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白露の意味や由来とは?2023年はいつ?食べ物や行事は?

白露の意味や由来とは?2023年はいつ?食べ物や行事は?

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二十四節気の15番目である「白露」。

白露の意味は、どのような季節のことをあらわしているのでしょうか。

今回は白露の意味、2023年はいつなのか、白露に旬を迎える食べ物や行事をご紹介させていただこうと思います。

白露の季節を楽しむきっかけを見つけていきましょう。

関連 「白露の候」の時期はいつからいつまで?結びや使い方と例文

白露の意味

白露
「白露」とは「草花に朝露が降りるほど夜は冷えるようになる季節」という意味を持つ二十四節気の言葉です。

読み方は「はくろ」です。

2023年の白露は、9月8日(金)です。

二十四節気は太陽の位置からそれぞれ割り出されており、季節の指標として1年間を24等分にして決められています。

白露はその15番目に当たりますので、次の16番目の「秋分」が来るまでの15日間が2023年の白露の期間となるのです。

2023年の白露の期間は9月8日(金)〜9月22日(金)いうことになります。

白露の時期は、気温差が大きい季節です。

日中は残暑で汗をかくこともありますが、夕方からは肌寒くなり夜は冷えます。

その気温差によって朝露が草花に降り、それが白く光って見えることから「白露」となったということが名前の由来だと言われています。

>>秋分の意味や由来とは?2023年はいつ?食べ物や秋分の日の決め方、南中高度についても解説

白露の行事食

重陽の節句(菊の節句)

「ちょうようのせっく」と読み、五節句のうちの1つで例年9月9日を指します。

重陽の節句は菊の咲く頃であり、また菊には邪気をはらい長寿の意味があるとして「菊の節句」とも呼ばれています。

行事食では、無病息災や、長寿、厄払いなどの意味を込めて下記をいただきます。

菊酒(平安時代から飲まれていた由来から)

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栗ご飯(庶民の間では栗ご飯が食されていたとの由来から)

敬老の日

敬老の日は、日本の国民の祝日で例年9月の第3月曜日となっています。

2023年の敬老の日は9月28日(月)です。

祖父母や目上の人に感謝と敬愛の気持ちを込めて、美味しい食事をみんなで囲みましょう。

メニューとしては下記がおすすめです。

  • 赤飯(縁起物)
  • ちらし寿司(おもてなし料理)
  • 海老料理(海老は長寿を連想させる縁起物)
  • 鯛料理(鯛はおめでたい意味を持つ縁起物)

彼岸の入り

2023年の彼岸は、9月20日(水)〜9月26日(木)となっており、白露の期間には彼岸の入りがあります。

特に何を食べなくてはいけないというものはないのですが、お彼岸のメニューでは下記がおすすめです。

  • 精進料理(主に御仏前にお供えする料理。肉や魚、匂いのきつい野菜(にら、ニンニクなど)を使わない料理)
  • 彼岸蕎麦(蕎麦は五臓六腑を清めると言われている)
  • うどん(消化に良く、また「運」どん と言われ、縁起物と扱われたりする説もある)
  • 精進揚(肉や魚を使っていない天ぷら。きのこや野菜の天ぷら等のこと)
  • 赤飯(小豆が邪気を払うという由来から)
  • おはぎ(小豆が邪気をはらうという由来から)

白露の食べ物

秋の食べ物

白露の頃に美味しい旬の食べ物は、以下になります。

  • 秋なす
  • 里芋
  • 和梨
  • ぶどう
  • 太刀魚
  • さんま

昼は暑いのに夜は冷えやすい白露という季節になると、自律神経が乱れて体調を崩しやすくなる方が多くいらっしゃいます。

そこでこの時期、ぜひおすすめしたいものが里芋です。

里芋はカリウムをたくさん含んでおり、その作用によって一見は体を冷やす野菜のように思えます。

しかし、煮付けやお味噌汁などのあたたかい料理にして里芋を食べれば、消化器を温めることができるため、体を冷やさずにむくみを解消することができます。

つまり、日中の残暑疲労の解消と、夜の冷え込み対策にもってこいの食材が里芋なのです。

魚では太刀魚がおすすめで、オレイン酸と良い脂がたくさん含まれています。

太刀魚は、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らしてくれる頼もしい秋のタンパク質です。

フルーツでは、9月半ば以降は和梨が出始めますので、ぜひ初物としていただいておきたい一品です。

白露の行事

重陽の節句(菊の節句)

重要の節句(ちょうようのせっく)とは、五節句のうちの1つで、例年9月9日を指しています。

重陽の節句は中国から平安時代頃に伝わったとされています。

古来中国は陰陽道に基づいて物事を考えており、奇数を陽数、偶数を陰数としていました。

そのことから、陽数の最大である9が重なる9月9日はお祝いをし、また陽数が重なると不吉なことが起こるとも考えられていたので邪気はらいの意味も込めて節句としたのだそうです。

重陽の節句は「菊の節句」とも言われており、その名の通り旧暦では菊が美しく咲く頃でした。

また菊は霊草として長寿、無病息災、邪気払いの力があると信じられていたため、重陽の節句にはすすんで菊酒を嗜んだり、菊を飾ったりして愛でていたとのことです。

重陽の節句にちなんだイベントでは、京都市の市比賣神社の重陽祭が有名です。

同日に「カード感謝祭」も開催されており、古い使用済みのカードや不要なカードを納め、カードによる災いから身を守ってくれるというお祭りもしています。

重陽祭・カード感謝祭

日時:例年 9月9日
場所:市比賣神社(京都市下京区河原町五条下ル一筋目西入)

>>市比賣神社

二百二十日

二百二十日は「にひゃくはつか」と読み、雑節の一つです。

雑節とは二十四節気とは別に季節の移り変わりを分かりやすくするために日本で作られたものであり、農業に従事する人が季節を把握しやすいためにあったとも言われています。

二百二十日には、この時期は台風が来やすくて天気が荒れるため、農作物や農作業に注意を促すという意義があります。

2023年の二百二十日は、9月11日(月)となります。

これは、例年2月4日頃の立春から数えて220日目になるからです。

ちなみにその十日前には「二百十日」というものもあり、同じ意味を持っています。

敬老の日

例年9月の第3日曜日は、敬老の日という日本の祝日です。

2023年では9月28日(月)が敬老の日となっています。

祖父母やお世話になった目上の方を敬愛の気持ちを込めてお祝いし、日頃の感謝を伝える日となっています。

敬老の日は、町内会や商店街などでイベントを行なっているところもあるので、家族でお出かけしてみるのも良いかもしれませんね。

彼岸の入り

彼岸には、春と秋の2つがあります。

それぞれ春分の日と秋分の日を真ん中として、その前後3日の合計7日間が彼岸の期間となります。

よって、2023年は9月20日(水)〜9月26日(火)が彼岸の期間となっています。

  • 9月20日・・・・・・・・・彼岸の入り
  • 9月23日(秋分の日)・・・お中日
  • 9月26日・・・・・・・・・彼岸明け

ちなみに、彼岸とは極楽浄土のことです。

お彼岸の間は、太陽の位置からこちらの世界である此岸(しがん)と彼岸が近づく期間とされています。

そのことからお彼岸には、お墓参りやお仏壇の掃除をして供養をし、日々導いてもらっている感謝の気持ちを込めて先祖の冥福を祈るという日本の風習となりました。

亡くなったご家族やご先祖様に思いを馳せ、大切に供養しましょう。
彼岸は次の秋分にも書こうか迷っているのですが、ご意見をお聞かせいただければ幸いです。

まとめ

白露とは「草花に朝露が降りるほど夜は冷えるようになる季節」という意味を持つ二十四節気の言葉です。

読み方は「はくろ」です。

2023年の白露は9月8日(金)で、白露の期間としては 9月8日(金)〜9月22日(金) の15日間となります。

白露は、朝露が降りるほど昼と夜の気温差が大きくなり、体調を崩しやすい季節でもあります。

残暑の疲れと夜の冷え込みに気をつけながら、旬の美味しいものを食べて体を癒しましょう。

また、白露の期間には「重陽の節句」や「敬老の日」「彼岸の入り」があります。

忙しい現代人の私達ではありますが、昔からの風習を大切にし、目上の人を労わって優しい気持ちで過ごせるように心がけていきたいものですね。

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