海外赴任・出張(国内外)

パリで4年赴任生活をして感じた住居やパリ市内での危険について

フランス/赴任4年/日系企業

通信事業を営む日経企業の技術系社員です。

少し前の話になりますが、2001年から4年あまり家族を帯同してフランス(パリ)に赴任しました。

家族構成は妻と2人の子供、計4名です。

これから海外赴任の可能性がある方々にとってに何らかの参考情報となれば幸いです。

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1、海外赴任は単身と家族帯同どちらがいいか?

海外赴任の打診を受けた時、真っ先に悩むのがこの問題かと思います。

子どもが小さければちゃんとした教育が受けられるかどうかで悩みますし、大きければ今度はまともな受験ができるかで悩むことになります。 

無責任な他人は「帰国子女でいいわよねえ」などと言いますが、ご両親、そしてそれ以上に当の本人たちが受けるプレッシャーには相当のものがあることを覚悟しなければなりません。

結論を言えば、私たちは敢えて家族同伴を選びました。

教育上の課題が山積することは重々承知していましたが、それ以上に一生で2度とない機会を奪ってしまうのはフェアではないと思ったからです。

日本人学校に入れたとは言え子どもたちにはずいぶんと苦労を掛けることになりましたが、幸い大きな事故もなく、無事赴任を終えて帰国することができました。 (子供たちは私立の中学に編入しました。)

2、赴任手当や住居費について

海外赴任時の待遇については所属組織で天と地ほどの差があると思いますので具体的な例を示すことは難しいと思います。

話に聞くところによれば、パリに本部を置く経済協力開発関連の某国際機関などでは日本から赴任する公務員や金融関連法人の職員が事実上の2重給与を得て王侯貴族のような生活を送っているとのことですが、

我々民間の人間にはそのような特権もなく、世間で言われるほどのエリート感はありません。

もっとも赴任手当を含めた給与額がかなり多かったのは事実です。 

ただ、支出の多さもまた国内とは比較になりません。 

例えば家族4人の住むアパートの家賃ですが、なんと月額30万円を超えていました。 

住居手当を差引いても、決して優雅な生活とはならないことが想像できるのではないかと思います。

3、パリではスリや泥棒に注意が必要!

幸いなことに、赴任先で犯罪などの大きなトラブルにみまわれることはありませんでした。

但しパリは悪名高い犯罪都市でもあり、人殺しこそ少ないものの、空き巣・強盗・すり・置き引き・コソ泥の類は日常茶飯事であることを気にとめておかなければなりません。 

私が遭遇したのは地下鉄のエスカレーターでの2人組の泥棒です。

これは日本人が良くやられる手口らしいので、その一部始終を紹介しておきます。

パリの地下鉄にはエスカレーターが多いのですが、日本と違ってその多くは1人用の幅の狭いものです。

ある時あまり混んでいない時間帯にエスカレータに乗っていると、前の若い男が降り口手前で小銭入れを落としてしまいました。

男はエレベータの出口に手をついて乗客が通れなくすると、エスカレーターに落ちた小銭を拾い始めたのです。

私は少しあわてましたが、男の手をふりほどいて何とか外に出ることができました。

ところがしばらくすると、後ろから若い男が私を呼び止め、パスポートを落としたと教えてくれました。

親切な青年に礼を言ってパスポートをしまいましたが、考えてみればパスポートはボタンのかかる後ろポケットに入れてあり、簡単に落ちるとは思えません。

その時、これが以前聞いたことのある2人組の泥棒の手口だという事に気がつきました。 

最初に男が物を落としたふりをしてエスカレーターの出口をふさぎ、後ろに続く人間があたふたしている間に、2人目の泥棒が背後からポケットを探る手口だったのです。

そんなこともあろうかと後ろのポケットにはパスポートしか入れていませんでしたので、金目のものがないと分かった泥棒はパスポートをポイと捨て、それを親切な青年が私に届けてくれたというわけでした。

この程度の事は枚挙にいとまがありませんので、フランスに限らず海外に赴任される方は普段から持ち物の収納方法に格段の注意を払った方が良いと思います。 

日本国内の感覚では当然NGですが、観光客スタイルも絶対にダメです。

日本人が良いカモなのは世界中に知れ渡っていますので。

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