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「神吉日」の意味や由来とは?やるといいこと・やってはいけないことは?

「神吉日」の意味や由来とは?やるといいこと・やってはいけないことは?

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字面から見ても、何だかありがたい感じがする「神吉日」。

今回は「神吉日」の意味や由来を徹底解説いたします。

やるといいこと、やってはいけないこともご紹介しますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

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神吉日の意味

「神吉日」とは字の通り神様に関して良い日であり、「御神徳を授かることができる日」という意味がある吉日です。

「かみよしにち」「かみよしび」と読みます。

つまり、神様のご加護を受けられるありがたい日ということですね。

この日は、神事や祭礼、先祖供養などを行うと良い日とされています。

神吉日は、月の日数として14〜20日程度もあります。

数が多いため使いやすい吉日の一つだと言えるでしょう。

神吉日の由来は?

「神吉日」などのように、日本では日についての吉凶や運勢、色々な俗説的な事柄が古くから言い伝えられていました。

このような日によっての良し悪しや慣習について書かれたものを「暦注(れきちゅう)」と言います。

簡単に言いますと、文字通り「暦の注意書き」といったものですね。

日本に残る多くの暦注は、古くに中国から伝わったものが多く、またその由来も陰陽五行説や干支十干による占い的なものがほとんどの由来となっています。

しかし「神吉日」は日本のみ存在する暦注の一つであり、日による干支十干による組み合わせで日本独自で決められています。

干支十干を組み合わせると、干支は12、十干は10ですから、一周するのは60通り=60日となります。

その60通りの干支十干の組み合わせのうち、33通りが神吉日とされています。

ですから、60日のうちに神吉日は33日あり、ひと月のうち14〜20日程もあることになるのです。

ちなみに現代のグレゴリオ暦となる明治時代の改暦まで、この「神吉日」など暦注は、日常的で生活に沿った身近なものとして人々に使われていました。

明治時代に暦注が廃止になった理由としては「迷信じみたもの」とされてしまったからという一説があります。

明治は文明開花の時代ですから、時代背景的なものが関係しているのですね。

そんな昔の暦には「神吉日」は「神よし」と書かれていました。

現代でも日めくりカレンダーで見たことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんね。

暦注が書かれたカレンダーや手帳は今でも売っていますので、もし書店などに足を運んだ際はちょっとのぞいてみると面白いですよ。

神吉日にやるといいことは?

神吉日にやるといいことは、神様に関わること、そしてご先祖様を供養することがおすすめとされています。

ここで詳しく解説いたします。

神社にお参りに行く

神吉日は、神のご加護を受けることから、神社への参拝が大変良いとされています。

有名な神社に行っても良いですが、あまり気張らないでご自身のお住まいの地域の「氏神様」へお参りすることもおすすめです。

その土地をお守りしてくださる神様ですから、きっとご利益がありますよ。

神事・祭礼

神事や祭礼というと、神社におつとめの方がする事のように思いますが、本来の神事や祭礼とは実は案外身近なものであったりします。

特に農業漁業や土木・建築業に携わる方には関係が深いのです。

農業漁業関係では、豊作と大漁をお祈りするといったご家庭の神事があります。

また土木・建築関係では起工式(工事を始める際に行う式)や安全祈願祭(工事の安全を祈願するもの)などがありますね。

神吉日は本来は人々に身近なものとして出来たものであるため、商売繁盛を家にお祀りしている神様に祈願したり、近所の道祖神様やお地蔵様に普段の感謝の気持ちを込めてを拝むのも良いものなのです。

つまり神吉日は、生活に基づいた吉日なのですね。

あまり難しく考えず、家庭円満、商売繁盛などを身近な神様や仏様にお祈りする気持ちだけでも良いのです。

先祖供養

神吉日は、先祖供養をすることも大変良い日とされています。

お墓参りや仏壇の掃除はもちろんのこと、お花をお飾りしたりお線香をあげると良いでしょう。

いつも通りでも何も問題はありませんから、日々のご守護への感謝と先祖の冥福を祈りましょう。

神吉日にやってはいけないこと

神吉日は「不浄なこと」をしてはいけないとされています。

「不浄なこと」とは、お葬式やお金にまつわる悪いことと言った意味ではありません。

心が穢れるような悪いこと、良心のないこと、人の不幸を願うことなどを指します。

とは言っても、誰にでも「欲」や「妬ましい」と気持ちはありますから、もしかしたら不浄なことを考えてしまうことだってありますよね。

神吉日には一度自分の欲について向き合い考えてみる「精神のリセットデー」にするのもアリかもしれませんね。

まとめ

「神吉日」は「かみよしにち」「かみよしび」と読み、「御神徳を授かることができる日」とされています。

日本独自の吉日の一つで、ひと月に14〜20日程度の日数があり、身近で使いやすい縁起の良い日なのです。

神吉日には、神社にお参りに行ったり、先祖供養をすると大変良いとされています。

昔から「神吉日」は、ちょっとした吉日として日常に取り入れやすいことが魅力です。

日々の暮らしへの感謝の気持ちを大切に過ごしたいという昔の人の思いが、なんだか伝わってくるような気がしますね。

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