天寿

大還暦の次と言えば、120歳以上の長寿祝いとなりますよね。

なんと実は、あるんです。

それが「天寿」です。

「天寿」は250歳の長寿祝いとされていますが、実は違うのではという話もあり、本当のところは250歳がどこからきたのかは分かっていません。

「天寿」について詳しくはこちら>>「天寿」の意味と由来は?250歳は嘘?「天寿を全うする」とは?

まとめ

大還暦とは、120歳の長寿祝いのことです。

由来は、還暦である60年間を2周分した年月を生きたということからきています。

大還暦を迎えるということは、ギネスブックに載るほど大変なことです。

現在ではフランスのジャンヌ・カルマン氏がギネスに登録されています。

現代では、医療の発達や人々の健康意識の改善から、平均寿命はどんどん伸びつつあります。

いつか多くの人が120年の大還暦を迎える時代がやってくるかもしれませんね。

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