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エビデンスの意味とは?ビジネスや医療での使い方や英語での例文

エビデンスの意味とは?ビジネスや医療での使い方や英語での例文

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「エビデンス」という言葉を聞いたことはありますか?

小池都知事が東京五輪やコロナ関係のインタビューで「エビデンス」という言葉をよく使っていましたね。

また、日本のビジネスシーンや医療の世界においても、よく聞く言葉になってきました。

しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?

ここでは、その「エビデンス」という言葉について解説します。

「エビデンス(evidence)」とは?

「エビデンス」とは英語の「evidence」で、日本語で「証拠」や「根拠」という意味の言葉です。

また、ビジネスシーンにおいては、「根拠となるデータ」という意味も含まれます。

医療での「エビデンス」

医療の現場においては、「この治療法がよいといえる証拠」という意味です。

薬の処方や治療方法、検査方法など、それがよいと判断した証拠や根拠のことです。

そういった根拠を示すことで患者さんも安心、納得して、その医療行為を受け入れることができますよね。

「ファクト(fact)」との違いとは?

「ファクト = fact」とは、日本語で「事実」という意味の言葉です。

「ファクト」は「実際に起こった事実」であるのに対して「エビデンス」は「その事実を証明するための材料」という意味になります。

二つの違いに注意しましょう。

「エビデンス」の使い方

「エビデンス」とは、日本語で「証拠」や「根拠」または「根拠となるデータ」という意味でしたね。

ビジネスにおいて、何かの決定や提案をするにあたり、「なぜそうするのか」という根拠を示すというのは重要なことです。

実際の使用例を見てみましょう。

  • エビデンスを残す(を取る)
  • エビデンスベース/エビデンスベースド
  • エビデンスレベル

エビデンスを残す(を取る)

「エビデンスを残す」とは、「根拠/証拠を残す」という意味です。

例えば、会議で合意内容を議事録として保存することです。

これは、議事録という形でエビデンスを残したということになります。

後で、言った言わないでモメないためにも重要なことと言えますね。

エビデンスベース/エビデンスベースド

「エビデンスベース = evidence base」とは、「根拠に基づいて」という意味になります。

「エビデンスベースド = evidence based」と言われることもあります。

小池都知事が「エピソードベースではなくエビデンスベースで語ることが重要だ」と発言し話題となっていましたね。

「人手が増えているという噂を聞いた」ではなく「人手が何%増えた」という確固たるデータに基づいて議論するべき、という意図でしょう。

エビデンスレベル

「エビデンスレベル」とは、「証拠の信頼性」という意味です。

例えば、エビデンスとして同じようにアンケートの結果を出したとしても、街角で5人にとったアンケート結果と全国10,000人にとったアンケートの結果では、そのアンケート結果の信頼性が違いますよね。

この例の場合、後者は「エビデンスレベルが高い」と言えます。

英語でネイティブはどのように使う?

「エビデンス」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。

英語圏でも「evidence」として「証拠」や「根拠」という、そのままの意味で使えます。

実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。

「evidence」の英語例文

Ex 1) It is the strong evidence that the root cause is the design error.

(それが、原因の根本は設計ミスであるという強い証拠です。)

Ex 2) Please show us the evidence why you conclude so.

(あなたがそのように結論付けたエビデンスを示してください。)

Ex 3) Please submit the meeting minutes as an evidence.

(証拠として議事録を提出してください。)

まとめ

いかがでしょうか?

ビジネスや医療の世界で使われている「エビデンス」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。

それらを通じて、「エビデンス」という言葉を理解できたかと思います。

最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。

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