言葉の意味と使い方

「一蹴」の読み方は「いちげ」じゃないよ!意味と使い方を解説!【類義語・対義語】

「一蹴」の読み方は「いちげ」じゃないよ!意味と使い方を解説!【類義語・対義語】

「彼の頼みを一蹴する」

「民衆の不安を一蹴する」

この「一蹴」という言葉、なんと読むかわかりますか?

「一蹴」は読み間違いされることの多い言葉です。

ニュースやビジネスシーンでも出てくる機会もありそうな言葉ですので、間違ったまま覚えているとちょっと恥ずかしい思いをするかもしれませんね。

この機会に、正しい意味や読み方をしっかり覚えておきましょう。

今回は、「一蹴」の読み方は「いちげ」じゃないよ!意味と使い方を解説!についてご説明いたします!

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「一蹴」の読み方

「一蹴」は「いっしゅう」と読みます。

「蹴る」という字が使われていますので、「いちげ」などと読み間違う人も多いようです。

他にも「ひとけり」「ひとげり」とか「いちけり」とか、漢字だけ見ての読み違いが多い言葉です。
「蹴」は「しゅう」と読みます。

あまり耳慣れないかもしれませんが、例えばサッカーのことは漢字で書くと「蹴球(しゅうきゅう)」と言います。

まずは「一蹴」と書いて「いっしゅう」という、読み方をきちんと覚えておきましょう。

「一蹴」の意味

「一蹴」は「けとばすこと」「すげなくはねつけること」「簡単に相手を負かすこと」という意味です。

「一蹴」は文字通り「蹴る」という意味でも使え、「ボールを一蹴する」のような使い方ができますが、ビジネスシーンやニュースなどで使う場合は二番目、三番目の意味であることが多いです。

「一蹴」は、もともとは「けとばす」という意味でした。

文字通りの「ひと蹴りする」ということから発展して、相手を一発の蹴りでやっつけるように「素っ気なくはねつける」「軽く負かす」という意味で使われるようになったわけです。

「一蹴」の使い方

「一蹴」は「一蹴する」という使い方で、相手を素っ気なくはねつけたり、簡単に負かしてしまったりすることを表します。

「はねつける」という意味で使うときは、単に「断る」などというのと違い、「一蹴する」はかなりきつい表現です。

相手の依頼や相談などに対し、まったく聞く耳を持たず、検討もせずに断る、却下するという様子を表します。

主に権力のある人や地位が上である人が、目下の人の頼みや相談を素っ気なく断るという、かなり感じの悪い様子です。

冷たく断るような意味の言葉ですから、例えば目上の人などに対して「一蹴いたします」とか「お客様のご依頼を一蹴いたしました」などという使い方はしません。

あくまでも「一蹴」はにべもなく拒絶するという強い意味であることに気をつけて使いましょう。

【例文】

  1. 彼は私の必死の願いもにべもなく一蹴した。
  2. 某国大統領は日本の主張を一蹴した。
  3. 拡散するデマを専門家が一蹴した。
  4. 社長は社員たちからの抗議を一蹴した。
  5. 横綱が、初顔合わせの相手を一蹴し、貫禄を見せつけた。
  6. 近頃好調な彼のチームが相手チームを一蹴した。

「一蹴」の類義語

「一蹴」の類義語には次のようなものがあります。

  • 拒否(自分に向けられた要求・希望などを嫌だといってはねつけること)
  • 拒絶(ことわること。嫌だといってはねつけること)
  • 却下(申し立てや提案などを受け付けないこと)
  • 断る(相手の申し出や今までの契約を受け入れない態度に出る)
  • 拒む(相手の要求を拒否する)
  • はねつける(ことわって受け付けない)

「一蹴」の対義語

「一蹴」の対義語には次のようなものがあります。

  • 受諾(引き受けること。承諾すること)
  • 受容(受け入れて取り込むこと)
  • 賛同(賛成し同意すること)
  • 許可(願いを聞き届けること)
  • 容認(それでよいとして認めること)

まとめ

「一蹴」は「いちげ」でも「ひとけり」でもなく、「いっしゅう」でしたね。

相手の頼みや相談をはねつける拒絶の態度。

またはあっさりと相手を負かしてしまうこと。

足でポンと蹴るイメージを思い浮かべるとわかりやすいかもしれませんね。

あまり「一蹴」したりされたりはしたくないかもしれませんが、何かと使われる言葉ですのでぜひ使い方を覚えておいてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。