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「百寿」の意味や読み方とは?何歳のお祝い?「紀寿」との違いは?

「百寿」の意味や読み方とは?何歳のお祝い?「紀寿」との違いは?

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「百寿」は何歳のお祝いなのでしょう。

また「紀寿」との違いはご存知ですか?

今回は「百寿」に関する意味や読み方や由来を、豆知識と共に一挙にご解説いたします。

長寿祝いという良き日本文化を、一緒に勉強していきましょうね。

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百寿は何歳のお祝い?

百寿は「ひゃくじゅ」と読み、字の通り100歳のお祝いのことです。

地域や人によっては「ももじゅ」と呼ぶこともあるそうです。

1963年頃の日本で100歳を超える人は、実は150人程度しかいらっしゃいませんでした。

ところが人生100年時代と言われている現在では、100歳を超える人は9万526人となっています。

わずか60年ほどで100歳を超える方がこんなに増えるなんて、びっくりですよね。

それもそのはず、実は日本の平均寿命は、ここ100年で40歳以上も伸びているのです。

今や日本の平均寿命は世界一と言われています。

その長寿の秘訣は、国民皆保険制度や人間ドック・職場健診などの充実と日本食のヘルシーさが挙げられます。

戦後の日本の頑張りと人々の健康意識の高さ、そして医療の充実の結果が、長寿大国日本を生み出したと言えるでしょう。

以上のお話から、昔に比べると現代では毎年百寿のお祝いはけっこう多く行われているのだと考えられますね。

百寿の意味と由来

百寿は100歳のお祝いという意味を持っており、その由来は字のまま100歳を生きたということからきています。

100歳を超える人口は年々増加しているとは言え、100年間生きるということは本当にすごいことですね。

ところでみなさんは、100歳を超えるとお祝いがもらえることはご存知ですか?

100歳になると9月15日である「老人の日」に、内閣総理大臣からお祝い状と銀杯がもらえるのです。

また、地方自治体から数万円分のお祝い金やお祝いの品が贈られることもあります。

ちなみに、日本一裕福な村とされている愛知県飛島村は、100歳になるとなんと100万円がもらえるそうです。

もちろん30年以上飛島村に在住しているなどの支給要件はある様ですが、なんともすごい額ですね。

あなたのご親族やお世話になった方が100歳をお迎えになられる場合は、ぜひお住まいの自治体や市町村に聞いてみてくださいね。

紀寿との違いは?

「紀寿」は「きじゅ」と読みます。

「百寿」も「紀寿」も意味は同じで、100歳の長寿祝いのことを意味しています。

実は百寿には紀寿の他にも、100歳の長寿祝いの呼び方がありますのでここにご紹介いたします。

100歳の長寿祝いの呼び方4つ

その1、百寿(ひゃくじゅ)(ももじゅ)

字の通り、100年生きたことが由来とされています。

その2、百賀(ひゃくが)(ももが)

「寿」というおめでたい字と同様の意味を持つ「賀」という字が使われています。

ただし「百賀の祝い」と書かれている場合は「ももがのいわい」と呼ぶのが一般的だとのこと。

また、

  • 101歳のお祝いは「百一賀の祝い(ももいちがのいわい)」
  • 102歳のお祝いは「百ニ賀の祝い(ももにがのいわい)」

という風に100歳以降毎年お祝いしていく地域もあるそうです。

その3、紀寿(きじゅ)

100年とは、1世紀のこと。

つまり1世紀分生きてきたという尊敬の意味を込めて、「紀寿」となったそうです。

1世紀分と聞くと、本当に長い年月を生きてきたんだと感じますね。

その4、上寿(じょうじゅ)

上寿は、長生きを3つに分けた「三寿(さんじゅ)」という考え方が由来です。

60歳を「下寿(げじゅ)」、80歳を「中寿(ちゅうじゅ)」、そして100歳が「上寿(じょうじゅ)」となります。

百寿のテーマカラーは?

  • 白色
  • 桃色

百寿のテーマカラーは、99歳のお祝いである「白寿」と同じで「白」とされています。

ですが「百寿」の「百」という字が「もも」とも読めることから「桃色」もテーマカラーとされていることもあります。

100歳を超えている人の80%以上は女性というデータもあることから、プレゼントは女性らしい桃色を選んでも良いかもしれませんね。

もちろん男性で桃色の物を持っているのもオシャレですので、落ち着いたスモークピンクやピンクグレーなどの色の物や、差し色に桃色が入ったプレゼントを選ぶのもアリですね。

百寿のお祝いのタイミングは?

ひと昔前は数え年でお祝いをしていたのですが、現代では満年齢でお祝いをする風習が定着しています。

とは言いますが、現代においても数え年と満年齢のどちらでお祝いをしてもかまいません。

しかし100歳という年齢を考えてみると、早めのお祝いができる数え年で長寿祝いを行うのも良いかもしれませんね。

日付につきましても、特に決まりはありません。

記念日や家族が集まる日も良いのですが、100歳という年齢を考慮して、ご本人様の体調の良い時期にするように心がけるとなお良いでしょう。

お祝いに参加する人で連絡を取り合い、臨機応変にお祝いの日を決めることができればとても良いですね。

また遠方の方がいらっしゃる日が遠い場合は、ご本人の体調も心配になりますから、お電話やお手紙でお祝いの言葉やプレゼントを一旦お送りするのも良いでしょう。

テレビ電話などを使えば、お顔を見ながらお話することもできますから便利ですね。

百寿祝いにおすすめのプレゼント

1、日用品

100歳となると、屋内で過ごす方がほとんどです。

ですから贈り物の選択肢の一つに、手元で使ってもらいやすい日用品はいかがでしょうか。

枕カバーや座布団、タオルケットや膝掛けなどがおすすめです。

優しい肌触りで、軽くて扱いやすいものを選ぶと良いでしょう。

2、名前入りグッズ

湯呑みやスプーン、タオルなどに名前を入れてくれるギフトサービスがあります。

自分の名前が入っているものは、特別感がありますね。

またご自宅ではなく施設や病院に入所されている方の多くは、みなさん私物に名前が記入されていますから、喜ばれることが多い贈り物です。

3、写真やアルバム

大切なご家族の写真をお贈りするのも良いですね。

素敵なフォトフレームにメッセージなどを添えて写真を入れ、いつも目の届くところに飾れるようにして贈ると喜ばれますよ。

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4、フラワーギフト

お花はいつもらっても嬉しいものですし、お祝いの鉄板アイテムですね。

白寿のお祝いに、白いお花をお贈りするのはいかがでしょうか。

例えば胡蝶蘭には、幸せが飛んでくるという意味があります。

他にもプリザーブドフラワーなど、生花の様な美しさを保つために特殊な加工をされているものもあります。

水やりなどの手間も要らず、人気の商品です。

その5、鶴や亀など、縁起物がモチーフのもの

長寿を意味する縁起物である「鶴」と「亀」。

100歳生きた記念として贈るのはぴったりのモチーフだと思いませんか?

他にも「鯛」なども良いですね。

古くから在る縁起物モチーフのプレゼントは、昔の人にとって馴染みが深いので、大変喜ばれるためおすすめです。

まとめ

百寿とは100歳の長寿のお祝いのことです。

由来は、100年間生きたことがそのまま字の由来となっています。

百寿には他にも「百賀」「紀寿」「上寿」などの呼び方があり、テーマカラーは「白」もしくは「桃色」です。

100歳という年齢を考慮しながら、1世紀分生きてこられたという敬意を込めてご本人様のご負担にならないようにお祝いしましょう。

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