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IT業界に転職したい!という人は多いですよね。
今回はIT業界の会社で12年、新卒採用や中途採用、障害者採用に携わっているというS面接官にお話を聞きました。
一次、二次〜と何度か面接がある会社も多いですが、一次面接で落とされては話にならないですよね。
まずは一次突破を目指すためにも是非参考にしてみてください。
IT業界への転職・面接のポイントは?
名前 S面接官
年齢 43歳
業種 IT業界
私は大学卒業後、IT業界の人事部門や総務部門、経理部門で仕事をしてきました。
そのうち、人事部門でのキャリアは12年におよび、給与計算などの労務関係だけでなく、新卒採用や中途採用、障害者採用に携わってきました。
現在は、人事部門のマネージャーとして、採用業務を担当しています。
私が採用面接試験の面接官をするときに、面接にやってきた人材を見るときに、まず目つきを見ます。
目は、その人の内面を表すためです。
会社に対して、目的意識を持って応募した人は、ドアを開けて部屋に入ってきた瞬間、目が輝いています。
まっすぐ前を見つめていますし、面接官の私のことを堂々と正面から見て、挨拶してきます。
そして、オーラさえ感じる人材がいます。
入室したときの目つきを見ただけで「この人は採用だな」と直感的に思った人材は、たいてい2次面接試験も最終面接試験も通過して、入社してきます。
一方、目つきが悪かったり、目つきが暗い応募者については、直感的に「この人はダメだな」と思ってしまいます。
目つきが悪かったり、目つきが悪い人は、たいていコミュニケーション能力が低く、周囲の同僚とトラブルさえ起こすケースさえあるためです。
また、面接官である私と視線を合わせようとしない応募者については、印象が悪いです。
「何か後ろめたいことがあるのか」と思ってしまいますし、入社してから他の同僚や、取引先と円滑にコミュニケーションをとれない人間だと判断し、
1次面接の段階で落としてしまいます。
面接試験を始めると、最初に応募者に自己紹介をしてもらい、自己PRをしてもらいます。
その次に、私のほうから質問をさせてもらっています。
セールスポイントは簡潔明瞭に
私が重視しているポイントは、応募者が自分のセールスポイントを簡潔明瞭に述べているかや、会社でどのように活躍してくれるのかを述べてくれるかです。
とくに、営業部門や開発部門、新規事業部門の人材については、この点を重視しています。
一方、管理部門の人材については、人事部でも経理部でも、法律や規則に基づいて仕事をするため、応募者の人柄を重視しています。
あなた自身とこの会社はどの程度、相性が良いと感じていますか?
次に、私が応募者に対して必ずする質問は「いまの時点で、あなた自身とこの会社はどの程度、相性が良いと感じていますか?」があります。
この質問をすると、ほとんどの応募者は困惑した表情を浮かべます。
応募者は、ネット上の口コミで私の会社の社風を調べたり、転職エージェントのコンサルタントの話を聞いただけの情報しか持っていません。
そのため、この時点では断定的な回答をできるはずがありません。
だからこそ、私は、応募者の人柄を知るためには良い質問だと思っています。
私が落とすべきだと考える回答は、ズバリ「はい。ぴったり相性が良いと感じています。長く働きたいと思えます」と調子の良いことを答える人物です。
調子の良い人間は、信用できません。
上司や同僚、部下を口先だけで惑わし、職場を混乱させます。
そのため絶対に、即座に「相性がピッタリです」などと答える人材は落とします。
一方、1次面接を通過させても良いと思える回答は、率直な回答です。
例えば「正直に申し上げて、現時点ではわかりません。まだこの会社の社員さんの人柄や、社長の人柄がわからないためです」という回答をしてくれると、好印象を持ちます。
さらに、笑顔で「意地悪な質問ですね」と、余裕のある回答をされると、かなり好印象を持つことができます。
率直な人物は、仕事の現場でも率直な意見を述べてくれるため、ミスを指摘してくれたり、同僚にアドバイスをしてくれます。
率直な人物を入社させると、社内の風通しが良くなるのです。
また、応募者と話をしていて、ハキハキとしていて声の通りが良い人物は1次面接を通過させます。
明るい性格や、明瞭な性格の人物は、ハキハキしています。
社内の雰囲気が良くなります。
一方、もごもごした話し方をして、声の通りが悪い人物は1次面接で落としてしまいます。
コミュニケーション能力の低い人物を入社させるわけには、いきません。