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「辞去」はビジネスシーンでもよく用いられている言葉です。
取引先、お客様のお宅など、相手を訪問して帰るときに使います。
「辞去」とはどういう意味か、「辞去」するときにはどのようにすればいいのか、詳しく確認しておきましょう。
今回は、「辞去」の意味とビジネスでの使い方!辞去の挨拶やマナーとはについてご説明いたします!
目次
「辞去」の意味
「辞去」は「挨拶して立ち去ること」という意味です。
「じきょ」と読みます。
「辞」には「別れを告げる。いとまごいをする」という意味があります。
「去」は「去る」ということですね。
「辞去」は、ただその場を立ち去ると言うことではなく、別れの挨拶をしてから立ち去ると言うことを表します。
「辞去」のビジネスでの使い方
「辞去」は、挨拶をして立ち去るという意味です。
ビジネスシーンではもちろん挨拶などのマナーは大切ですね。
そこで、「辞去」という言葉もよく使われます。
「挨拶して帰る」などと言うよりも簡潔ですし、かたい印象なので仕事の場にも適切ですね。
取引先など、訪問先から立ち去るときに挨拶をして帰ることを「辞去」と言います。
- 「訪問先から辞去する」
- 「辞去の挨拶をする」
などと使います。
「辞去」の例文
- A社を辞去し、次の取引先へ向かった。
- 先生のお宅を辞去して外に出ると、もう夕暮れ時だった。
- 今日の訪問先からはできるだけ早く辞去しようと思っている。
- 用件は済んだのだが、相手が世間話を始めたので辞去のタイミングがつかめない。
「辞去」の挨拶やマナーとは
取引先に訪問して打ち合わせや商談などを行い、「辞去」する際にもマナーに気をつけて失礼のないようにしたいですね。
「辞去」の挨拶とは?
「辞去」の際には、訪問したお礼などを述べて挨拶をします。
なお、訪問した側が「辞去」を切り出すのが普通です。
訪問を受けた側が「そろそろ帰ってください」とは言い出しにくいですよね(笑)。
「予定の時間となりましたので」
「そろそろおいとまいたします」
訪問した側がこのように話を切り上げるようにしましょう。
あらかじめ予定の時間が決まっていると切り出しやすいですね。
なお、「おいとま」は、目上の人の元から去るときに使う言葉なので、「辞去」の際に使いやすい言葉です。
- 「おいとまいたします」
- 「そろそろ失礼いたします」
などとするとよいでしょう。
忘れずにお礼も述べて挨拶します。
「本日はお時間をいただきありがとうございました」
予定時間で切り上げる
アポイントの段階で「一時間ほど」など、時間を区切って申し込んでいる場合はその時間になったらすみやかに話を切り上げましょう。
どうしても延長したい場合は相手に確認を取って延ばしてもらうということになりますが、これも何時間も延ばすというわけにはいかないでしょう。
話がまとまらず延々と続きそうな場合は、別の日程に改めてアポを取るなどしましょう。
「そろそろお約束のお時間となってしまいましたので」
「予定の時間になりましたので」
このように切り出すとスムーズに「辞去」の意向を伝えられます。
打ち合わせ内容の確認
話を切り上げるときには、その日の話の内容を確認しましょう。
「それでは、本日の打ち合わせの成果についてですが、……ということでよろしいでしょうか」
今後の行動の確認
話の内容が確認できたら、その後それぞれがどうするのかなど、今後の行動についても確認しておくとよいでしょう。
「それでは、次回の打ち合わせまでに私が……いたしますので、○○様には……をお願いいたします」
辞去の挨拶
確認が済んだら、双方が立ち上がり訪問した側がお礼を述べます。
「本日はお時間をいただきありがとうございました。それでは失礼いたします」
見送りは「ここで失礼いたします」「お見送りはここまでで結構ですので」などと辞退するのがマナーです。
ただし、相手が「そう言わずに」などと言って外まで見送りに来てくれる場合もあります。
そうした場合はありがたく受け取っておきましょう。
「辞去」の類義語
「辞去」の類義語には次のようなものがあります。
- 暇乞い(別れの挨拶を告げること)
- お別れ(別離のあいさつ。暇乞い)
- 拝辞(辞退すること・暇乞いすることをへりくだって言う語)
- 辞別(別れの言葉を述べて去ること)
- 辞訣(別れの辞を述べること)
- 訣別(暇乞いをして別れること)
- 退去(立ち退くこと。立ち去ること)
「辞去」の対義語
「辞去」の対義語には次のようなものがあります。
- 参上(目上の人のところに行くこと)
- 訪問(人を訪ねること)
まとめ
「辞去」は「挨拶して立ち去ること」という意味です。
相手の家やオフィスなどを訪問して話や打ち合わせなどをし、それが終わったら帰ります。
そのときに、ただ「帰る」ということではなくて、別れの挨拶をして立ち去るということを表すことができる言葉です。
「辞去」の際には「お時間をいただきありがとうございました」など、訪問した側が感謝の気持ちをこめて挨拶をしましょう。
ビジネスでも何かと使う言葉なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!