「看過」の意味と使い方!「看過できない」とは?【類義語・例文】

「これは看過できない問題だ」

いろいろな場面で、このような言い回しを聞くことはないでしょうか。

この「看過」という言葉、はっきりとした意味はわかりますか?

前後の文脈からなんとなく意味を判断しているという人も多いかもしれません。

ビジネスシーンやニュースなどでもしばしば見聞きする言葉ですので、この機会に意味や使い方を確認しておきましょう。

今回は、「看過」の意味と使い方!「看過できない」とは?【類義語・例文】についてご説明いたします!

【スポンサーリンク】

「看過」の意味

「看過」は「見のがすこと。見過ごすこと」という意味です。

「かんか」と読みます。

あることを目にしておりながら、そのまま放っておいて見過ごすことを表します。

「看」は「看護」の「看」ですが、「注意してよく見る」という意味の漢字です。

「過」はそのまま「過ぎる」という意味です。

「見る」と「過ぎる」で「見過ごす」となりますので、「看過」は文字通りの意味ということになりますね。

「看過」の使い方

「看過」はあることを見ていながらそのまま放っておくといいう意味でした。

「看過」自体は名詞ですが、「看過する」「看過した」などの動詞の形で使われることがほとんどです。

何かを見ていながら特に対策を取らず放っておくこと、または咎めずに大目に見ること、という意味で使われます。

また、「看過してはいけない」「看過できない」「看過すべきではない」など、否定形を伴う文において使われることが多い言葉です。

【例文】

  1. 業界全体のモラル低下は看過することのできない問題だ。
  2. 彼の報告書には多数の間違いがあり、看過するわけにはいかない。
  3. この費用が我々の税金から出ているということも看過すべきではない問題だ。
  4. この件はモラハラであり、看過されてはならない。

「看過できない」とは?

「看過」はよく「看過できない問題である」というような使い方をされます。

「看過」は「見過ごすこと」でしたね。

ですから、「看過できない」とは、「見過ごせない」という意味になります。

単に何もせずにいることができないというだけでなく、「大目に見ることができない」「見逃すことはできない」という非難するような意味合いになります。

つまり「許すわけにはいかない」「けしからんことだ」というような、「悪いことなので咎めたり止めたりせずにそのまま放置しておくことはできない、どうにか対策を取らねばならない」というニュアンスになるわけです。

【例文】

  1. それは看過できない問題だ。
  2. 彼のしたことは看過できない危険な行為だ。
  3. 不正行為は看過できない。
【スポンサーリンク】

「看過」の類義語

「看過」の類義語には次のようなものがあります。

  • 見て見ぬ振り(実際に見ても見なかったように振る舞うこと)
  • 知らんぷり(知っているのに知らないようなそぶりをすること)
  • 素知らぬ顔(知っているのに知らない振りをしている顔つき)
  • 見逃し(ある事態を見ていながら、何もしないこと)
  • 座視(黙って見ているだけで手出しをしないこと)
  • 放置(かまわずにそのままほうっておくこと)
  • 黙認(暗黙のうちに許可すること。知らぬふりをして見のがすこと)

漢字検定2級では、「看過」の類義語として「黙認」が挙げられていました。

何もしないで許しておくという意味ですから、非常に近い意味合いの言葉ですよね。

「看過」の対義語

「看過」の対義語には次のようなものがあります。

  • 摘発(悪事を見つけ出して社会的に公表すること)
  • 重視(大事なことだとして重く見ること)
  • 注目(注意して目をその方に向けること)

黙って見過ごしておけない、注目して公表せざるを得ないという感じですね。

まとめ

「看過」についてお分りいただけたでしょうか。

あまりこれまで自分では使ったことがなかったという人も多いかもしれません。

「看過」は何かを見過ごしたり見て見ぬ振りをしたりすることですから、できるだけ何かを「看過」することはないようにしたいものですよね。

ですが、世の中「看過できない問題」だらけです。

ぜひ「看過」という言葉の意味を正しく理解して、日々使っていってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

合わせて読みたい記事



この記事が役にたったらシェア!