「乖離」の意味と使い方!「解離」との違いは?【例文つき】

「乖離」という言葉をご存知ですか?

あまり普段から見聞きする言葉ではありませんね。

難しい言葉なので、読めない、書けないという人も多そうです。

会話の中で必ずしも使う必要はないかもしれませんが、書籍や論文、ビジネス系のニュース
などの中に出てくることもある言葉です。

ぜひ意味や使い方を確認しておきましょう。

また、よく似た言葉として「解離」があります。

こちらも合わせて、意味や二つの言葉の違いを確認しておきましょう。

今回は、「乖離」の意味と使い方!「解離」との違いは?【例文つき】についてご説明いたします!

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「乖離」の意味

「乖離」は「そむきはなれること。結びつきがはなれること」という意味です。

「かいり」と読みます。

「乖」という字は常用漢字ではないので教科書はもちろん新聞や雑誌でもあまり見かけることはないでしょう。

「そむく」「はなれる」「さからう」などの意味がある漢字です。

「離」は「はなれる」ですね。

文字通り「そむいて、はなれる」という意味になります。

もともと近い関係であるべきものが離れてしまうことを表します。

「乖離」の使い方

「乖離」は本来は密接に結びついているべきものが離れてしまうことを表します。

物と物が離れているというほかに、数値が食い違っている、人の心に隔たりがあるなどの状態についても用いられる言葉です。

「離れてしまっている」というニュアンスで、ネガティブな意味で使われることがほとんどです。

【例文】

  1. 国民の意思と今の政治は乖離している。
  2. 理想と現実が乖離している。
  3. 予想値と実際の数値との乖離により混乱をきたしている。

「解離」の意味

「乖離」とよく似た言葉に「解離」があります。

「解離」も「かいり」と読みます。

漢字のとおり「解けはなれること」「解き離すこと」という意味です。

この「解離」は化学や心理学の分野でも専門用語として使われます。

それぞれ「一つの分子が原子やイオンなどに分解すること」「意識や記憶、感情などの心的機能の統合性が失われた状態」という意味です。

いずれにしても「一つのものがばらばらに解けて離れる」という意味があることがわかりますね。

あまり日常的に使われる言葉ではなく、大抵は理系の学問の中や病名として見聞きするような言葉です。

【例文】

  1. 解離性障害(通常は統合されている自己同一性などが混乱し統合性が失われる障害)
  2. 解離した分子数と解離前の分子数の比を解離度という。
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「乖離」と「解離」の違いは?

「乖離」と「解離」は読み方も同じ「かいり」で、「離れる」という部分も同じですね。

ですが、この二つには意味の違いがあります。

「乖離」は「お互いにそむく」ことで、「解離」は「ばらばらになる」ことなんです。

「乖離」は元と反対方向に離れていくということで、元となるものとズレや距離が生じたりすることを表します。

「解離」はもともと一つであったりまとまっていたりしたものが、ばらばらに解けて離れるということを表します。

「解離」には特に「反対方向に」という意味はありません。

また、「解離」は化学や心理学に関する文脈の中で使われることが殆どで、日常生活やビジネスシーンで使われることはほとんどないでしょう。

「心がはなれる」「数値がはなれる」などの意味で使われるのは「乖離」の方です。

「乖離」の類語

ほかにも、「乖離」の類語には次のようなものがあります。

  • 隔絶(遠く隔たっていること)
  • 離隔(離れ隔たること)
  • 離反(属していたものから離れていくこと)
  • 分離(分け離すこと)
  • かけ離れる(遠く隔たる)
  • 大きく異なる
  • 大きなズレ
  • ギャップ(考えや意見などの隔たり)がある

まとめ

「乖離」は「そむく」ということでした。

国民と為政者、従業員と経営者などなど、人の心に関して使われることも多い言葉です。

また、「乖離」も「解離」も難しい言葉でしたね。

二つの違いを確認し、ぜひ機会があれば使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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