言葉の意味と使い方

「後日談」の意味と使い方!「後日譚」と違いは?|類義語・対義語

「あの作品の後日談」

「事件の後日談」

映画や小説の「後日談」や、報道された事件や出来事の「後日談」という言葉を見聞きすることがありますね。

「後日の話かな」と容易に想像はつきそうですが(笑)、意外と「後日談」という言葉について調べてみたことがある人は少ないのではないでしょうか。

今回は、「後日談」の意味と使い方!「後日譚」と違いは?|類義語・対義語についてご説明いたします!

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「後日談」の意味

「後日談」は「ある事件や物語が一段落ついた、そのあとの話」という意味です。

「ごじつだん」と読みます。

小説や漫画などにもよくあるのですが、本編のストーリーが完結して、そのあとの話をオマケ的に、あるいは続編としてまた描かれることがあります。

主人公がどうなったのか、エンディングの後その世界でどういう風に登場人物が過ごしているのか、などなど、「物語が終わった後どうなったか」を描いたものということですね。

フィクションの世界だけではなく、現実の事件やエピソードについても、そのあとどんなことが起こったのか、どうなったのかを話題にするとき「後日談」と言います。

なお、「エンディング」はその物語などの終わりの部分、「エピローグ」は物語などの締めの一場面ということです。

それに対し、「後日談」は本編の一部ではなく、別に作られた「その後の話」であるという違いがあります。

「後日談」の使い方

「後日談」は、ある事柄や物語が一段落したあと、どうなったのかについての話という意味で使います。

小説や漫画、ドラマなどのフィクションについてよく使われます。

また、現実の事件や出来事についても使います。

「後日談」の例文

  1. 日本中の注目を集めたあの事件の後日談が彼の口から語られる。
  2. 実はこの大げんかの話には後日談があって、彼女が二人の仲裁に入って今は仲直りしているそうだ。
  3. マンガ大賞を受賞したこの作品の単行本には、後日談の書き下ろしが収録される。
  4. 図書館で借りた本が、人気シリーズの本編だと思ったら後日談だったのでがっかりした。

「後日譚」との違いは?

「後日談」と似た言葉に「後日譚」があります。

字も似ていますしほぼ同じように聞こえます(笑)。

この「後日談」と「後日譚」は、同じです。

「後日譚」は「ごじつたん」と読みます。

同じように、事件や物語が一段落ついた、そのあとの話という意味です。

「譚」は「はなし、物語」という意味です。

  • 奇譚(珍しい話、不思議な話)
  • 英雄譚(英雄の物語)
  • 変身譚(人間が他のものに変身する物語)

といった言葉もあります。

「談」も「はなし」「物語」といった意味がありますので、「後日談」も「後日譚」も意味はほぼ同じということになります。

ただし、「談」と「譚」にはニュアンスの違いがあります。

「談」は「目撃談」や「冗談」といった熟語があるように、会話の中で出てくるちょっとした話題のことを指します。

一方「譚」は「英雄譚」や「貴種流離譚」のように、一つの物語として成立しているお話というニュアンスがあります。

そのため、

  • 「後日談」はその後のちょっとした話
  • 「後日譚」はその後の物語

という使い分けをされていることも多いです。

基本的には辞書でも区別されていませんので、「後日談」と「後日譚」は同じと理解しておいてよいでしょう。

「後日談」の類義語

「後日談」の類義語には次のようなものがあります。

  • 後日譚
  • 続報(続けて報告や報道をすること)
  • エピローグ(詩歌、小説、戯曲などで結びの部分)
  • シークエル(物語の続編、後日談)

「後日談」の対義語

「後日談」の対義語は「前日譚(ぜんじつたん)」です。

「前日譚」は「ある物語よりも前に起きていた出来事」という意味です。

「プリクエル」とも言います。

「前日談」とも言いますが、こちらはあまり使われていないようです。

まとめ

「後日談」は、本編が完結したあとの話とか、出来事が一段落したその後のエピソードといったことを表す言葉です。

「後日談」として、小説や映画、ドラマや漫画などでストーリーは終わったけれど、そのあと登場人物がどのように過ごしたかなどが描かれるものが多いので、おまけ的な嬉しさがありますよね。

また、現実の事件やエピソードについて、「そのあとこんなこともあったんですよ」と話題にするときにも使えます。

ニュース記事などでも用いられていることが多いので、見つけてみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。