言葉の意味と使い方

「言質を取る」とは?「言質」の意味や使い方!言い換え表現は?

「言質を取る」とは?「言質」の意味や使い方!言い換え表現は?

「言質を取る」という言葉をご存知ですか?

仕事をしていて、契約や交渉をする場面でよく使われることがある言葉です。

取るとは言っても「言質」とは何なのか?

「言質」ってどう読むのか?

知らないと、ちょっと想像がつかないかもしれませんね。

ビジネスシーンで出てくることがある言葉ですから、いざという時に困らないようしっかり確認しておきましょう。

今回は、「言質を取る」とは?「言質」の意味や使い方!言い換え表現は?についてご説明いたします!

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「言質」の意味

「言質」は、「「のちの証拠となる言葉」という意味です。

「げんち」と読みます。

「言質」はそのまま読むと「ごんしつ」とか「げんしち」となりそうですが、「げんち」と読みますから正しく覚えておきましょう。

「言」は「言葉」「発言」ということです。

「質」という字には色々な意味がありますが、ここは「約束や取引の保障として預けておくもの」のことで使われています。

「質屋」や「人質」の「質」と同じで、証拠として預けておく担保のようなことですね。

「言質」は後々証拠になる約束の言葉のことなのです。

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「言質を取る」とは?

「言質」は多く「言質を取る」という使い方をします。

「言質を取る」は「交渉ごとなどで、後で証拠となるような発言を相手から引き出すこと」という意味です。

「げんちをとる」と読みます。

「言質」が後々の証拠となる言葉、ということですから、それを取っておくということです。

「言質を取る」とは、相手の言ったことを、念を押したり書きとめたりしてのちの証拠となるように取っておくということです。

「言質を得る」とか「言質を引き出す」などと言うこともありますが、多くは「現地を取る」と言いますので覚えておきましょう。

「言質を取る」の使い方

「言質を取る」は、あとで証拠となるようなことを相手に言わせることを指して使います。

あとで約束を破られたり裏切られそうになったりした時に、「あのときこう言ったではないか」と証拠を突きつけることができるようにするということです。

交渉ごとのときによく使われる言葉です。

「言質を取る」は、ビジネスシーンなどでよく使われます。

相手の発言を念押しすること、メールなどで記録を残すことなどで、証拠になるような言葉を取っておき、交渉ごとなどを有利にすすめるためにすることです。

逆の立場で、そうした発言を引き出されてしまうことは「言質を取られる」と言います。

例文で使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. 上司にこの内容でいいかどうか確認して、これでよいとの現地を取って書類を作成した。
  2. 政治家は常にマスコミに言質を取られないように気をつけている。
  3. こういう交渉ごとは、メールでやりとりしてしっかり言質を取っておくことにしている。
  4. 彼は言質を取られたくないと思っているらしく、はっきりと意思表示をしない。
  5. 彼女には、以前に「誕生日に高級フレンチをご馳走する」という言質を取られてしまっている。

「言質を取る」はビジネスシーンでよく使われるわけですが、具体的にどういうことをするのでしょうか。

ビジネスシーンで「言質を取る」場合、まずは相手の発言を復唱するということが挙げられます。

「○○だ」と相手が言ったことを、「○○なんですね」と念押ししておいて、あとから相手が意見を変えた時などに「あの時○○とおっしゃっていましたよ」などと言うわけです。

しかし、いくら口頭で言質を取っていても、「そんなことは言っていない」などと言われてしまえばそれまでですよね。

ビジネスの場であれば、大切な交渉ごとも多いでしょう。

必ず証拠を残しておきたいような重要なことについては、メールや議事録など後に残る文章で証拠を取っておくのが確実な方法でしょう。

「言質を取る」ことで、のちのトラブルを回避しようということですね。

「言質を取る」の言い換え表現

「言質を取る」を他の言葉で言い換えるなら次のようなものがあります。

  • 証拠を引き出す(真実であることを明らかにする根拠を引き出す)
  • 発言を引き出す(言葉や意見を言わせる)
  • 誓約させる(必ず守ると誓わせる)
  • 確約を取る(必ず実行すると約束する)

「言質」の類義語

「言質」の類義語には次のようなものがあります。

  • 言葉質(人の言ったことをのちの証拠として取っておくこと)
  • 証言(ある事柄の証明となるように、体験した事実を話すこと)
  • 確約(はっきり約束すること)
  • 供述(裁判官・検察官などの尋問に答えて事実や意見を述べること)
  • 陳述(意見や考えを口で述べること)
  • 合意(意志が一致すること)
  • エビデンス(証拠や裏付け、科学的根拠のこと)

まとめ

「言質を取る」は後々に証拠となるような発言を記録して置いてりして取っておくということでした。

ビジネスの重要な交渉ごとにおいて、「言った、言わない」のトラブルは避けたいですよね。

口約束だけではなくメールなどで「言質を取る」ようにして、トラブルを未然に防ぐようにしたいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。