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「慣例」の意味と使い方!「慣例に従う・慣例に倣う」とは?|例文

「慣例」の意味と使い方!「慣例に従う・慣例に倣う」とは?|例文

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「慣例」は、ビジネスシーンでも日常のいろいろな場面でもよく用いられている言葉です。

「慣例の○○」「慣例に従う」など、いろいろな使い方がありますが、具体的にどういうことを指しているのかというとわかりにくいかもしれませんね。

身近に使われている「慣例」の意味や使い方を、この機会に確認しましょう。

今回は、「慣例」の意味と使い方!「慣例に従う・慣例に倣う」とは?|例文についてご説明いたします!

「慣例」の意味

「慣例」は「それが普通となっている例。しきたり」という意味です。

「かんれい」と読みます。

「慣」という字は「繰り返し行ってよくなれる」「従来のことがそのまま行われる」といった意味です。

「例」には「たとえ」や「たぐい」のほか、「ならわし。しきたり」「いつも通りの」といった意味もあります。

「慣例」は、繰り返し行われて、それがいつも通りのやり方としてその方法や手順などが定着していることを表します。

合わせて読みたい▼
「慣行・慣習・慣例」の違いは?意味と使い方!【例文つき】>>

「慣例」の使い方

「慣例」は、「以前からずっとその方法で行われてきた」ということで、それが「いつものやり方」「標準的な方法」として定着している方法や手順のことを指して使います。

  • 慣例だ
  • 慣例に従う
  • 慣例に倣う
  • 慣例にのっとり
  • 慣例になる
  • 慣例により
  • 慣例化

といった使い方をします。

いずれも「それが以前からのやり方の通りである」ということや、「以前からのやり方の通りにする」ということを表して使います。

何度も行われてそれが習慣化している事柄ということで、神社などの祭礼から会社の行事、日常の習慣など、さまざまな場面で使う言葉です。

>>「恒例」の意味と使い方!「恒例行事」とは?「慣例」との違いも解説

「慣例に従う・慣例に倣う」とは?

「慣例に従う」
=「以前からのやり方の通りに行う」という意味です。

「かんれいにしたがう」と読みます。

「慣例」となっている方法や手順の通りに、それに従って物事を行うということですね。

「慣例に倣う」
=「以前からのやり方の通りにする」ということです。

「かんれいにならう」と読みます。

「倣う」は「すでにあるやり方をまねてその通りにする」という意味です。

「慣例に従う」や「慣例に倣う」は、「慣例」の通りに、つまりしきたり通りに行事や祭礼などを行う時によく用いられる言葉です。

他にも「慣例にのっとり」「慣例通り」など、「慣例」の通りに物事を行うという言い回しがいくつもあります。

>>「通例」の意味とビジネスでの使い方!「通例通り」とは?|例文つき

「慣例」の例文

  1. 慣例に従って会長の挨拶から例会が始まる。
  2. 何事も、新しくルールを決めるよりは慣例にならって行った方が無難だと思われる。
  3. 慣例の新入社員の自己紹介が行われた。
  4. 慣例により、取引先にあいさつの品を届けて回る。
  5. 毎月の朝礼で営業成績一位の社員を発表することが慣例化している。
  6. 男性社員はスーツにネクタイの服装が慣例だったが、近頃はネクタイ姿が減りつつある。

「慣例」の類義語

「慣例」の類義語には次のようなものがあります。

  • 習慣(長い間繰り返し行ううちに、そうするのがきまりのようになったこと)
  • 習わし(しなれて、または世に繰り返し行われて、しきたりとなったもの)
  • しきたり(昔からのならわし)
  • 風習(その土地や国に伝わる生活や行事などの習わし)
  • 慣行(以前からの習わしとして行われていること)
  • 通例(一般の習わし)
  • 定例(いつも通りのしきたり、決まり)
  • 恒例(いつも決まって行われること)
  • 慣習(ある社会で古くから受け継がれてきた生活上のならわし)
  • 決まり(一定していること。いつものこと)

「慣例」の対義語

「慣例」の対義語には次のようなものがあります。

  • 異例(いつもの例と違うこと。例のない珍しいこと)
  • 特例(特別な例。特にもうけた例外)

まとめ

「慣例」は「それが普通となっている例。しきたり」という意味です。

以前からそのやり方でずっと行われてきて、それが標準的な方法として定着しているような時に使います。

日常生活でも、ビジネスシーンでも「慣例」になっていることというのは多いものです。

ぜひ参考にして、使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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