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総理大臣や大統領など、国のトップや大臣が「電話会談」をすることがあります。
国際情勢が不安な時や、新型コロナウイルスのような感染症が流行した時、また大災害時、国際的な事件があった時などなど、国を超えて緊急に話し合いをする必要があるときにしばしば行われます。
新聞やニュースなどでも日米首脳が電話会談したとか、外務大臣が電話会談を行ったなどということを見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
この「電話会談」とは一体どのようなものなのでしょうか。
そもそもの「会談」という言葉の意味、似た言葉である「面談」や「会議」も合わせて調べてみました。
今回は、「会談・面談・会議」の違いや意味は?「電話会談」はどうやってするの?についてご説明いたします!
会談の意味と使い方
「会談」は「面会して話し合うこと。その話し合い」という意味です。
「かいだん」と読みます。
「談」は「話す」という意味の漢字です。
文字通り「会って」「話す」わけですね。
「会談」は会って話し合うことを指す言葉です。
特に、公的な場面での話し合いのことを言います。
【例文】
- 安倍首相がトランプ大統領と会談する。
- 米朝首脳会談が行われた。
面談の意味と使い方
「面談」は「直接会って話をすること」という意味です。
「めんだん」と読みます。
「面」は「お面」や立体の「面」という意味もありますが、「向き合う」「顔をあわせる」という意味もあります。
こちらも漢字の意味から「顔を合わせて」「話す」ということですね。
「面談」は直接顔を合わせて話し合うという意味になります。
【例文】
- 来客と面談する。
- 中学校で三者面談が行われる。
会議の意味と使い方
「会議」は「関係者が集まって議題について意見を出し相談すること」という意味です。
「かいぎ」と読みます。
「会」は「会談」の「会」と同じで、会う、集まるといった意味があります。
「議」は相談する、話し合うという意味の漢字です。
「会議」は関係者が集まって、相談して物事を決定することを指します。
【例文】
- 会議の前に資料をコピーしておく。
- 今日の編集会議では積極的に意見が出された。
「会談・面談・会議」の違いまとめ
「会談・面談・会議」はどれも人と人が話し合うという点では同じですが、意味の違いがありますので、確認しましょう。
- 「会談」は公的に、会って話し合うこと
- 「面談」は顔を合わせて話し合うこと
- 「会議」は関係者が集まって相談し、物事を決定すること
となります。
「会談」と「面談」はどちらも会って話し合うことです。
しかし、「会談」は公的な場、公的な人物の話し合いという意味ですので、一般人の話し合いには「会談」という言葉はまず使いません。
「会談」は「首脳会談」というように国のトップや、企業のトップ同士などの話し合いについて使います。
「面談」は広く、直接会って話をすることという意味で使いますので、社内で面談するとか、子供の学校で面談するという風に一般人に対しても使います。
一方「会議」は、人が集まって議論をし、決定をするということを指します。
ですので「会っての話し合い」という意味の他の二つとは違っていますね。
「会議」は何かを決定するための話し合いのことを指すわけです。
また「会議」では議長を決めて行うことが多いです。
電話会談はどうやってするの?
「会談」は会っての話し合いのことです。
では、「電話会談」とはどういうものなのでしょうか。
「電話」というぐらいですから、直接会うわけではありません。
直接会わないのに「会談」とはいかに、という気もしますが、「電話会談」は電話を使って行う会談のことで、国のトップ同士や外相同士など、国を代表するような人同士が行います。
「会談」という言葉を使わず「電話協議」などと言うこともあります。
もちろん、普通の家庭用電話機や自分のスマホで話すわけではなく、電話会談専用の電話を使います。
電話機の詳しい形状などは明らかにされていませんが、マイクやスピーカーが備えられたもので、お互いに通訳をつけてその場で訳しながらそれぞれに伝えるそうです。
例えば、日米首脳電話会談であれば、アメリカ大統領が英語で話す声がスピーカーから聞こえ、それを通訳が日本語に直して日本の総理大臣に伝えます。
日本の総理大臣が日本語で発言すると、向こうの通訳が英語に直してアメリカ大統領に伝えるのです。
総理大臣が英語を話せる場合でも、難しい言葉が使われたり、誤解してしまう可能性もありますので、かならず通訳を通すとのことです。
用件や時間などを決めて、その時間にこのような準備を整えて「会談」がなされるわけですね。
遠く離れた国にいて直接会うことが難しい場合でも、メールなどとは違ってお互いの声を聞いて直接話ができるのが「電話会談」の利点というわけです。
なお、「電話会談」はあくまでも電話で話すような音声での「会談」ということですが、カメラを使ってお互いの顔を見ながら行う「テレビ会談」もしばしば行われています。
いくつもの都道府県の知事が会談、G7が会談などというときなど、多人数では「電話会談」よりも「テレビ会談」が適していますよね。
一般の企業でも本社と支社で、テレワークの社員同士でなど、「テレビ会議」のシステムを利用して会議を行っているところも増えてきたようです。
必ずしも直接会わなくても、技術の進歩により音声や画像を用いてスムーズな話し合いができるようになってきているわけですね。
まとめ
「会談・面談・会議」はいずれもビジネスシーンやニュースで何かと見聞きする言葉ですよね。
どういうときにどの言葉を使うのが適切なのか、しっかり区別しておくと自信を持って発言できますね。
ニュースなども理解しやすくなるかと思います。
ぜひ参考にしてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!