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「インバウンド」という言葉を聞いたことはありますか?
近頃、政府が観光業に力を入れ始めたことや、コロナをきっかけに、急にテレビやニュースで当たり前のように使われるようになりましたよね。
しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、その「インバウンド」という言葉について解説します。
目次
「インバウンド」とは?
「インバウンド」とは英語の「inbound」で、主に観光業界のビジネスーシーンでは「外国人が日本を訪れる事」を意味する言葉です。
もともとの「inbound」という英語の意味は、日本語では「到着する」や「内に入ってくる」という意味の言葉です。
それらが転じて「外(外国)から内(日本)へ入ってくる事」を指すような意味になりました。
「アウトバウンド」との違いは?
同じような場面で使われる言葉で「アウトバウンド」という言葉があります。
「アウトバウンド」とは、まさに「インバウンド」の逆の意味で、「日本から外国へ出ること」を意味する言葉です。
マーケティングにおける「インバウンド」とは?
マーケティングにおいての「インバウンド」や「アウトバウンド」は、上記の観光業などで用いる時とは意味が異なります。
マーケティングにおいての「インバウンド」とは、ブログやサイト発信、動画などさまざまなコンテンツを用いて、消費者に興味を持ってもらうよう誘導する手法です。
それに対して「アウトバウンド」とは、テレビCMやカタログ広告、ダイレクトメールのような一般的な広告を用いて消費者に働きかける手法を指します。
「インバウンド」の使い方(消費・需要・対策)
「インバウンド」とは、日本語で「外国人が日本を訪れる事」を意味する言葉でしたね。
主に用いられる観光業や旅行業のビジネスシーンにおいて、「インバウンド」がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。
- インバウンド消費
- インバウンド需要
- インバウンド対策
などですね。
それぞれ詳細を見てみましょう。
インバウンド消費
「インバウンド消費」とは、「訪日外国人客が、日本国内でお金を消費すること」を意味します。
海外から来た人が日本で多くを消費してくれれば、日本経済には、とても大きな影響を与えます。
一時話題となった、中国人による家電などの爆買いが、その典型的な例ですね。
インバウンド需要
「インバウンド需要」とは、「訪日外国人客をターゲットとした需要」という意味です。
日本で生まれ、日本で育った日本人が浅草で買いたくなるものと、欧米人がはるばる日本にやってきて浅草で買いたくなるものは違うはずです。
場合によっては、上記の「インバウンド消費」と同じような意味で使われることもあります。
インバウンド対策
「インバウンド対策」とは、「訪日観光客対策」という意味です。
電車やバスなどの公共交通機関をはじめ、飲食店でも英語での表記やアナウンスが増えましたよね。
一目でわかるように写真付きのメニューを置く飲食店が増えたのも、インバウンド対策の一つと言えます。
英語でネイティブはどのように使う?
「インバウンド」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。
英語圏で単に「inbound」として使うだけでは、日本で意味する「外国からの観光客」という意味にはなりません。
「inbound tourist」と言えば、その通りに伝わります。
また、英語圏では、もともとの意味である「内向きの」という意味で使うことも多いです。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「inbound」の英語での例文
Ex 1) How many inbound tourists do you have in Tokyo this year?
(今年は何人の外国人観光客が東京に来ますか?)
Ex 2) I am sitting all day in front of the phone because it is an inbound call centre.
(お客から、かかてくるタイプの)コールセンターなので、一日中電話の前に座っています。)
Ex 3) Outbound traffic only. Inbound traffic is not permissible.
(外に出る交通のみ。入る交通は許可されません。)
まとめ
いかがでしょうか?
主に観光業や旅行業のビジネスシーンにおいて、耳にするようになってきた「インバウンド」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。
それらを通じて、「インバウンド」という言葉を理解できたかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。