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「インセンティブ」という言葉を聞いたことはありますか?
ビジネスの世界で、ここ数年で一気に耳にする言葉になってきたなと感じますよね。
企業の欧米化に伴い、日本的な終身雇用の文化から欧米的な成果主義への転換期であることも要因の一つかと思います。
しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?
ここでは、その「インセンティブ」という言葉について解説します。
目次
「インセンティブ(incentive)」とは?
「インセンティブ」とは英語の「incentive」で、ビジネスシーンにおいては、日本語で「報奨金」や「成果報酬」という意味を持ちます。
インセンティブのもともとの意味は日本語では「動機」や「感化」で、「人の行動や考え方に影響を与える要因」という意味の言葉です。それが転じて、報酬という意味を持ちました。
今では、単に「インセンティブ」と言ったら「報奨金」となります。
ボーナスや賞与との違いは?
ボーナスや賞与と似ていますが、明確な違いがあります。
「インセンティブ」は、「成果報酬」という意味があるため、会社が定める目標を達成したり一定の業績をあげたりした社員に対して支給されるものです。
「個人の成果」によるものなので、成果により個人差が出てくるものです。
成果を出した個人のやる気を感化するためのものという位置づけです。
一方で「ボーナス」や「賞与」は、会社の業績に応じて支給されるものです。
こちらは「会社の成果」によるものなので、個人としての成果に左右されずに支給されるものです。ですから、個人差が出ることは少ないでしょう。
「ロイヤルティ」との違いは?
混同しがちな言葉で「ロイヤルティ」があります。
「ロイヤルティ = royalty」は日本語で「特許料」や「著作権」「使用料」を意味します。
「王室」や「国王」を意味する「ロイヤル = royal」から「royalty」も「王位」や「王の権利」を意味します。
そこから所有者に対して支払われる料金や使用料などを指すようになりました。
「あれを使うにはロイヤルティーが発生するから」などと使いますね。
「インセンティブ」の使い方
「インセンティブ」とは、ビジネスにおいて「報奨金」や「成果報酬」という意味でしたね。
実際の使用例を見てみましょう。
- 会社がインセンティブ制度を導入する。
- 今年はインセンティブをもらえた。
- 「もう一息でインセンティブをもらえるから、頑張ろう!」
英語でネイティブはどのように使う?
同じ「インセンティブ」という言葉を実際の英語圏ではビジネスの場面で、どのように使っているのでしょうか。
英語圏でも「incentive」として、そのままのニュアンス/意味で使えます。
また、英語圏でも単に「incentive」と言ったら、それは「報奨金」を意味します。
ですが、「incentive bonus」や「incentive payment」とした方が明確ですね。
また、インセンティブを報奨金 = お金としてではなくではなく、自社株でもらう、というパターンもよく見られます。
日本の企業も変わりつつありますが、このincentiveというのは、日本よりも欧米圏の会社で多く見られるものです。
成果主義の強い英語圏では、より身近なワードであると言えますね。
実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。
「incentive」の英語例文
Ex 1) Your performance incentive will be 10% of your annually salary.
(あなたのインセンティブは年収の10%になるでしょう。)
Ex 2) The incentive bonus keeps him motivative.
(彼はインセンティブを貰って、モチベーションが上がっているね。)
Ex 3) Congratulation for your incentive payment.
(インセンティブおめでとう。)
まとめ
いかがでしょうか?
ビジネスなどの場面で、耳にするようになってきた「インセンティブ」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。
それらを通じて、「インセンティブ」という言葉を理解できたかと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。