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北海道の郷土料理の「ジンギスカン」は皆さん一度は聞いたことがあると思います。
今回は道民のソウルフードともいえるジンギスカンについて、名前の由来やその発祥の国まで詳しくご紹介いたします。
ジンギスカンにはなんの肉を使う?といった疑問にも触れていきますよ。
「ジンギスカン」とは
「ジンギスカン」とは北海道の代表的なソウルフードの1つで、たれに漬け込んだ羊肉を専用の鍋で焼いて食べる料理です。
真ん中が盛り上がった山のような形をしている専用の「ジンギスカン鍋」で焼きます。
盛り上がった部分で肉を焼き、その下で野菜を焼くことで上から旨味たっぷりの肉汁が落ちてきて野菜に味が染み込んでいくんですよ。
ジンギスカンは北海道遺産に地域遺産として指定されている郷土料理にもなっています。
「ジンギスカン」の名前の由来
ジンギスカンを漢字で表すと「成吉思汗」です。そしてモンゴル帝国創始者として知られている「チンギス・ハーン」も漢字で書くと「成吉思汗」なんです。
これはチンギス・ハーンが戦い、特に夜戦の最中の食事として羊の肉と野菜を食べていたことから同様の食材を使っているジンギスカンの名前の由来となったとされています。
また羊の肉を焼く中国料理「コンヤンロウ」に、チンギス・ハーンをイメージした名前をつけたものがジンギスカンであるという説もあるんですよ。
どちらの説が正しいにしろ、モンゴル帝国のチンギス・ハーンがジンギスカンの名前の由来となっているんですね。
「ジンギスカン」発祥はどこの国?
その名前の響きから「モンゴル発祥でしょ?」と思われることが多いのですが実はモンゴルの料理ではありません。
ジンギスカンは中国大陸で生まれた料理なんです。
かつて中国大陸に進出していた日本人がモンゴル民族の調理法や料理を参考にし、より日本人の口に合うように調理されたのが「ジンギスカン」なんですよ。
「ジンギスカン」には何の肉を使う?
ジンギスカンに使われる肉はマトン・ラムといった羊肉です。
生ラムジンギスカンは味のついていない冷蔵肉ですが、あらかじめタレに漬け込まれている「味付けジンギスカン」も主流の食材となっています。
またロール肉と呼ばれる冷凍状態の肉も売られているので、好みによって選ぶことが出来ます。
「ラム肉」と「マトン」について
ラム肉とマトン、どちらも羊肉には違いありません。
ではどう違うのかというと羊の成長状態によって呼び名が変わってくるんですよ。
生後2年から7年ほどの「成羊肉」をマトンと呼び、生後1年経っていない仔羊の肉を「ラム」と呼びます。
マトン肉は羊肉ならではの独特な臭みが強い傾向にあり、固めの食感となっていますがその分旨味と油が凝縮されています。
対してラム肉は柔らかく匂いもマトンに比べて抑え目となっています。
ラム肉の中でも生後3か月までの赤ちゃん羊の肉は「ミルクラム」と呼ばれ、母乳のみで育っているためとっても甘くミルキーな味わいを楽しめます。
ミルクラムは毎年5月から6月頃に出回りますがその数が少なく、北海道内でも高級食材として知られているんですよ。
まとめ
北海道に来たら一度は食べたいジンギスカン。
羊肉の臭みが苦手という人は一定数存在しますが、慣れてくるとその臭みが恋しくなってしまうんですよ。
ジンギスカンを食べなれている人ほど臭みの強いマトン肉を好む傾向にあります。
専用のジンギスカン鍋で食べるジンギスカンは美味しさも格別ですので、北海道にお越しの際はぜひ食べてみてくださいね。