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季語

「冬晴れ」の意味と使い方とは?いつの季語?俳句も紹介!

「冬晴れ」の意味と使い方とは?いつの季語?俳句も紹介!

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俳句の「冬の季語」として使われている「冬晴れ」という言葉について解説していきます。

冬の気候表現の1つですが、あまり聞いたことが無いという方も多いかと思います。

今回は「冬晴れ」について意味やいつの季語なのかといった基本的な事から、
「冬晴れ」を使った俳句まで詳しくご紹介いたします。

「冬晴れ」の意味と読み方

「冬晴れ」とは、寒い冬の季節に訪れる「澄み渡る空が特徴的なとてもよく晴れた日」という意味の言葉です。

「ふゆばれ」と読みます。

厳しい寒さの中で時折訪れる移動性高気圧による穏やかな気温の日を「冬晴れ」と呼んでいます。

張り詰める程低い気温で心も体もどこか強張ってしまう冬の季節の中で、ホッと肩の力を抜き春への希望を膨らませることの出来る1日を指す、美しい言葉なんですよ。

「冬晴れ」の由来

「冬晴れ」という言葉がいつどこで使われ始めたのか詳しくは判明しておりません。

ですが昔に暮らす人々が冬の寒さの中で一息つくことが出来る晴れの日に対して「冬晴れ」という言葉を当てはめたのは間違いないと言えます。

「冬晴れ」はいつの季語?

「冬晴れ」は12月頃に使われる言葉であり、冬の季語となっています。

暦で「仲冬」と呼ばれる12月頃に使われる言葉です。

「冬晴れ」の言い換え表現

「冬晴れ」は「冬日和」と言い換える事も出来ます。

「冬日和」という言葉も、冬の中の晴れた日を表現する言葉であり「冬晴れ」と同じ意味を持っているので言い換えても問題はありません。

ですが「冬日和」という言葉には「いかにも冬といった空模様」という意味もありますので、言葉や俳句全体の雰囲気によって使い分けるのがおすすめです。

>>「冬日和」の意味とは?いつの季語?「小春日和」との違いは?俳句も紹介

「冬晴れ」を使った俳句

家一つ 梅に椿に 冬日和
(いえひとつ うめにつばきに ふゆびより)
小林一茶

冬晴の 虚子我ありと 思ふのみ
(ふゆばれの きょしわれありと おもうのみ)
高浜虚子

冬晴を 吸ひたきかなや 精一杯
(ふゆばれを すいたきかなや せいいっぱい)
川端茅舎

まとめ

厳しい冬の中で訪れる晴れの日を「冬晴れ」と呼ぶんですね。

冬晴れだからと特段何かをするわけではありませんが、この先に待っている雪解けを想像したり、春への希望を膨らませたりと雪国に暮らす人々にとってはまさに癒しの気候と言えるのではないでしょうか。

繊細な表現で気候を表現するのは、言葉を大切にする日本ならではの文化です。

普段生活する上であまり季語を意識することはありませんが、改めてその魅力を見直し、使ってみるのもおすすめです。

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